潮汐

主として月と太陽の引力によって起きる海面の昇降現象
干満から転送)

[1]112[1]使
カナダのファンディ湾 (Bay of Fundy)。満潮時。 同地点での干潮時の写真。ファンディ湾の最奥部あたりは潮の干満差が世界最大であり、干満差が最大15メートルにもなる。この湾の潮汐を数十年ほど研究している研究者によると、湾の一番奥に海水が流れこむのにかかる時間がちょうど3時間あまりとなる大きさの湾のため、湾内で潮汐の共振現象が起きており、結果としてこの地点では潮汐が増幅され、世界一となっている、とのこと。
カナダのファンディ湾 (Bay of Fundy)。満潮時。
153
東京都港区台場の海。この日(2007年5月17日)は新月で、満潮時最高潮位は192センチメートル。18時19分撮影。 同日、同地点の干潮時。この日の干潮時最低潮位はマイナス18センチメートル。10時48分撮影。
20075171921819
181048





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主要な周期

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日の周期

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[2][2]

12122550111212111[3]12[3]


潮汐の周期[2]
解説
高潮(こうちょう) 潮汐により海面が最高に至った時点の状態。記号は「H.W.」。
落潮(らくちょう) 高潮から海面が下降して低潮に至るまでの期間。下げ潮ともいう。
低潮(ていちょう) 潮汐により海面が最低に至った時点の状態。記号は「L.W.」。
漲潮(ちょうちょう) 低潮から海面が上昇して高潮に至るまでの期間。上げ潮ともいう。

月の周期

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潮の満ち干の周期、並びに大きさの表記については、2011年現在いくつかの定義が併用されている。スポーツ新聞や釣り雑誌などに掲載される潮見表でもどの方式を採用しているかはまちまちのため、同じ日・同じ地点の潮がある新聞では「大潮」なのに別の新聞では「中潮」と表記されることも珍しくない。

旧暦方式

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1 - 2




黄経差を用いた方式

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使1使

MIRC

21沿018090270MIRC712536 - 72MIRC31 - 67

MIRC
潮名 黄経差
大潮 343 ~ 031度
中潮 031 ~ 067度
小潮 067 ~ 103度
長潮 103 ~ 115度
若潮 115 ~ 127度
中潮 127 ~ 163度
大潮 163 ~ 211度
中潮 211 ~ 247度
小潮 247 ~ 283度
長潮 283 ~ 295度
若潮 295 ~ 307度
中潮 307 ~ 343度

原因

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天体運動

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地球上の各場所は異なる重力を受ける(紺色)。地球から見ると、地球中心との差分が残る(オレンジ)。このような楕円形を潮汐バルジと呼ぶ。
 
月と地球の自転と公転の同期によって、潮汐バルジは月の真下から若干のずれが発生する。

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2[4]



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90[5]

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2339027001800.451001[10]

潮汐に関する研究の歴史

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遠心力

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4,600km


実際の潮汐

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海岸

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 - 


河口域

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生物との関係

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気象との関係

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地震との関係

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[16][17][18]1 [19][20]5%[21]

東北地方太平洋沖地震

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2011 M 6.7 50%[21]

19762011 Mw 5 調19762520002011311391145311311[18]

文化での扱い

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鹿[22]158216161548


実験水槽における潮汐

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工学や生物学(甲殻類など)などでは実験に潮の満ち干や水位変化を作り出すことができる実験水槽を用いる[23]

脚注

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注釈

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(一)^ 

出典

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(一)^ ab

(二)^ abcp.135

(三)^ abp.136

(四)^ abpp.17-18

(五)^ abpp.18-20

(六)^ p.20

(七)^ p.24

(八)^ p.40

(九)^ pp.32-33,40

(十)^ pp.23-24

(11)^ p.12

(12)^ pp.74-75

(13)^ p.23

(14)^ pp.58-60

(15)^ pp.66-67

(16)^ . www-solid.eps.s.u-tokyo.ac.jp. 202411

(17)^ ,    2002 1112 p.256-267, doi:10.5026/jgeography.111.2_256

(18)^ ab91201210 (PDF) 

(19)^  AFPBB News 2016913

(20)^   2016913

(21)^ ab  MSN/ 2012319/

(22)^ <>  2008ISBN 9784588214219 pp.173,285-288.

(23)^ <>便 : 21988325-27NAID 120005327054 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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