茨城女子短期大学
茨城県那珂市にある私立大学
茨城女子短期大学︵いばらきじょしたんきだいがく、英語: Ibaraki Women's Junior College[1]。︶は、茨城県那珂市東木倉960-2に本部を置く日本の私立大学。1909年創立、1967年大学設置。大学の略称は茨女︵
茨城女子短期大学 | |
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大学設置 | 1967年 |
創立 | 1909年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人大成学園 |
本部所在地 |
茨城県那珂市東木倉960-2 北緯36度25分24.73秒 東経140度28分24.49秒 / 北緯36.4235361度 東経140.4734694度座標: 北緯36度25分24.73秒 東経140度28分24.49秒 / 北緯36.4235361度 東経140.4734694度 |
学部 |
表現文化学科 保育科[注 1] |
研究科 | なし[注 2] |
ウェブサイト | http://www.taisei.ac.jp/jp/iwjc/ |
概観
編集大学全体
編集建学の精神(校訓・理念・学是)
編集- 建学の精神は「誠実・協和・勤勉」となっている。
教育および研究
編集
●表現文化学科と保育科が設置されている。
●表現文化学科では、従来の国語国文学の考察や創作を主軸に置くも、ダンスをはじめとした身体表現の実技や演劇・ミュージカル等の舞台鑑賞、図書館・博物館・美術館・歴史館・史料館等の生涯学習施設での鑑賞にも力を注ぎ、読む力、観る力、感じる力、伝える力を養っていくことで表現を受け取り、発信することを体系的に学んでいく。
●保育科では、系列の幼稚園や保育園における実習が取り入れられている。
学風および特色
編集- 「誠実・協和・勤勉」の下に、質実で穏やかな個性尊重の人間教育がモットーとされている。
沿革
編集
●1907年
●裁縫塾が開設される。
●1909年
●大成裁縫女学校に改称。
●1919年
●水戸市大成女学校に改称。
●1929年
●大成高等女学校を併設。
●1944年
●第二次世界大戦の傷病者を看護するための看護婦を補うために看護婦養成所として指定される。
●1948年
●学制改革により大成女子高等学校・中学校を設置する。
●1952年
●3月14日 学校法人が成立する[4]。
●1967年
●3月25日 左記を以て文部省[注5]より短期大学の設置が認可される[5]。
●4月1日 茨城女子短期大学が以下の学科体制にて開学する[注6]。
●文科
●国文専攻 入学定員20名[注釈1]
●英文専攻 入学定員20名[注釈1]
●保育科 入学定員40名[注釈1]
●5月1日 学生数[9]/定員
●文科22[注釈2]/40
●保育科43[注釈2]/40
●1968年
●厚生省より保母養成学校の指定を受ける。
●1969年
●4月1日 保育科の入学定員を40→50に増員[10]。
●1970年
●文科に司書課程設置。
●5月1日 学生数[11]/定員
●文科 151[注釈2]/80
●保育科55[注釈2]/100
●1977年
●4月1日 以下、学科の入学定員増あり[注7]。
●文科
●国文専攻 20→50
●英文専攻 20→30
●保育科 50→100
●5月1日 学生数[15]/定員
●文科 179[注釈2]/120
●保育科 248[注釈2]/150
●1981年
●4月1日 学科の入学定員増を以下の通り行う[16]
●文科国文専攻 50→70
●保育科 100→130
●5月1日 学生数[17]/定員
●文科 206[注釈2]/180
●保育科 275[注釈2]/230
●1984年
●文科に秘書課程設置。
●1988年
●4月1日 学科名を以下の通り変更する[18]。
●文科→文学科
●国文専攻→国語国文学専攻
●英文専攻→英語英文学専攻
●5月1日 学生数[19]/定員
●文科 329[注釈2]/200
●保育科 263[注釈2]/260
●1990年
●4月1日 専攻科の設置が認められ、以下の課程を設ける[注8]。
●福祉専攻 入学定員20名
●同 学科の入学定員変更を以下の通り行う[注9]。
●文科英文専攻 30→60
●保育科 130→100
●1990年
●5月1日 学生数[25]/定員
●文科 263[注釈2]/230
●保育科 237[注釈2]/230
●1992年
●スクールバス運行開始。
●5月1日 学生数[注10]/定員
●文科 326[注釈2]/260
●保育科 222[注釈2]/200
●1999年
●5月1日 学生数[28]/定員
●文科 116[注釈2]/260
●保育科 265[注釈2]/200
●2001年
●4月1日 以下の学科・専攻については、この年度で学生募集を最終とする[注11]。
●2002年
●4月1日 この年度より文学科国語国文学専攻を国文科に改組される[注12]。
●2007年
●4月1日 国文科の入学定員を70→50に減員[30]。
●2009年
●4月1日 専攻科福祉専攻を介護福祉専攻科に名称変更する[31]。
●2010年
●4月1日 学科の入学定員減を以下の通り行う[32]。
●国文科 50→40
●保育科 100→80
●2011年
●4月1日 国文科がことばの芸術学科に名称変更される[33]。
●2012年
●3月31日 左記をもって以下の課程を正式に廃止とする。
●介護福祉専攻科
●2015年
●4月1日 ことばの芸術学科が表現文化学科に名称変更される[34]。
●2017年
●4月1日 保育科の入学定員を80→100に増員[35]。
●2020年
●4月1日 表現文化学科の入学定員を40→30に減員[36]。
基礎データ
編集所在地
編集- 茨城県那珂市東木倉960-2
交通アクセス
編集
●JR水郡線後台駅下車。徒歩17分。
●茨城交通
●JR常磐線水戸駅北口7番のりばから、25系統那珂高校行、26系統茨大前営業所行、茨城女子短大前バス停留所下車︵所要時間約20分︶
●JR常磐線水戸駅北口7番のりばから61系統大宮営業所行、木の倉停留所下車︵所要時間約20分︶。徒歩約15分。
●茨大前営業所から、26系統水戸駅行、茨城女子短大前バス停留所下車︵所要時間約10分︶
●学生専用スクールバス
●JR常磐線勝田駅西口から本学まで︵所要時間約18分︶
●自動車
●常磐自動車道 那珂インターチェンジから3.5km。
●常磐自動車道 水戸北スマートインターチェンジから6.4km。
象徴
編集
●茨城女子短期大学のカレッジマークはナデシコをイメージしている。これは、本短大の学生が美しく気品ある女性となることを願う意味合いが込められている[37]。
●大学歌は能村潔が作詞、高木東六が作曲している。
教育および研究
編集組織
編集学科
編集学科の変遷
編集- 文科
- 国語国文学専攻→国文科→ことばの芸術学科→表現文化学科
- 英語英文学専攻 入学定員60名[注 13]
- 保育科
専攻科
編集- 介護福祉専攻科 入学定員20名[注 14]。
別科
編集- なし
取得資格について
編集
●保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が保育科卒業の前提とされている。
●司書資格が表現文化学科に設置されている[注15]。
●専攻科介護福祉専攻では介護福祉士資格が取得できた。
●かつては教職課程として中学校教諭二種免許状も設けられていた[注16] 。
●国語‥国文科の前身である文科国語国文学専攻にて設置されていた。
●英語‥かつての文科英語英文学専攻にて設置されていた。
●司書教諭‥文科の両専攻にて設置されていた[41]。
研究
編集学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集学園祭
編集- 茨城女子短期大学の学園祭は「撫子祭」と呼ばれ毎年10月下旬に開催されている。
大学関係者と組織
編集プロジェクト:大学/人物一覧記事についての編集方針(ガイドライン)「記載する人物」により、単独記事のない人物(赤リンクまたはリンクなし)は掲載禁止となっています。記事のある人物のみ追加してください。(2022年1月) |
大学関係者一覧
編集施設
編集キャンパス
編集- 視聴覚室
- ピアノレッスン室
- ML教室
- コンピュータ演習室
- ダンススタジオ
- 図書館:93,000冊所蔵
- なでしこホール
- 体育館ほか
寮
編集- 茨城女子短期大学の寮は「なでしこ寮」と呼ばれている。
対外関係
編集系列校
編集社会との関わり
編集卒業後の進路について
編集就職について
編集
●表現文化学科︵旧国文科、文科国文専攻・英文専攻、ことばの芸術学科を含めて︶では、一般企業への就職者が多い傾向にある。また司書課程、メディカル秘書課程があるため、司書、医療事務としての就職を選択する学生もいる。保育科では、保育所への専門職が最も多く、それについで幼稚園教員が多いものとなっている。
編入学・進学実績
編集注釈
編集注釈グループ
編集補足
編集
(一)^ ほか学科も参照のこと。
(二)^ ほか専攻科も参照のこと。
(三)^ 1学科2専攻含む
(四)^ 当初は、1学科2専攻体制の予定だったが、[2]、学科の追加ありて1学科2専攻体制含む2学科体制となる[3]。
(五)^ 現在の文部科学省。
(六)^ 出典[6][7]
(七)^ 出典[12]。昨年度の資料[13]及び本年度のそれ[14]も其々参照のこと。
(八)^ 出典[20][21]
(九)^ 出典[22]。昨年度の資料[23]及び本年度のそれ[24]も其々参照のこと。
(十)^ 出典[26]。うち1回生 279[27]
(11)^ 平成14年度より学生募集停止[29]。
(12)^ 入学定員を旧来の文科の130から70に減員[29]。
(13)^ 最終募集となった2001年における体制[38][39]。
(14)^ 出典[40]。保育士資格取得者を対象とした、県内唯一の介護福祉士養成コースであった。一年間で介護福祉士の資格が取得できるため、真剣に介護福祉士を目指す学生が集まっていた。また、保育士資格取得者を対象としているため専門性の高いカリキュラムが組まれていた。
(15)^ ちなみに、過去には旧国文科、国文科の前身である旧・文学科国語国文学専攻およびかつてあった文学科英語英文学専攻に設置されていた[38]。
(16)^ 出典[20]。概ね1999年度入学生まで[41]。
出典
編集
(一)^ abcd文部科学省高等教育局大学振興課'2022.
(二)^ 大学資料 (22)より。
(三)^ 大学資料 (23)より。
(四)^ 学校法人名簿 昭和42年度より。
(五)^ 日本大学大鑑 1977年版より。
(六)^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
(七)^ 学習研究社'1966, p. 254.
(八)^ 短期大学教育 (22)より。
(九)^ 文部省'67, p. 29.
(十)^ 短期大学一覧 昭和44年度 (短期大学資料)より。
(11)^ 文部省'70, p. 32.
(12)^ 文部省大学局技術教育課'1977.
(13)^ 短期大学教育 (34)より。
(14)^ 短期大学教育 (35)より。
(15)^ 文部省'77, p. 38-39.
(16)^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
(17)^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
(18)^ 文教協会'1988.
(19)^ 文部省'88, p. 54.
(20)^ ab茨城女子短期大学'1991.
(21)^ 文教協会'1990, p. 専攻科.
(22)^ 文教協会'1990.
(23)^ 短期大学教育 (46)より。
(24)^ 短期大学教育 (47)より。
(25)^ 文部省'90, p. 55.
(26)^ 文部省'92, p. 57.
(27)^ 旺文社'1992.9, p. 186.
(28)^ 文部省'99, p. 61.
(29)^ ab文教協会'2002.
(30)^ 文教協会'2007.
(31)^ 文教協会'2009.
(32)^ 文教協会'2010.
(33)^ 文教協会'2011, p. 39.
(34)^ 文教協会'2015.
(35)^ 地域科学研究会'2017.
(36)^ 地域科学研究会'2020.
(37)^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 49.
(38)^ ab旺文社'2000.05, p. 194.
(39)^ 文教協会'2001.
(40)^ 文教協会'2011, p. 223.
(41)^ ab旺文社インタラクティブ'1998-09, p. 114.
(42)^ 茨城女子短期大学紀要 より。
(43)^ 茨女国文 ことばの芸術より。
(44)^ 小松原曉子研究より。
(45)^ 磯﨑滿﹁那珂湊の反射炉︵水戸反射炉︶と那珂湊野外劇④﹂﹃商工会議所報ひたちなか﹄第182号、ひたちなか商工会議所、2019年6月10日、6頁。
(46)^ はるか (2018年8月13日). “野外劇﹁湊村反射炉物語﹂〜本番編〜”. 秋桜BLOG. 茨城女子短期大学. 2021年5月10日閲覧。
参考文献
編集全国学校総覧
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●文部省調査局統計課﹃全国学校総覧 昭和43年版﹄東京教育研究所。
●文部省﹃全国学校総覧 昭和46年版﹄東京教育研究所。
●文部省﹃全国学校総覧 昭和53年版﹄東京教育研究所。
●文部省﹃全国学校総覧 昭和64年版﹄原書房。
●文部省﹃全国学校総覧 1991年版﹄原書房。
●文部省﹃全国学校総覧 1993年版﹄原書房。
●文部省﹃全国学校総覧 2000年版﹄原書房。
全国短期大学高等専門学校一覧
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●文部省﹃短期大学一覧 昭和52年度 (短期大学資料)﹄文部省大学局技術教育課。
●文部省﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 1988年度﹄文教協会。
●文部省﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成2年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成13年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成14年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成19年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成21年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成22年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成23年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成27年度﹄文教協会。
全国短期大学一覧
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●文部科学省﹃全国短期大学一覧 平成29年度﹄地域科学研究会 高等教育情報センター。
●文部科学省﹃全国短期大学一覧 令和2年度﹄地域科学研究会高等教育情報センター。
●文部科学省﹃全国短期大学一覧 令和4年度﹄文部科学省高等教育局大学振興課。
日本の私立短期大学
編集- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
学研
編集- 『高3コース 7(10)』学習研究社 。
蛍雪時代
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●旺文社編集﹃全国短大&専修・各種学校受験年鑑'93年(短大蛍雪 1992年9月臨時増刊号)﹄旺文社。
●旺文社編集﹃全国短大&専修・各種学校受験年鑑 1999 平成11年入試受験用﹄旺文社インタラクティブ。
●旺文社編集﹃短大・学科内容案内号 2001 2001年受験用﹄旺文社。
短期大学入学案内冊子
編集- 茨城女子短期大学『茨城女子短期大学 1992』茨城女子短期大学 。