長谷川時雨

日本の劇作家(1879-1941)

  1879︿12101 - 1941︿16822 
長谷川 時雨
(はせがわ しぐれ)
(1928年 - 1929年)
『女人芸術』発刊の頃
誕生 長谷川 ヤス
1879年10月1日
東京府日本橋区(現:東京都中央区
死没 (1941-08-22) 1941年8月22日(61歳没)
東京府東京市四谷区(現:東京都新宿区
墓地 總持寺
職業 作家、婦人運動推進者
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1901年 - 1941年
ジャンル 戯曲・小説
代表作 『江島生島』(戯曲)
『旧聞日本橋』(小説)
『評釋一葉小説全集』(評論)
デビュー作 『うづみ火』
パートナー 三上於菟吉
親族 長谷川春子(妹)
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生涯

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生い立ち

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13

5121417

189730183[1]1901稿使

190432

作家活動

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19053819121稿25[2]191282

退[3]1911

191651919121921

女人藝術

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長谷川らが1928年に創刊した『女人藝術
 
田村俊子(左)、長谷川時雨(右)

1923122

19283193248

19334西 /稿

19361119371019382193960

19405[4] 19411118222460011103

作品

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長谷川時雨文学碑(横浜市鶴見区總持寺)

主な劇作

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z1 1

19051/ 1908

1908/z5

1911z5

1912z5

1913

1913z5

1913

1913z5

1913

1915

『旧聞日本橋』

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家族から「アンポンタン」と呼ばれていた幼少時の、生家周辺の様子や、そこに住む人々、血縁の人々についての、素朴ながら丹念な観察眼による回想録。1929年4月から1932年5月にかけて「日本橋」と題されて連載された。1935年2月に岡倉書房から『旧聞日本橋』に題を改めて、三上於菟吉の序文を付して1000部限定で単行本化された。1971年に青蛙房から、『季刊日本橋』1935年7月号掲載の「大門通り界隈」、『改造』1935年5月号「鉄くそぶとり」、『東陽』1936年8-9月号「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」、『新女苑』1941年11月-1942年1月号「渡りきらぬ橋」が追加されて復刊された。1983年に岩波文庫刊(「渡りきらぬ橋」を除く)。江戸から文明開化の時代へ移り変わる中で、苦闘する市井の人々の心情が、つぶさに描かれている。大伝馬町にあった大丸呉服店の店員の不自由さや、芸妓たちへの視線は、女性解放雑誌の主宰者らしさも現れている。

主な著作

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 11911125

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1918/91986)

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1919/ 282000

1929/ 131999ISBN 9784897148540

 13193041

1935/2000ISBN 9784003110317

1935/ 1-202000ISBN 9784843301098

1936鹿20z3 / 62007ISBN 9784877333812

 1937z2

1938

1939

1939

1941?



1942

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廿 821965

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 861969

 241972

 1985ISBN 9784003110324 & ISBN 9784003110331



1z5西1929/ 141999ISBN 9784897148557

51941 - 1942 /1993
1

2

3

4 

5

[5]
  • 尾形明子編:『長谷川時雨』、日本図書センター 作家の自伝26(1995年)ISBN 9784820593966(『薄ずみいろ』『おふうちゃん』『石のをんな』『東京開港(抄)』『渡り切らぬ橋』)
  • 日本近代文学館編:『文学者の日記8 長谷川時雨 & 深尾須磨子』、博文館新社 日本近代文学館資料叢書(1999年)ISBN 9784891779788
  • 尾形明子監修:『情熱の女』復刻、2000.11年ゆまに書房 近代女性作家精選集028(2000年)ISBN 9784843301906
  • 長谷川啓監修:『時代の娘』復刻、ゆまに書房 戦時下の女性文学7(2002年)ISBN 9784843305430
  • 尾形明子編:『長谷川時雨作品集』、藤原書店(2009)ISBN 9784894347175

父・長谷川渓石

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184213 - 191877307[6]

210退12[6][7]使[8][9][10][11]

24150502014使1876

参考図書

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脚注

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  1. ^ 『かまいし千夜一夜 : 企業城下町物語』 p.120-121 岩手東海新聞社、1984年
  2. ^ 早稲田大学図書館編:『シバヰ』、雄松堂出版 マイクロフィッシュ版 精選近代文芸雑誌集103(2002年)
  3. ^ 杉本苑子編『新編近代美人伝』岩波書店
  4. ^ 女流文壇の大御所死去『大阪毎日新聞』(昭和16年8月23日夕刊)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p668 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  5. ^ 国会図書館 資料の検索 NDL-OPAC(蔵書検索・申込み)
  6. ^ a b 長谷川深造君『在野名士鑑. 巻の2』 山田倬 (秋村) , 武部竹雨 (弁次郎) 編 (竹香館, 1893)
  7. ^ 2006 年春季特別展「地獄物語の世界―江戸時代の法と刑罰―」図録ガイド コラム(4)《「四千両」と田村成義》名古屋大学附属図書館、2006年4月
  8. ^ 『旧聞日本橋』
  9. ^ 「東京市参事会員の収賄事件」時事新報 明治34年1月22日『新聞集成明治編年史. 第十一卷』
  10. ^ 渡りきらぬ橋長谷川時雨
  11. ^ 東京市財政の紊乱(四)月島新佃島借地人の横暴東京毎日新聞 1912.10.2-1912.10.6 (大正1)

関連項目

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外部リンク

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