飯野坂古墳群(いいのざかこふんぐん)は、宮城県名取市飯野坂山居に所在する大型前方後方墳が群集する特異な古墳群である。

1978年昭和53年)3月16日、国の史跡に指定される[1]

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概要

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30m51197550197651

45

3894.3 1405246.93897.3 1405249.3

規模・形状・構成

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現在の史跡指定区域内には、5基の前方後方墳と2基の方墳がある[2]。史跡指定区域の南側には、かつて山囲古墳と唐戸塚古墳があった[2]

史跡区域内

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5西[2]

4西[2]

40m38943.4 1405239.1

60m38940.7 1405242.1

60m38936.2 1405250.5

65m38933.5 1405258.5

3[2]

史跡区域外

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当史跡には指定されていないが、宮山古墳の南側に隣接して唐戸塚古墳(からとづか)、および、薬師堂古墳の南側に山囲古墳(やまがこい)[3]があった[2]

副葬品・埋葬施設

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1949年(昭和24年)、山囲古墳が発掘調査され、主体部は横穴式石室で、頭椎大刀(かぶつちたち)が出土している。薬師堂古墳の西くびれ部から壺形埴輪が出土している。

脚注

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  1. ^ 飯野坂古墳群 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  2. ^ a b c d e f 飯野坂古墳群の位置図 (PDF) (名取市)
  3. ^ 進藤 35ページ。薬師堂西山副古墳とも呼ばれる。

参考文献

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  • 進藤秋輝 著「飯野坂古墳群」、文化庁文化財保護部史跡研究会監修 編『図説 日本の史跡 第2巻 原始2』同朋舎出版、1991年。ISBN 978-4-8104-0925-3 

関連項目

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外部リンク

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