高野切

『古今和歌集』の現存する最古の写本


高野切 第1巻 巻頭 五島美術館蔵

概要

編集

1501120

17

60

筆者と書風

編集

882 - 946111

3便203

33

第一種

編集
 
高野切 第20巻部分

31012-1050綿1131681910119211283214144146491551626694069412MOA94179418201069110020[1]

第二種

編集
 
高野切 第2巻断簡部分

1023-10743

第三種

編集
 
高野切 第19巻部分

?-10993

復元の試み

編集

1993年から、筑波大学大学院の森岡隆教授の主導の下で、断簡の臨書および写本などからの推定により、高野切を成立当初の姿に復元する作業が始まった。この復元は、芸術学系・書コースの学生・卒業生・修了生計19名により、18年後の2011年になって全巻(完本の巻八、二十のみ複写で、江戸時代に手が加わっていた巻五は当初の姿に復元)完成し、同年2月に同大学で一般公開された[2]。巻紙の全長は約100メートルに達した。

ただし復元完成後、新たな断簡や模写が発見されており、森岡は「今後はこれらについても修正しなければならない」と述べている。

資料

編集

以下の3冊は、残されていた完本および断簡を直接撮影したものである。二玄社から1993年に刊行された。

脚注

編集
  1. ^ 『国華』第1333号「特輯 石橋コレクション 古美術篇」、2006年11月20日、p.23。
  2. ^ 「高野切本古今和歌集」を復元 筑波大生ら 18年かけ18巻2011年2月7日)、2011年3月6日閲覧、asahi.com

外部リンク

編集