DTS (サウンドシステム)

DTS:Xから転送)

DTS使 DTS, Inc.Digital Theater SystemsDTSdts
現在のDTSのロゴ

沿革

編集

LDDVDBDUHDBDPlayStation 234Xbox OnePC

DTS

DTS199351999113

1995768SDDS

DTS社の沿革

編集

MCA1990

1996LDCDDTS

2000PlayStation 2DVDDTS

2005DTS

2007DTSDTS DIGITAL CINEMA

2008DTS DIGITAL CINEMADATASATDTS-HD

2012SRS Labs14,800[1][2]

2015DTSDTSXGDC TechnologyCarmike CinemasDTS[3][4]

2016XperiTessera85,000DTSXperi[5]

2016Xperi

技術概要

編集

DVDDTSPCMDTS48kHz246Coherent Acoustics

PCM 5.1ch48kHz/246.912MbpsDTS 5.1ch48kHz/241/4.51.5Mbps1536kbpsDVD768kbps1/9

DTSBDDTSDTS

BDDTSDTSBDDVDCD

5.1CDCDDTSDTS-CDDTSCD-ROM使

DVD-Videoの再生における注意点

編集

DVD-VideoDTSDVDAVDVDPCDTSDVD-VideoPCMDTS[6]

主な技術・製品

編集

基本規格

編集

DTS

AVDTS5.1ch48kHz/24使BDDTSBD#

DTS-ESDTS 96/24DTS-HDDTS-HDDTSDTS-HD7.1chDTS5.1chAV

拡張規格

編集

DTS-ES

5.1ch6.1chAVDTS-ES Discrete 6.13ch2ch3chDTS-ES Matrix 6.1DTSDTS-ESDTS 5.1chEXDTS-ES199911

DTS 96/24

96kHz/24DTSDVD48kHz/24

DTS-HDDTS-HD Master Audio

3Blu-ray DiscHD DVD204837.1ch192kHz/24DTSDTSTrueHD24.5Mbps

DTS-HDDTS-HD High Resolution Audio

BDHD DVDDTS-HD Master AudioBD96kHz/247.1ch[7]6Mbps[8]

DTS Express(DTS-HD LBR)

BD-JBD-LiveBDDTS Express

DTS:X

DTS-HDDTS-HD5.1ch7.1ch7.1.4chDTSXDTS-HD7.1chDTS5.1chAuro-3D2ch~7.1ch使DTS:X

DTS:X2015Monk Comes Down the Mountain

DTS:X Pro

編集

DTS:Xの性能上限を開放し、DTS:Xでは7.4.1chまでしか設置できなかった仕様を、外周・外周内周間の前面・内周・ハイト・サブウーファースピーカーの順に14.3.8.5.2chに拡張したもの。音声フォーマットはDTS:Xのものを流用できる。[9]

PC関連サラウンド技術

編集
DTS Premium Suite
DTS-HD Master AudioやDTS Surround SensationといったDTSの主要技術をまとめ、PC向けの音声再生技術として提供されるソリューション。PCユーザーにAV機器のクオリティに近い高品位なエンタテイメント体験を提供することを目的に開発された。BDソフトに収録されている最大7.1chのマルチチャンネルソースからMP3ファイルやCDなどの2chソースまでPCで使用するあらゆるコンテンツの再生に対応。これらのソースをPC内蔵のステレオスピーカーやヘッドホンで自然な3次元サラウンドを楽しめるほか、外部のオーディオ機器に接続してマルチチャンネル再生することもできる。クラス最高のデコーダーで、DTSで収録されたコンテンツを全てデコード可能な「DTS HD Master Audio」、PCで出力したオーディオ信号をホームシアターシステムで再生可能にする「DTS Connect」、PCにおいて汎用の2chスピーカーやヘッドホンなどのステレオシステムで3次元サラウンドを再現する「DTS Surround Sensation UltraPC」、視聴コンテンツや入力ソースの違いによって生じる音量レベルのばらつきを自動的に補正・最適化する「DTS Symmetry」、PCの物理的制限に関係なく音声出力を最大限に高めることができる「DTS Boost」という5つの主要技術で構成されている。
DTS Connect
DTS Connectは、「DTS Interactive」と「Neo:PC」の2つの技術で構成されている。DTS InteractiveはPCの音声をDTSフォーマットにエンコードし、光デジタル(S/PDIF)で出力するもの。ストリーム出力のビットレートは1.5Mbps。なお、出力されるDTS音声はDVDなどで採用されている従来のDTSフォーマットと同様のため、DTSデコードに対応した既存のAVアンプなどでデコードできる。Neo:PCは、AVアンプなどで広く採用されている「Neo:6」をベースとしたもので、MP3/WMA、音楽CDなど、PCの2ch音声を7.1chサラウンドに変換する。出力はアナログ7.1chとなるため、Neo:PCを利用するためには、Neo:PCをサポートしたサウンドカードやマザーボードなどの機器がPCに搭載されている必要がある。
DTS Surround Sensation
DTS Surround Sensation は、2chのスピーカー、もしくはヘッドホンで高品位な3次元サラウンドを実現する技術。スピーカー再生向けの「DTS Surround Sensation Speaker」とヘッドホン再生向けの「DTS Surround Sensation Headphone」の2種類に分類される。
DTS Surround Sensation には、以下の技術が含まれている。
  • ボイス・クラリフィケーション・テクノロジー(Voice Clarification Technology):信号の明瞭度を高め、ブルーレイディスクや標準的DVDに含まれる台詞の声の音質を向上させる。
  • バス・エンハンスメント・テクノロジー(Bass Enhancement Technology):調波を動的に増強することで基本周波数のトーンを復元して聞こえるようにし、サブ・ウーファーというハードウエアの追加でコストを掛けなくとも低音域の性能を向上させる。
  • サウンドステージ・エクスパンジョン・テクノロジー(Soundstage Expansion Technology):音場を広げ、センター・チャンネルをファントム生成し、音の明瞭度と鮮明さを高める。
DTS Sound Unbound

マトリックスデコード再生技術

編集

DTS Stereo

SRLeftRightCenterRear4ch使VHS

DTS Neo6

DTS Neo6DTS Connnect5.1ch6.1ch7.1chAVII

DTS NeoX

DTS NeoX2.0ch5.1ch7.1ch11.1chIIzDTS Neo:X11.1ch2ch2ch

DTS NeuralX

DTS:X2ch5.1ch,7.1ch

バーチャル技術

編集
DTS Headphone:X
専用にエンコードされたコンテンツと、任意の2chヘッドフォンで最大11.1chのマルチサラウンドを実現する技術。ミキシング時に反射や遅延、スピーカーの距離関係等をマッピングし、DTS Headphone Xの専用エンジンに適用する。ブルーレイの映像ソフトにも採用されており、この場合はプレーヤー・レコーダー・アンプで信号をPCMに変換し、アンプやテレビのヘッドホン端子で楽しむことができる。
DTS Virtual:X
DTS独自のオーディオ処理技術を使用し、ハイトスピーカー(又は天井スピーカー)を接続しなくても、上方からの音声を含めた広々とした3Dサウンドを創出する事が可能。 フロントスピーカー(2ch)の接続や、5.1ch・7.1chの接続など、どのようなスピーカーレイアウトでも選択することが可能。AVアンプ、バータイプのスピーカー、テレビなどに搭載されている。

記録用音声技術

編集
DTS 5.1 Producer
5.1chサラウンドを比較的容易に記録できるフォーマット。サイバーリンクから発売している動画編集ソフトウェア「PowerDirector」に採用されている。

モバイル技術

編集
DTS Envelo
携帯電話やデジタルオーディオプレーヤー、ポータブルDVDプレーヤーといったポータブル機器への搭載を目的に開発された3次元サラウンド技術。
汎用の2chスピーカーやヘッドホンで高品位な3次元サラウンドを再現ができる技術としては既に幾つかのコンシューマー製品に搭載されている「DTS Surround Sensation」があるが、本技術の場合、搭載される製品にも優れたDSP性能が求められることから製品自体もよりハイクラスなものに限られてくる。一方「DTS Envelo」では、「DTS Surround Sensation」の開発資産を応用しながらも、アルゴリズムから新規に開発したことでより軽い演算負荷での動作を実現。普及価格帯のオーディオ機器への搭載が可能となった。
Play-Fi

dts:xが導入された劇場

編集
国内

dts:xが導入されたスタジオ

編集
  • CAPCOM bit MASTER studio(ドルビーアトモス、Auro 11.1と併存)

dts:xが導入された配信サービス

編集

dts:xが採用された作品

編集
洋画
邦画
洋画インターネット配信
邦画インターネット配信

脚注

編集

関連項目

編集

外部リンク

編集

  ウィキメディア・コモンズには、DTS (サウンドシステム)に関するメディアがあります。