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== 生薬 == |
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胆石は'''牛黄'''︵ごおう︶という生薬で、漢方薬の薬材とされ、高価で取引される。解熱、強心などの作用がある。
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胆石は'''牛黄'''︵ごおう︶という生薬で、漢方薬の薬材とされ、高価で取引される。解熱、強心などの作用がある。
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== 慣用句 == |
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*牛にひかれて善光寺参り |
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*牛のよだれ |
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*牛の歩み |
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*牛の角が蜂が刺す |
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*牛の喉から出たよう |
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*牛は牛づれ(馬は馬づれ) |
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*暗がりから牛 |
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==関連項目== |
==関連項目== |
2005年8月11日 (木) 08:57時点における版
ウシ | ||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||
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Bos taurus | ||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||
ウシ︵牛、英 Cattle︶は、哺乳綱ウシ目︵偶蹄目︶ウシ科ウシ亜科の動物。野生のオーロックス︵絶滅︶をもとにして、新石器時代に西アジアで家畜化されたと考えられる。
広義の﹁ウシ﹂は、ウシ亜科︵反芻亜目︶ Bovinae に属するすべての動物、すなわち、アフリカスイギュウ属、アジアスイギュウ属、ウシ属、バイソン属などの動物の総称であるが、狭義には特に家畜種のウシ Bos taurus を指す。その中間に、家畜牛と、バンテンなどの野生牛を含むウシ属 Bos の総称としての用法がある。
以下ではこのうち、家畜ウシについて解説する。ウシと比較的近縁の動物としては、同じウシ亜目︵反芻亜目︶にキリン類やシカ類、また、同じウシ科の仲間としてはヤギ類、レイヨウ類などがある。
呼称
ウシのオスを雄牛︵おうし、牡牛とも、ブル、bull︶、メスを雌牛︵めうし、牝牛とも、cow︶という。英語ではさらに、去勢牛を区別して ox︵複数形 oxen︶という。日本の東北地方ではウシをべこと呼ぶ。生態・形態上の特徴
ウシは4つの胃をもち、一度飲み込んだ食べ物を胃から口中に戻して再び噛む﹁反芻︵はんすう︶﹂をする反芻動物の1つである。鼻には、個体ごとに異なる鼻紋があり、個体の識別に利用される。家畜としてのウシ
家畜であるウシは、食用では肉牛として牛肉や牛脂を、乳牛として牛乳を採るために飼養され、また役牛として農耕︵耕牛︶や運搬︵牛車︶などのための動力としても利用されてきた。牛皮は﹁牛革﹂としてかばんや各種ケース、ジャンパー・ベルト・靴など衣類・装身具等の材料にされ、牛糞は肥料や地方によっては重要な燃料として利用される。 ●農耕を助ける貴重な労働力であるウシを殺して神への犠牲とし、そこから転じてウシそのものを神聖な生き物として敬うことは、古代より非常に広い地域と時代にわたって行われた信仰である。現在の例として、インドの特にヒンズー教徒の間で、ウシが神聖な生き物として敬われ、食用にされることがないことは、よく知られている。 ●スペイン・ポルトガルといった国においては、闘牛として人︵闘牛士︶との闘いの興業を行っている。 ●日本を含めた東洋の一部の国々においては、牛同士の闘いを闘牛として興業を行っている。 ●アメリカ合衆国においては、暴牛の背に乗る競技︵ロデオ︶も存在する。ウシのおもな品種
欧州由来の品種
●アバディーン・アンガス種︵無角牛、スコットランド原産、肉牛︶ ●エアシャー種︵スコットランド原産、乳牛︶ ●ジャージー種︵イギリス領ジャージー島原産、乳牛︶ ●シャロレー種︵フランス原産、肉牛︶ ●ショートホーン種︵スコットランド原産、肉牛︶ ●シンメンタール種︵スイス原産、乳肉兼用︶ ●ブラウンスイス種︵スイス主産、乳肉兼用︶ ●ヘレフォード種︵イングランド原産、肉牛︶ ●ホルスタイン種︵ドイツ原産、乳牛、黒と白の模様で日本でもよく知られている︶ ●マレーグレー種︵オーストラリア原産、肉牛︶アジア由来の品種
●黄牛︵中国・東南アジア産、役牛︶ ●朝鮮牛(韓牛)︵朝鮮原産、役牛・肉牛︶ ●ブラーマン種 ●ヒンドゥー種 ●カンペンセン種日本在来牛
●口之島牛 (鹿児島県口之島に棲息、野生化牛) ●見島牛︵山口県見島産、天然記念物︶ ●見蘭牛︵見島牛の雄とホルスタインの雌の交配 (F1)︶ ●和牛 (改良和種:外国種との交配︶ ●褐毛和種︵あかげわしゅ、熊本県・高知県主産、食肉用︶ ●黒毛和種︵農耕用・食肉用︶ ●無角和種︵山口県産、食肉用︶ ●日本短角種︵東北地方・北海道主産、食肉用︶ウシの仲間
●スイギュウ︵水牛︶‥ウシ亜科アフリカスイギュウ属・アジアスイギュウ属。 ●ヌー ●ヤク ●瘤牛 ●バイソン・バッファロー︵野牛︶生薬
胆石は牛黄︵ごおう︶という生薬で、漢方薬の薬材とされ、高価で取引される。解熱、強心などの作用がある。慣用句
- 牛にひかれて善光寺参り
- 牛のよだれ
- 牛の歩み
- 牛の角が蜂が刺す
- 牛の喉から出たよう
- 牛は牛づれ(馬は馬づれ)
- 暗がりから牛