キンクロハジロ
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?キンクロハジロ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Aythya fuligula | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
キンクロハジロ | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Tufted Duck |
キンクロハジロ︵金黒羽白、学名‥Aythya fuligula、英名‥Tufted Duck︶は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/Aythya_fuligula_03.jpg/250px-Aythya_fuligula_03.jpg)
キンクロハジロ メス
越冬時には湖や沼、池、広い川などで大型の群れをなすことが多い。市街地の公園にも渡来する。海ガモ類に分類されるが、海に出ることは少ない。
潜水して貝類、甲殻類、水生昆虫などの動物質のものを主に採餌するが、水草などの植物質の餌も食べている。都会の公園では人が給餌するパンなどに集まる姿も見られる。しばしば夜間に採餌する。
繁殖地では、水辺近くの草原の地上に、草の葉や茎を使って営巣する。産卵数は6-12個である。
形態
全長40cm前後で日本で見られるカモの中では小型の部類。スズガモと似ているがスズガモには冠羽がないので区別できる。 名前のとおり目が黄色く、後頭部にある冠羽が特徴である。くちばしは灰青色で、オスの体は黒で側面腹部が白、メスは全体に褐色で側面腹部の色がやや薄い。分布
ユーラシア大陸の亜寒帯で広く繁殖し、まれに北アメリカに現れることがある。冬季には、南西ヨーロッパ・アジア中南部に渡り越冬する。 日本では、全国の広い河川、湖沼、池に冬鳥として訪れる。ホシハジロやスズガモと共に大群を作ることも多い。美唄市の宮島沼、東京都心の皇居のお堀や上野不忍池には多数飛来し、近くで観察することができる。北海道では少数が繁殖している。生態
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/Aythya_fuligula_03.jpg/250px-Aythya_fuligula_03.jpg)
Sibley分類体系上の位置
シブリー・アールキスト鳥類分類 |
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カモ下目 Anserides カモ亜科 Anatinae カモ族 Anatini |
Status
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))
ギャラリー
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後頭部にある冠羽がオスの特徴
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こちらも後頭部にある冠羽が綺麗に跳ねている。
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オナガガモとの対比。カルガモよりも小型のオナガガモより更にひと回り小型のカモである。
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胸の上まで黒く、腹部は白いことがわかる。キンクロハジロで検索すると水上で腹を見せている画像もあり、腹部はシッポの辺りまで白い。
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眼は黄色く眼の上の部分が出っ張っているため、眼に影が落ち、常に目つきが悪いように見えてしまうが、丸く見開いた状態であることが分かる。