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'''サッカー'''(soccer)は、11人対11人でひとつの球形のボールを使い、敵チームのゴールにボールを入れるために競う団体[[球技]]である。手︵腕︶を除く体の全部分を使ってボールを扱うことができる。また、ゴールキーパーのみは、自陣ペナルティエリア内で手を使ってプレーできる。[[イングランド]]をはじめ、[[フットボール]](football)と言えばサッカーのことを指す国も多い。日本では'''蹴球'''︵しゅうきゅう︶ともい |
'''サッカー'''(soccer)は、11人対11人でひとつの球形のボールを使い、敵チームのゴールにボールを入れるために競う団体[[球技]]である。手︵腕︶を除く体の全部分を使ってボールを扱うことができる。また、ゴールキーパーのみは、自陣ペナルティエリア内で手を使ってプレーできる。[[イングランド]]をはじめ、[[フットボール]](football)と言えばサッカーのことを指す国も多い。日本では'''蹴球'''︵しゅうきゅう︶とも呼ばれるが、これは日本国内に古来から行われてきた[[蹴鞠]]を連想して名づけられたといわれる。
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この競技は一般的に男性のものと見られていたが、実際には女性による競技も古くからごくわずかながらも行われており、20世紀初頭には女性による試合も少しずつ見られるようになった。しかし様々な(しかも根拠の薄い)理由付けにより[[女子サッカー]]は不当な扱いを受け続け、試合のみならず練習会場すらままならない状況が続いた。その後、1970年代ごろから女性に対する競技機会の解放が行われると、アメリカや北欧を中心に女子サッカーは発展。[[FIFA女子ワールドカップ大会]]の開催や[[アトランタオリンピック]]から正式種目に採用となるなど、少しずつ市民権を得てきている。
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== サッカーの現状 == |
== サッカーの現状 == |
2004年12月24日 (金) 11:20時点における版
サッカー(soccer)は、11人対11人でひとつの球形のボールを使い、敵チームのゴールにボールを入れるために競う団体球技である。手︵腕︶を除く体の全部分を使ってボールを扱うことができる。また、ゴールキーパーのみは、自陣ペナルティエリア内で手を使ってプレーできる。イングランドをはじめ、フットボール(football)と言えばサッカーのことを指す国も多い。日本では蹴球︵しゅうきゅう︶とも呼ばれるが、これは日本国内に古来から行われてきた蹴鞠を連想して名づけられたといわれる。
この競技は一般的に男性のものと見られていたが、実際には女性による競技も古くからごくわずかながらも行われており、20世紀初頭には女性による試合も少しずつ見られるようになった。しかし様々な(しかも根拠の薄い)理由付けにより女子サッカーは不当な扱いを受け続け、試合のみならず練習会場すらままならない状況が続いた。その後、1970年代ごろから女性に対する競技機会の解放が行われると、アメリカや北欧を中心に女子サッカーは発展。FIFA女子ワールドカップ大会の開催やアトランタオリンピックから正式種目に採用となるなど、少しずつ市民権を得てきている。
サッカーの現状
ボール以外に特に重要な道具を必要とせず、ルールも単純なため、中南米やヨーロッパを中心に世界中のあらゆる地域でプレーされている。そのため、純粋な数は計りかねるが、選手人口および国際的な人気は最も高いといえる。FIFAワールドカップは世界最大のスポーツイベントとして、参加国・地域数、スタジアムやテレビでの観戦者数などで、オリンピックを凌駕する。サッカーの歴史
元々はイギリスの農村で流行っていたスポーツで、村同士で1つのボールを互いの村まで運んでいくものだった、とするのが定説。サッカーもラグビーも同じフットボールという名前があることから起源は同じと考えられており、当時はルール無用︵手を使おうが足を使おうが何でも有り︶だったので負傷者もたくさん出た。それを産業革命時にオックスフォード大学やケンブリッジ大学の学生たちがフットボールのルールブックを世界で初めて作り、現在のスポーツとして出来上がった。創生期に行われたフットボール︵ルール等詳細不明︶の試合の中である選手がボールを持ったまま突き進んでゴールしたと言うエピソードがあり、ラグビーも生まれることになったという説もある。サッカーという名前は、Association Footballを縮めた形からきており、1880年代頃から使われているといわれている。15世紀イタリアでもサッカーとラグビーのあいのこの様なスポーツが存在した。イタリア人はサッカーやフットボールでは無くカルチョ︵calcio, 蹴ること︶と呼び、フランス人と同じく自らが発祥の地だと信じて疑っていない様である。ルール
試合時間
●一般男子 前後半45分の計90分。 ●年齢、性別により変更できる。 ●途中の選手交代や反則による中断時間を審判が独自に計測し、その分の余剰時間︵ロスタイム︶を付ける。 ●時間内に決着がつかなければ次のように取り扱われる。 (一)引き分け : 各国リーグではそのまま引き分けにする場合が多い。 (二)延長戦 : トーナメント戦で次のラウンドに進むチームを決める場合に行われる事が多い。 (三)PK戦 : 延長戦でも勝者が決しない場合に行われる。出場人数
●ゴールキーパーを入れて11人。 ●交代は3人まで。 ●親善試合などでは6人までの範囲で交代枠を増やすことができる。フィールド
●大きさ : 縦105m×横68m︵国際大会︶ ●ライン : 12cm以下 ●ゴールの大きさ : 7.32×2.44m︵内側寸法︶、柱12cm程度 ●コーナーフラッグ : 高さ1.5m以上 ●センターサークル : ゲームの開始時 ︵キックオフ︶ 、また、得点が入ったとき、ここの中心 ︵センターマーク︶ からプレイが始められる。相手側の選手がこのエリアにいるときは、キックオフすることができない。 ●タッチライン : フィールドの側方に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手の相手方のチームにスローインが与えられる。 ●ゴールライン : ゴール後方に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手が攻撃側の場合はゴールキック、守備側の場合はコーナーキックになる。 ●ペナルティエリア : このエリア内では、守備側のゴールキーパーがボールを手で扱える。また、守備側が直接フリーキックにあたる反則をした場合には、攻撃側にペナルティキック (PK) が与えられる。用具
●ボール ●大きさ : 外周は68cm以上70cm以下 ●重さ : 410g以上450g以下 ●空気圧 : 0.6~1.1気圧 ●シャツ ●パンツ ●ストッキング ●スパイク ●脛当て︵シンガード︶ ●グローブ︵キーパー用︶ルールに関する用語
●イエローカード : 警告 ●レッドカード : 退場 ●フリーキック : 反則を犯したチームヘの罰として相手チームによって試合を再開させるキック。 ●コーナーキック : ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が守備側だった場合、フィールドの角を示すコーナーポストの位置から相手に邪魔されない形でキックすることができる。この時、直接ゴールを狙っても良い。 ●オフサイド : 相手側ゴールラインより前に相手側の選手が2人以下の時に、その選手の前でボールを受けること。または、ボールに関与する動きをすること。用語
ポジション
大きく分けて次の4つのポジションがある︵細かい分類はリンクへ︶。
●ゴールキーパー (GK) : ゴールを守る選手。唯一ペナルティエリア内で手でボールを扱うことができる。
●ディフェンダー (DF) : 主に後方で守備を行う選手。DFの攻撃参加をオーバーラップという。
●ミッドフィールダー (MF) : 主に中盤で守備と攻撃とをつなぐ選手。
●フォワード (FW) : 主に前線で攻撃を行う選手。