ダービーマッチ
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ダービーマッチ︵英語: Derby match︶は、主にイギリスが発祥とされるフットボール︵サッカー︶などの球技のスポーツで広く使われている、ある共通の条件を持つクラブチーム同士の試合を指す言葉である。
概要[編集]
基本的にダービーマッチは、まず都市単位や州単位による地理的な要因によって発生し、その上に様々な特性が加わりながら次第に両者の間に敵対心が芽生え始め、ダービーマッチへと発展する。その主な特性としては、社会階級や所得格差などによる社会的な特性や、宗派・民族間の対立などによる政治的な特性、クラブチーム同士が持つ過去の禍根などによる歴史的な特性が挙げられるが、そのリーグによってダービーマッチそのものの性質は若干異なっている。 例えば、発祥の地とされるイングランドではあくまでも同一の都市や州の範囲内においてダービーマッチは終始しているが、イタリアでは歴史的な都市間の対立を背景に、まったく行政区画が異なる都市同士であってもダービーマッチが成立している事が少なくない。また、スペインでは民族問題といった歴史的な対立を背景とした一戦で重要視する傾向が多く見られ、貧富の差が激しいブラジルやアルゼンチンでは所得格差による社会的な対立によるダービーマッチが多い。ちなみに、ソビエト連邦などの共産主義圏の国や地域では、政府系のクラブチームと民衆系のクラブチームによる政治的な特性の強いダービーマッチがかつては多く見られたが、国家の独立や民主化といった時代の変化で、現在では単なるサポーターとクラブチームによる儀式と化している事が多い。「フーリガン」および「サッカー・フーリガニズム」も参照
表記[編集]
英語圏ではダービーマッチ︵Derby match︶や単にダービー︵Derby︶と表記するが、スペイン語圏およびポルトガル語圏ではデルビ︵Derbi︶、イタリア語圏およびフランス語圏ではデルビー︵Derby︶などと表記される。ただし、言葉が指している意味は同じである。
また、長期的に行われているダービーマッチ︵伝統の一戦︶の事をクラシックダービー︵Classic derby︶と英語圏では表記するが、スペイン語圏ではエル・クラシコ︵El Clásico︶、フランス語圏ではル・クラスィク︵Le Classique︶、ポルトガル語圏ではオ・クラシコ︵O Clássico︶、ドイツ語圏ではデア・クラシカー︵Der Klassiker︶、オランダ語圏ではデ・クラシケル︵De Klassieker︶と表記し、それぞれ定冠詞がつく場合は自国リーグの伝統の一戦として特定のカードを指す。
ヨーロッパ︵UEFA︶では多くの国にエターナルダービー︵Eternal derby︶という名のダービーマッチが存在する。
定義[編集]
●ダービーマッチは主に以下の2つに大別される。 ローカルダービー︵Local derby︶ 同一の行政区画の範囲内や、地理的に近隣関係のある異なった行政区画に本拠地︵ホームタウン︶を置いているクラブチーム同士の試合の事を指し、その地名や地域名を頭に付けて﹁○○ダービー﹂という。なお、ナショナルチーム同士でも用いられる場合がある。また、これらの中にはその国や地域の政治的な背景を色濃く抱えている試合も少なくない。 ナショナルダービー︵National derby︶ 行政区画に関係なく、実力や人気の面でそのリーグを代表するクラブチーム同士が対戦する試合を指す。ただし、この﹁ナショナルダービー﹂という用語は日本でのみ使われる和製英語である[1]。語源[編集]
●﹁ダービーマッチ﹂の語源については幾つかの説が存在するが、ここではそれらの中でも特に有力に考えられている説を紹介する。 ﹁地名﹂説 イングランド中部、イースト・ミッドランズ地方のダービーシャー州にある都市のダービーでは毎年﹁聖ペテロ教会﹂と﹁オールセインツ教会﹂の2つの教会区に分かれ、町内を二分して行われるフットボール︵現在のサッカーとは異なる︶の試合があった。そのため、現在のように町、あるいは該当する地域を二分して激しい試合が行われることを﹁○○ダービー﹂と呼ぶようになった。ローカルダービー[編集]
クラブチーム[編集]
ヨーロッパ (UEFA)[編集]
南米 (CONMEBOL)[編集]
北中米カリブ海 (CONCACAF)[編集]
ダービー名 | 対戦クラブ | |
---|---|---|
アメリカ合衆国 | エル・トラフィコ | ロサンゼルス・ギャラクシー、ロサンゼルスFC |
カリフォルニアクラシコ | ロサンゼルス・ギャラクシー、サンノゼ・アースクエイクス | |
ニューヨークダービー (ハドソンリバー・ダービー) |
ニューヨーク・シティFC、ニューヨーク・レッドブルズ | |
テキサスダービー (コパ・テジャス) |
FCダラス、ヒューストン・ダイナモ 、オースティンFC | |
アトランティックダービー (アトランティック・カップ) |
D.C. ユナイテッド、ニューヨーク・レッドブルズ | |
オハイオダービー | コロンバス・クルー、FCシンシナティ | |
フロリダダービー | オーランド・シティSC、インテル・マイアミCF | |
アメリカ合衆国 カナダ |
カスケードダービー (カスケーディア・カップ) |
シアトル・サウンダーズFC、ポートランド・ティンバーズ、バンクーバー・ホワイトキャップス |
カナダ | カナディアンクラシック (401ダービー) |
トロントFC、モントリオール・インパクト |
905ダービー | フォージFC、ヨーク9FC | |
メキシコ | メキシコシティダービー[2][32] | クルブ・アメリカ、クルブ・ウニベルシダ・ナシオナル、クルス・アスル |
クラシコ・タパティオ | CDグアダラハラ、CFアトラス | |
モンテレイダービー[2] (クラシコ・レヒオモンターノ) |
CFモンテレイ、UANLティグレス |
アジア (AFC)[編集]
アフリカ (CAF)[編集]
ダービー名 | 対戦クラブ | |
---|---|---|
アルジェリア | アルジェダービー | USMアルジェ、MCアルジェ |
オランダービー | MCオラン、ASMオラン | |
チュニジア | チュニスダービー | エスペランス・スポルティーブ・ドゥ・チュニス、クラブ・アフリカーン |
モロッコ | カサブランカダービー[2] | ウィダード・カサブランカ、ラジャ・カサブランカ |
カメルーン | ヤウンデダービー | キャノン・ヤウンデ、トネール・ヤウンデ |
コートジボワール | アビジャンダービー | ASECミモザ、アフリカ・スポール |
タンザニア | ダルエスサラームダービー | ヤング・アフリカンズSC、シンバSC |
ジンバブエ | ハラレダービー | ダイナモズFC、CAPSユナイテッドFC |
ブラワヨダービー | ハイランダーズFC、ジンバブエ・セインツFC | |
南アフリカ | ソウェトダービー[2] | カイザー・チーフスFC、オーランド・パイレーツFC |
ケープタウンダービー | アヤックス・ケープタウンFC、サントスFC | |
ツワネダービー | マメロディ・サンダウンズFC、スーパースポート・ユナイテッドFC | |
ダーバンダービー | アマ・ズールーFC、ゴールデン・アローズFC |
オセアニア (OFC)[編集]
ダービー名 | 対戦クラブ | |
---|---|---|
ニュージーランド | オークランドダービー | オークランド・シティFC、ワイタケレ・ユナイテッド |
ナショナルダービー[編集]
クラブチーム[編集]
ヨーロッパ (UEFA)[編集]
※ミラノダービーやビッグロンドン・ダービー、マンチェスター・ダービー、は両者とも世界中で人気のあるクラブであり、ローカル・ダービーであるとともにナショナル・ダービーとしての面も合わせ持つ。
国 | ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|---|
イングランド | ノースウェスト・ダービー[2] | マンチェスター・ユナイテッドFC、リヴァプールFC |
スペイン | エル・クラシコ[2] | レアル・マドリード、FCバルセロナ |
ポルトガル | オ・クラシコ[2][34] | FCポルト、SLベンフィカ |
イタリア | イタリアダービー[2][35] | ユヴェントスFC、インテルナツィオナーレ・ミラノ |
フランス | ル・クラスィク[2] | パリ・サンジェルマンFC、オリンピック・マルセイユ |
オランダ | デ・クラシケル[2][36] | アヤックス・アムステルダム、フェイエノールト、PSVアイントホーフェン |
ドイツ | デア・クラシカー[2][37] | ボルシア・ドルトムント、FCバイエルン・ミュンヘン |
デンマーク | ニューファーム[2][38] | ブレンビーIF、FCコペンハーゲン |
ウクライナ | ウクライナダービー[2] | FCディナモ・キエフ、FCシャフタール・ドネツク |
ギリシャ | ギリシャダービー[2] | オリンピアコスFC、パナシナイコスFC |
セルビア | ヴェチティ・デルビ | レッドスター・ベオグラード、パルチザン・ベオグラード |
クロアチア | ヴィエチュニ・デルビ | NKディナモ・ザグレブ、HNKハイドゥク・スプリト |
スロベニア | ヴェチュニ・デルビ | NKマリボル、NKオリンピア・リュブリャナ |
北マケドニア | ヴェチュノ・デルビ | FKバルダール、FKペリステル |
ボスニア・ヘルツェゴビナ | ヴィエチティ・デルビ | FKジェリェズニチャル・サラエヴォ、FKサラエヴォ |
モンテネグロ | ヴェチティ・デルビ | FKスティエスカ・ニクシッチ、FKブドゥチノスト・ポドゴリツァ |
アルバニア | アルバニア・ダービー | KFティラナ、FKヴラズニア・シュコダル |
スロバキア | スロバキア・ダービー | ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ、FCスパルタク・トルナヴァ |
イスラエル | イスラエル・ダービー | マッカビ・テルアビブFC、マッカビ・ハイファFC |
リトアニア | リトアニア・ダービー | FBKカウナス、FKエクラナス・パネヴェジース |
ジョージア | ジョージアダービー | FCディナモ・トビリシ、トルペド・クタイシ |
アゼルバイジャン | アゼルバイジャンダービー | ネフチ・バクー、FKハザル・レンコラン |
南米 (CONMEBOL)[編集]
国 | ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|---|
アルゼンチン | ブエノスアイレスダービー[2] (スーペルクラシコ) |
ボカ・ジュニアーズ、CAリーベル・プレート |
ウルグアイ | モンテビデオダービー[2] (スーペルクラシコ) |
CAペニャロール、クルブ・ナシオナル・デ・フットボール |
パラグアイ | パラグアイダービー (スーペルクラシコ) |
オリンピア・アスンシオン、セロ・ポルテーニョ |
チリ | チリダービー[2] (スーペルクラシコ) |
CSDコロコロ、クルブ・ウニベルシダ・デ・チレ |
ベネズエラ | ベネズエラダービー (クラシコナシオナル) |
カラカスFC、デポルティーボ・タチラFC |
ペルー | ペルーダービー[2][2] (エル・クラシコ・ペルアーノ) |
アリアンサ・リマ、ウニベルシタリオ・デポルテス、スポルティング・クリスタル |
北中米カリブ海 (CONCACAF)[編集]
国 | ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|---|
メキシコ | メキシコダービー (スーペルクラシコ) |
クルブ・アメリカ、CDグアダラハラ |
エルサルバドル | エルサルバドルダービー (クラシコナシオナル) |
クルブ・デポルティーボFAS、クルブ・デポルティーボ・アギラ |
コスタリカ | コスタリカダービー (クラシコナシオナル) |
デポルティーボ・サプリサ、LDアラフエレンセ |
パナマ | パナマダービー (スーペルクラシコナシオナル) |
タウロFC、クルブ・デポルティーボ・プラサ・アマドル |
ホンジュラス | ホンジュラスダービー (クラシコナシオナル) |
CDオリンピア、CDマラトン |
アジア (AFC)[編集]
国 | ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|---|
韓国 | ナショナルダービー[2] | FCソウル、水原三星ブルーウィングス |
東海岸ダービー[2] | 蔚山現代FC、浦項スティーラース | |
中国 | ナショナルダービー | 北京中赫国安足球倶楽部、上海申花足球倶楽部 |
インドネシア | クラシックダービー | ペルシヤ・ジャカルタ、ペルシブ・マンドゥン |
ウズベキスタン | ウズベク・エル・クラシコ | FCパフタコール・タシュケント、ネフチ・フェルガナ |
バングラデシュ | バングラデシュダービー | アバハニ・リミテッド・ダッカ、モハメダンSC |
イラン | イランダービー | ペルセポリスFC、フーラッド・モバラケ・セパハンFC |
クウェート | クウェートダービー | アル・アラビ・クウェート、アル・カーディシーヤ・クウェート |
サウジアラビア | スーパーダービー | アル・ヒラル、アル・イテハド |
バーレーン | バーレーンダービー | アル・ムハッラク・クラブ、アル・アハリ・マナーマ |
アフリカ (CAF)[編集]
国 | ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|---|
エジプト | エジプトダービー | アル・アハリ、アル・ザマレク |
ガーナ | ガーナダービー[2] | アクラ・ハーツ・オブ・オーク、アサンテ・コトコSC |
ジンバブエ | ジンバブエダービー | ダイナモズFC、ハイランダーズFC |
ナショナルチーム[編集]
ダービー名 | 対戦国 | |
---|---|---|
ヨーロッパ | イベリアダービー | スペイン、ポルトガル[39] |
ドーバー海峡ダービー | フランス、イングランド | |
低地国ダービー[40] | オランダ、ベルギー | |
イギリスダービー[41] | イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド | |
因縁の対決 | フランス、イタリア(参照)[42] ドイツ、セルビア(ユーゴスラビア)[43] オランダ、チェコ[44] デンマーク、スウェーデン(参照) セルビア、クロアチア[45] | |
伝統の一戦 | ドイツ、イングランド ドイツ、イタリア ドイツ、オランダ フランス、スペイン フランス、ベルギー | |
北中米 | 北中米ダービー(参照) | アメリカ、メキシコ |
中米ダービー | エルサルバドル、ホンジュラス[46] | |
南米 | リオ・デ・ラ・プラタダービー | アルゼンチン、ウルグアイ |
南米ダービー | アルゼンチン、ブラジル | |
アジア | コリアダービー (南北対決)[47] |
韓国、北朝鮮 |
日韓戦[48] | 日本、韓国 | |
日中戦[49] | 日本、中国 | |
日朝戦 | 日本、北朝鮮[50] | |
日豪戦 | 日本、オーストラリア[51] | |
中韓戦(参照) | 中国、韓国 | |
イラン・イラクダービー[52] | イラン、イラク | |
インド・パキスタンダービー[53] | インド、パキスタン | |
アフリカ | アフリカダービー | ナイジェリア、カメルーン |
マグリブダービー | チュニジア、モロッコ | |
その他 | - | アルゼンチン、イングランド[54] |
- | アメリカ、イラン[55] | |
- | アメリカ、イラク[56] | |
ジブラルタル海峡ダービー | スペイン、モロッコ | |
- | ブラジル、スウェーデン[43] | |
- | ドイツ、アルゼンチン[57] |
脚注[編集]
(一)^ ベン・メイブリー (2012年9月25日). “ベン・メイブリーの英国談義‥﹁ナショナルダービー﹂?”. Goal.com. 2012年11月24日閲覧。
(二)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaeafagahaiajakalamanaoapaqarasatauavawaxayazbabbbcbdbebfbgbhbibjbkblbmbn“Classic Rivalries”. FIFA.com. 2012年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月17日閲覧。
(三)^ バーミンガムが、ロンドンに次いでイングランド第2の人口を抱える都市であることから、﹁セカンド・シティ・ダービー﹂ (Second City derby) の異名がある。
(四)^ ロンドンの中でも地域的に近く、労働者階級のサポーターの多いウェストハムとミルウォールのダービーは、荒れることが多く、フーリガンが大暴れすることでも有名。
(五)^ ロンドンに在籍するクラブチームの中で、人気が高く実力が均衡したチーム同士の対決。激しいながらもクリーンな、好ゲームになるケースが多い。
(六)^ ウェールズのリーグには参加しておらず、イングランドのリーグに越境参加しているクラブで、イングランドの最上位リーグでプレイしたウェールズのクラブはカーディフ・シティと、そのライバルのスウォンジ・シティの2クラブのみ。
(七)^ スコットランド北東部の海岸沿いに位置する都市のクラブ同士の対戦。圧倒的な強さを誇るオールドファームの2チーム以外で、過去30年で最も成功しているチーム同士の対決であることから、ニューファームと呼ばれるようになった。
(八)^ ﹁リンフィールド 対 グレントラン﹂の試合はベルファストBIG2ダービーと呼ばれる。﹁クリフトンビル 対 クルセイダース﹂の試合はノースベルファストダービーと呼ばれている。
(九)^ 主にレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの対戦を指す。
(十)^ ﹁アンダルシア・ダービー﹂は、スペイン語でそういった呼び名が無いことから、英国のメディアによる造語であると思われる。
(11)^ 仲の良いダービー。お互いのサポーターが肩を組んで応援している珍しい試合で、バスク人の団結力を示している。
(12)^ バレンシア市内にあるバレンシアとレバンテは以前からバレンシアダービーと呼ばれていたが、近年のビジャレアルの躍進によりバレンシアとビジャレアルの試合をバレンシア州ダービーと呼ぶようになった。
(13)^ 最も盛り上がるのは﹁スポルティングCP対SLベンフィカ﹂の試合。
(14)^ 2002-03UEFAチャンピオンズリーグ準決勝戦での対戦では﹁ユーロダービー﹂とも呼ばれた。伝統的にインテルは中産階級・富裕層や左翼にサポーターが多く、ミランは右翼・労働者階級に支持者を抱えるとされる。
(15)^ 首都ローマ市内と労働者階級に支持を集めるローマと、保守系のラツィオが対決。カルチョ4大ダービーの中で最も熱狂度が高い。ラツィオの方が先に設立しているが、成績面においては︵タイトル数や過去対戦成績も含めて︶ローマに大きく水を上げられている。更にローマは、リーグ11連勝︵2005-06シーズン、当時のセリエA新記録︶とリーグ24戦無敗︵2009-10シーズン︶のクラブレコードをこのカードで樹立している。
(16)^ 全国レベルでの人気を誇り、国際的にも有名なユヴェントスと、地元で絶対的な人気を誇るトリノFCが対決。
(17)^ スクデット9回獲得の古豪ジェノアは労働者層、サンプドリアは中産・富裕層に支持を集める。
(18)^ ナントは歴史的なブルターニュ地方の都市で、かつてはレンヌとともに首都であったが、現在はレンヌとは違いロワール=アトランティック県に属している。
(19)^ ﹁スパルタ・プラハ 対 スラビア・プラハ﹂の試合はプラハ“S”ダービーと呼ばれる。プラハ市内の同じ地区を本拠地とする﹁スラヴィア・プラハ 対 ボヘミアンズ1905﹂の試合はブルショビツェダービーと呼ばれている。
(20)^ “聖戦”とも呼ばれている。
(21)^ 古くから伝統があるのは﹁ディナモ・モスクワ 対 スパルタク・モスクワ﹂のみ。
(22)^ 伝統的なダービーマッチはレッドスター・ベオグラードとパルチザン・ベオグラードのヴェチティ・デルビのみ。
(23)^ 最も盛り上がるのは﹁フェレンツヴァーロシュTC対 ウーイペシュト﹂と﹁フェレンツヴァーロシュTC対 MTKハンガリア﹂の試合。
(24)^ 古くから伝統があるのは﹁レフスキ・ソフィア 対 CSKAソフィア﹂のみ。
(25)^ ボテフ・プロヴディフとロコモティフ・プロヴディフの両クラブともにブルガリアの最上位リーグの常連であり、両チーム間のライバル意識は、ソフィアを本拠地とするレフスキ・ソフィアとCSKAソフィアのダービーよりも激しいと言われている。。
(26)^ 主にFKサラエヴォとFKジェリェズニチャルの対戦を指す。
(27)^ イスタンブールに本拠を置くクラブには他にもイスタンブール・バシャクシェヒルFKやカスムパシャSKがあるが、歴史や実績の違いから、これらのクラブが先の3クラブと対戦しても、ダービーの範疇には入れられないことが多い。
(28)^ 1948年、クラブ内でギリシャ内戦への政治的立場をめぐる対立が起こり、APOELを追放された左翼主義者たちは後に最大のライバルとなるオモニア・ニコシアを創設。2010-2011シーズン時点で、国内最多の優勝回数︵20回︶で並ぶAPOELとオモニアの対決は、国中の注目を集める伝統の一戦。
(29)^ コリチーバFCとアトレチコ・パラナエンセとの対戦はアトレチバ (Atletiba) 、コリチーバFCとパラナ・クルーベとの対戦はパラチバ (Paratiba) と呼ばれる。
(30)^ ブエノスアイレスのボエド地区を本拠地とするサン・ロレンソと、この地区に隣接するパルケ・パトリシオス地区のウラカンの対戦。この対戦と他のブエノスアイレスのクラブとの対戦がクラシコ︵ダービーマッチ︶として扱われる。
(31)^ ブエノスアイレスの西部に本拠地を構えるチーム同士の対戦。この対戦と他のブエノスアイレスのクラブとの対戦がクラシコ︵ダービーマッチ︶として扱われる。
(32)^ ﹁クルブ・アメリカ 対 UNAMプーマス﹂の試合はクラシコ・カピタリーノ︵首都ダービー︶と呼ばれ、﹁クルブ・アメリカ 対 クルス・アスル﹂の試合はクラシコ・ホベン︵若いダービー︶と呼ばれている。
(33)^ 主にピルズィ︵ペルセポリス︶とエステグラルの対戦を指す。
(34)^ ﹁FCポルト 対 スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル﹂の試合もクラシコと呼ばれるが、主に﹁FCポルト 対SLベンフィカ﹂の試合を指す。
(35)^ セリエAで唯一、インテルとユヴェントスの2チームが一度もセリエBに降格した事がこれまでなかった事も﹁イタリアダービー﹂と呼ばれる由縁だった。しかし、2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルによりユヴェントスがスクテッドを剥奪され、それに加えて勝ち点-9のペナルティでセリエBへと降格する事になった。その影響で当初は最終順位が3位だったインテルが2005-06シーズンの繰り上げ優勝となった。なお、イタリアダービーは﹁一度も降格経験がない2チームだから﹂というのは俗説で、本当はイタリアの有名なジャーナリストのジャンニ・ブレラがインテルが1965-66シーズンに10回目のスクデットを獲得してラ・ステッラを付けられる2番目のチームになったとき︵ちなみにその当時ミランは8回のスクデットで10回目を獲得するのは1978-79シーズンのこと︶に﹁この常に優勝争いをしている2チームの対戦がイタリアのナショナルダービー﹂と言ったことから名付けられた。ちなみにこの当時はミランとボローニャも降格経験がなかった。︵ミランは1979-80、ボローニャは1981-82シーズンが初降格︶
(36)^ ﹃デ・クラシケル﹄はアヤックスとフェイエノールトの対戦を指すが、﹃ナショナル・ダービー﹄はPSVを含む?
(37)^ ボルシア・ドルトムントが1990年代にドイツ代表選手を次々に補強し、﹁バイエルンの最大のライバル﹂と呼ばれるようになったことに由来している。
(38)^ デンマークで最も成功している2チームの試合。スコットランドのオールドファームに倣い、呼ばれるようになった。
(39)^ 1934 FIFAワールドカップ︵W杯イタリア大会︶と1950 FIFAワールドカップ︵W杯ブラジル大会︶では両国が予選の同グループに組み込まれ、いずれもスペインが本大会に出場した。
(40)^ 別名﹁ベネルクスダービー﹂とも呼ばれ、両国共に自国の国土が海面より陸地が低い﹁低地国﹂同士。また、オランダはベルギーの旧支配国という因縁もある。攻撃的で、アクの強い選手の多いオランダに対し、ベルギーはまとまりと守備力をベースとしたチーム作りが目立つなど対照的。国際舞台での実績はW杯準優勝2回、欧州選手権優勝1回のオランダが上だが、W杯の出場回数はベルギーの方が多い。
(41)^ 特にイングランドと他の3カ国が戦う場合が盛り上がる。ちなみに、﹁イングランド 対 スコットランド﹂は1872年に初戦が行われた世界最古のナショナルチーム同士の対戦である。
(42)^ W杯ドイツ大会の決勝戦を始めとする数々の因縁から。
(43)^ abW杯で最も対戦回数が多いカード。
(44)^ 両国にはチェコがまだチェコスロバキアだった頃からの因縁があり、W杯の欧州大陸予選からEURO 欧州選手権の予選や本大会で幾度と無く対戦している。ただ、両国ともに﹁ドイツ﹂という共通の宿敵もいる。︵オランダはW杯西ドイツ大会の決勝戦で、チェコはEURO96の決勝戦で共にドイツから敗れている。︶
(45)^ 旧ユーゴ分裂などの因縁から。最近ではユーロ2000予選で同組となり、直接対決は2試合とも引き分けている。
(46)^ 両国間の移民問題、経済格差、国境問題などが引き金となり1969年7月に戦争に至った経緯を持つ。1970 FIFAワールドカップ・予選と関連付けたサッカー戦争の名称で知られる。
(47)^ 歴史的な背景から2か国に分断されている国同士の対戦である。なお、韓国側では北朝鮮側に対しては﹁同じ民族︵同胞︶﹂という事から比較的親近感を持って迎え入れているが、北朝鮮側は政治的な背景もあって闘争心むき出しで対戦する場合が多い[要出典]。ちなみに、2010 FIFAワールドカップ本大会出場を賭けた2010 FIFAワールドカップ・アジア予選では最終予選で同グループに入り、両国共に本大会出場権を獲得した。
(48)^ 隣国同士であることや歴史的な遺恨から、アジア大陸地区の中でも白熱したカードの一つである。近年では韓国代表の選手の多くが日本のJリーグでプレーし、クラブの同僚が代表戦で対決する場合もある。
(49)^ 歴史的な遺恨が色濃く反映される対戦であるが、近年は中国側の悪質なプレーが問題にもなっている対戦である。
(50)^ 日本政府は北朝鮮による日本人拉致問題や核問題の解決を求め、北朝鮮政府は日本による植民地統治への謝罪や経済支援を求める政治的な緊張関係により、両国間の国交は未だなく、スポーツ以外の部分で大変に注目されやすい対戦である。2014 FIFAワールドカップ︵W杯ブラジル大会︶ではアジア3次予選で対戦し、両国代表チームの相手国への入国や国内活動に際し強い規制がかけられた事に相互から問題提起された。
(51)^ W杯ドイツ大会のグループリーグ初戦でオセアニア代表として出場したオーストラリアと対戦し、終了間際に3失点喫して逆転負けをした因縁がある対戦。
(52)^ 両国は地理的に隣接している。また、イラン・イラク戦争の歴史的な遺恨もある。
(53)^ 両国は地理的に隣接している。また、印パ戦争の歴史的な遺恨もある。
(54)^ 元々は1982年に勃発したフォークランド紛争の歴史的遺恨から由来する。その一方で、W杯フランス大会では決勝トーナメントの1回戦でイングランド代表主将︵当時︶のデビッド・ベッカムがアルゼンチン代表︵当時︶のディエゴ・シメオネが仕掛けた挑発に報復して一発退場処分になり、イングランドもアルゼンチンにPK戦︵4-3︶で敗れてベスト16に終わった。しかし、その4年後のW杯日韓大会では再び本大会のグループリーグ︵グループF︶で両者が対戦する事となり、ベッカムがPKを決めてイングランドが1-0でアルゼンチンに勝利した。また、アルゼンチン代表︵当時︶のディエゴ・マラドーナにまつわる最も有名な逸話である﹁5人抜きドリブル﹂や﹁神の手ゴール﹂はW杯メキシコ大会の準々決勝、対イングランド戦で起こった。
(55)^ イラン革命があった経緯から現在も敵対関係に当たる。
「アメリカ合衆国とイランの関係」を参照
関連項目[編集]
外部リンク[編集]