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ジェームズ・キャメロン

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ジェームズ・キャメロン
James Cameron
ジェームズ・キャメロン James Cameron
1986年撮影
本名 James Francis Cameron
生年月日 (1954-08-16) 1954年8月16日(69歳)
出生地 オンタリオ州カプスカシング
配偶者 ゲイル・アン・ハード (1985-1989)
キャスリン・ビグロー (1989-1991)
リンダ・ハミルトン (1997-1999)
スージー・エイミス (2000-)
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James Francis Cameron1954816 -  188cm


[1]152001使1620011072退[2]1977[3]197835SFXenogenesis[2]

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2009123D

特徴

基本的にはスケールの大きな映画を構想し、大ヒットに導く実力を持ったアクション映画畑の監督であるが、同種の凡百の監督とは異なり、その演出はところどころで映画的なエロスを湛え、また、いずれの作品も母性の賞揚をストーリーの原動力にしている節も見受けられるあたりから、いわゆる作家主義の映画マニアからも一目置かれる存在である。自分の撮影した作品に関して完璧主義として知られ、前述の不本意な作品である『殺人魚フライングキラー』については、インタビューで話題に出すのもNGと言われるほどに嫌っているという説があるが、自身のドキュメンタリー番組や評伝の中ではごく詳細に語っている。

特筆すべき彼の特徴として徹底してリアリズムを追及する点が挙げられる。『タイタニック』では、巨大な船のセットを岸壁から見て右になるように作ったが、史実では岸壁から見て左であり、その点を解消するためにセットの文字を全て反転させ、最後に映像を反転させて史実に倣うよう編集した。

SF、潜水などと同様作品に反映されているキャメロンの趣向の一つに「ミリタリーマニア」がある。『ターミネーター』では銃砲店での店主とのやりとりや改造の仕方などを緻密に描写し、脚本を担当した『ランボー/怒りの脱出』の銃器描写もマニアをうならせた。映画撮影にも精通したキャメロンらしく『エイリアン2』では海兵隊の装備として当時実在した銃器をモデルにパルスライフルを考案したり、ステディカムの振動吸収器にM56A2スマートガン(射撃者が見た物を装着したアイウェアで識別し、照準を微調整する)を搭載した射撃システムを登場させている。 映画作品では基本的に脚本も自ら手掛けており、「後の監督としての苦労を考慮すると創作の幅を狭める事になるため、その部分を押し殺して自由奔放にストーリーに没頭する」と語っている。[4]また画力にも優れており、『ターミネーター』のエンドスケルトン(内骨格)や殺人ロボットHK、『エイリアン2』のエイリアンクイーンやパワーローダーなどのコンセプトデザインを自ら手掛けた他、『タイタニック』に登場する主人公ジャックのスケッチもキャメロンの筆による物である。

近年は考古学に強い関心を示しており、いくつかの非常に奇抜な学説を提唱し、賛否両論を巻き起こしている。

主な作品

製作

監督

製作総指揮

参照

  1. ^ James Cameron Biography (1954-). Film Reference.com.
  2. ^ a b James Cameron Biography by FilmMakers Magazine
  3. ^ The Force Is With Them: The Legacy of Star Wars, 2004.
  4. ^ キネマ旬報刊「コンプリート・スクリーンプレイ・ターミネーター2」より

外部リンク