「ローヌ川」の版間の差分
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2010年6月11日 (金) 12:55時点における版
ローヌ川 | |
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延長 | 812 km |
平均流量 | 1,820 m³/s |
流域面積 | 95,500 km² |
水源 | サン=ゴタール山塊(スイス) |
水源の標高 | 1,753 m |
河口・合流先 | 地中海(フランス) |
流域 |
スイス フランス |
ローヌ川︵Rhône︶は、フランス4大河川の一つで、主としてフランス南部を流れて地中海に注ぐ唯一の川である。そのためか[誰?]エラー: タグの貼り付け年月を﹁date=yyyy年m月﹂形式で記入してください。間違えて﹁date=﹂を﹁data=﹂等と記入していないかも確認してください。、4大河川のうち唯一の男性名詞である。全長812kmのうち、フランス国内を流れるのは581kmである。フランスを流れる川としては長さ・流域面積とも屈指のものとなっている。
ローヌ︵Rhône︶の語源はラテン語のロダヌス川︵flumen Rhodanus︶であり、さらには古典ギリシア語のロダノス︵ροδανός ;Rhodanos︶に遡れるが、これはケルト語の河川名RotoあるいはRodoの音写と考えられている。
プロヴァンス地方の風物詩である北風﹁ミストラル﹂は、大西洋からフランス国土に流れ込みアルプス山脈にぶつかって方向を変え、この流域を地中海へ強烈に吹き降ろす。このとき、気温を10度近く下げ、歩くことも困難になるため、人々はひっそりとこの北風の怒りが収まるのを待つ。3の倍数日吹き続けるというこの季節風の対策として、プロヴァンスの古い家屋では北側に窓を設けないなどの工夫がされていた。
鉄道や飛行機が登場する前は、ローヌ川は物資の大動脈としてフランスの南北を結んでいた。例えば、ワインがギリシア人によって最初にマルセイユに持ち込まれると、カエサル率いるローマ軍の進軍とカトリック修道院の繁栄ともに北に西に運ばれ、ブルゴーニュやボルドーといった名産地に伝播した。そのためこの流域には、プロヴァンス、コート・ド・ローヌ、ブルゴーニュとワインの産地が連なっている。
ローヌ川流域
スイスのサン=ゴタール山塊ローヌ氷河に源を発し、レマン湖を経由して、フランス国内に入る。フランス国内では山脈に沿って大きく迂回しながら流れ、リヨンでソーヌ川を合わせる。南へ流れを転じ、いくつかの支流を合わせ、アルル付近で二手に分かれて三角州地帯のカマルグを形成し地中海に注ぐ。二手に分かれたあとの東側の流れをグラン・ローヌ、西側をプティ・ローヌと呼ぶ。