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2011年3月25日 (金) 09:28時点における版
勝俣 恒久 かつまた つねひさ | |
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生年月日 | 1940年3月29日(84歳) |
出生地 | 東京都 |
出身校 | 東京大学経済学部 |
前職 | 東京電力社長 |
現職 | 東京電力会長 |
第10代東京電力社長 | |
在任期間 | 2002年9月 - 2008年6月 |
会長 | 田村滋美 |
勝俣 恒久︵かつまた つねひさ、1940年3月29日 - ︶は、東京電力代表取締役会長。
経歴
東京都立新宿高等学校、東京大学経済学部卒業。1963年、東京電力入社。[1] 1996年6月、取締役企画部長に就任。1998年6月、常務取締役に就任。1999年6月、取締役副社長に就任。2002年10月、原発データ改竄事件で引責辞任した南直哉の後任として東京電力社長に就任する。[2] ﹁カミソリ勝俣﹂の異名をとった社長在職時は、先代に引き続き多くの不祥事を露呈した。周囲には﹁そろそろ疲れてきた﹂と漏らすものの、他電力への影響を恐れ、辞めるに辞めらぬ時期を過ごした。2008年2月、柏崎刈羽原子力発電所のトラブルの責任を取り引責辞任。代表権は保持したまま、東京電力代表取締役会長に就任する。[3] 現在はCHAdeMO協議会会長などの役職にも就き、電気自動車の普及活動をしている[4]。人物
●九州石油元会長の勝俣孝雄は実兄。丸紅元社長の勝俣宣夫は実弟。孝雄・恒久・宣夫で産業界の勝俣三兄弟として知られた[5]。 ●先代社長の南直哉と同じく企画畑出身で、電力自由化への対応、通信分野への本格参入を手がけてきた。原発データ改竄事件の際は社内の調査委員会の委員長を務め手腕を発揮。社長就任後は独占事業のぬるま湯に浸かる社員に競争意識を植えつけ、そのシャープさから﹁カミソリ勝俣﹂と恐れられた[6]。 ●引責辞任の契機となった柏崎刈羽原子力発電所のトラブルの際、当時の経済産業大臣・甘利明から深夜に呼びつけられ、厳重注意を受けた[7]。発言
●﹁肩書にあぐらをかくのではなく、プレーヤーとして動くことが求められている﹂︵企画部長時代︶[8] ●﹁ピンチのとき入社した社員は伸びる﹂︵2003年の入社式での挨拶︶[9]。 ●﹁当社は10年に一度の猛暑見舞われても電力が安定供給できる体制を整えている。発電所がすべて正常に稼働するのが前提だが事故などに備えて、予測されるピーク需要よりも3%多く発電できるよう発電所を整備している﹂[10] ●﹁当社の最大電力に占めるピークシフト電力の比率は5%と、世界一の水準だ。それに今後、電力卸売供給︵売電︶で、安くて品質が良い電気を買えるようになれば、設備投資の抑制につながるだろう﹂[10] ●﹁発電所は、電力が必要になってから建設しても間に合わない。良質の電気を安定供給するために、10年、20年先の電力需要を見越して発電所の整備を進めることが肝要だ﹂[10] ●﹁安全・安定運転が地元の人の信頼を得るための基本。ヒューマンエラーの再発防止に心がけて欲しい﹂[11]。役職
●日本経済団体連合会評議員会副議長︵2002年 - 2005年︶ ●日本経済団体連合会副会長︵2005年 - 2008年︶ ●日本原燃会長︵2005年 - 2008年︶ ●電気事業連合会会長︵2005年 - 2008年︶ ●行政刷新会議 政府の物品調達のあり方などを見直す公共サービス改革分科会会長代理︵2010年10月︶ ●CHAdeMO協議会会長 ●安全保障と防衛力に関する懇談会︵防衛大綱有識者会議︶座長︵麻生内閣時代︶ ●﹁経済危機克服のための﹃有識者会合﹄﹂メンバー脚注
- ^ 企業家人物辞典 勝俣恒久
- ^ 東京電力ホームページ - 役員一覧
- ^ 週刊ダイヤモンド 東電社長交代。勝俣会長の役割は原発再開か
- ^ “EV充電 規格統一を 世界標準を目指す 国内外158社連携”. 読売新聞: p. 10. (2010年3月16日)
- ^ “[顔]東京電力の新社長 勝俣恒久さん”. 読売新聞: p. 2. (2002年10月16日)
- ^ “東電首脳退陣 「官僚的体質」脱却できず 改革派社長「力不足だった」”. 読売新聞: p. 3. (2002年9月3日)
- ^ “福田内閣 17閣僚こんな人”. 読売新聞: p. 27. (2007年9月8日)
- ^ “役職リストラ時代 人件費の抑制が狙い 意思決定の迅速化も図る”. 読売新聞: p. 18. (1997年4月15日)
- ^ “主要企業で入社式 訓示で厳しさ強調 「社会に恥ずべきこと絶対するな」”. 読売新聞: p. 8
- ^ a b c “[景気最前線]東京電力取締役企画部長・勝俣恒久氏 最大電力、今夏は予測枠内”. 読売新聞: p. 8. (1996年9月19日)
- ^ “ヒューマンエラー防止目指して 東電社長が柏崎刈羽原発を視察=新潟”. 読売新聞新潟: p. 27. (2005年6月17日)