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2008年9月28日 (日) 07:16時点における版
国際園芸博覧会︵こくさいえんげいはくらんかい︶とはオランダのハーグ市にある国際園芸家協会︵AIPH︶に認定された国際的な博覧会である。国際的なレベルで園芸生産者の利益を図り、園芸技術の向上を図るために開かれる博覧会である。種別として、各国代表の参加による国際的園芸博覧会︵A類︶と国際性のある国内園芸博覧会︵B類︶がある。
分類
国際園芸博覧会︵A類︶
●A1認定=大規模国際園芸博覧会 ●年に1回まで開催可 ●同一国の場合は10年に1回以下の割合で開催することができる ●3ヶ月以上6ヶ月未満の会期 ●国際園芸家協会︵AIPH︶は準備中の会場と作業チームを視察するため調査委員を派遣 ●園芸に係る全ての範囲を対象とする必要 ●最低50haの規模 ●最低10カ国代表の参加 ●博覧会国際事務局︵BIE︶が認めた場合、﹁国際園芸博覧会区分の認定博︵Horticultural Exhibitions︶﹂として﹁国際博覧会︵EXPO︶﹂と称することが出来る︵最低条件として、各博覧会間に2年以上の間隔を置くことを条件とする︶ ●A2認定=小規模国際園芸博覧会 ●会期は1週間以上3週間以内 ●最低6カ国代表の参加 ●A3認定として特定分野を対象にした小規模国際園芸博︵専門展示会︶もある。国際性のある国内園芸博覧会︵B類︶
●B1認定=長期・大規模国内園芸博覧会 ●3ヶ月以上6ヶ月未満の会期 ●園芸に係る全ての範囲を対象とする必要 ●国際参加あり ●B2認定=短期・専門国内展示会 ●会期は1週間以上3週間以内 ●内容は特定の分野、専門的 ●国際参加あり歴史
1948年、ヨーロッパの園芸家たちが国際園芸家協会︵AIPH︶を設立し、初めての国際博覧会を1960年、オランダのロッテルダムで開催。以後ヨーロッパ各地で定期的に開催され、アジアでは1990年の大阪の﹁国際花と緑の博覧会﹂が最初で、以後フィリピン、中国の昆明、2000年に兵庫︵淡路花博︶、2002年には韓国の安眠島、2004年には静岡︵浜名湖花博︶で開催された。 日本では1985年8月に社団法人日本造園建設業協会が﹁国際園芸家協会︵AIPH︶﹂に加盟し、その後、国際園芸博覧会の招請を行っている。政府は国土交通省と農林水産省が担当する。 これまでに行われた国内の国際園芸博は次のとおり。
●1990年 国際花と緑の博覧会︵大阪︶︵花の万博︶
大国際園芸博覧会︵A1=会期6ケ月以内・海外参加可の博覧会︶として開催。併せて博覧会国際事務局に国際博覧会︵特別博︶として承認された博覧会である。
●2000年 国際園芸・造園博﹁ジャパンフローラ2000﹂︵兵庫︶︵淡路花博︶
小規模国際博と大規模国内博︵A2+B1‥A2=会期3週間以内・海外参加可、B1=会期6ケ月以内の国内博︶として開催。
●2004年 しずおか国際園芸博覧会﹁パシフィックフローラ2004﹂︵浜名湖花博︶
小規模国際博と大規模国内博︵A2+B1‥A2=会期3週間以内・海外参加可、B1=会期6ケ月以内の国内博︶として開催。