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2021年5月10日 (月) 22:51時点における版
大いなる旅路 | |
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監督 | 関川秀雄 |
脚本 | 新藤兼人 |
製作 | 大川博 |
出演者 | 三國連太郎、風見章子、高倉健 |
音楽 | 斎藤一郎 |
撮影 | 仲沢半次郎 |
配給 | 東映 |
公開 | 1960年3月8日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
﹃大いなる旅路﹄︵おおいなるたびじ︶は東映東京撮影所が1960年に製作した日本映画である。国鉄の機関士とその一家の30年にわたる物語である。
内容
盛岡を中心とした岩手県を舞台に、とある機関士の、若き日から戦中戦後を経て定年︵55歳︶で国鉄を退職するまでを描いたもの。キャスト
役名 | 俳優 |
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岩見浩造 | 三國連太郎 |
妻 ゆき子 | 風見章子 |
長男 忠夫 | 南廣 |
次男 静夫 | 高倉健 |
三男 孝夫 | 中村嘉葎雄 |
長女 咲子 | 小宮光江 |
佐久間太吉 | 加藤嘉 |
妻 くに子 | 利根はる恵 |
長男 義樹 | 梅宮辰夫 |
長女 芳江 | 八代万智子 |
神崎五郎 | 山本麟一 |
田辺徹 | 長谷部健 |
小春 | 星美智子 |
機関区長 | 東野英治郎 |
機関区長 | 松井次郎 |
老機関士 | 石島房太郎 |
橋本機関士 | 河野秋武 |
若い機関助手 | 友野博司 |
ふじ | 英百合子 |
運転助役 | 小金井秀春 |
国鉄総裁 | 永田靖 |
心中未遂の男 | 小嶋一郎 |
心中未遂の女 | 香山光子 |
署長 | 志摩栄 |
飲屋の女将 | 日高澄子 |
辰巳屋の女将 | 相馬道子 |
山男 | 関山耕司 |
バーのマダム | 中野かほる |
忠夫の少年時代 | 板垣浩一 |
静夫の少年時代 | 帆足隆幸 |
義樹の少年時代 | 津山勝美 |
咲子の少女時代 | 小沢あけみ |
盛岡駅長 | 明石潮 |
雪の駅の駅長 | 花沢徳衛 |
東京教習所の仲間 | 南川直 |
保線の区員 | 佐原広二 |
産婆 | 不忍郷子 |
電報配達夫 | 打越正八 |
車掌 | 滝沢昭 |
エピソード
この映画の中での機関車転覆事故は実際に1944年3月12日、山田線の平津戸駅と川内駅の間で蒸気機関車C58283牽引の貨物列車が転覆した事故をモチーフにしている。映画では同じ山田線の浅岸駅で蒸気機関車18633を実際に盛岡鉄道管理局長立会いで脱線転覆させて撮影を行った。
本作は国鉄OBでもある社長の大川博が唯一自ら企画したとされ[1]、実車を使用した事故再現シーンも大川と国鉄の結びつきがあって生まれた面があり、東映は国鉄から表彰も受けるなど良好な関係を築いていた[2][3]。また、監督の関川秀雄の実兄は、国鉄でのちに新幹線開発にかかわり、鉄道運転局長や北海道総局長などの要職を務めた関川行雄であった[2][4]。
これらの関係を前提に企画された﹃新幹線大爆破﹄で、東映は国鉄から思わぬ拒絶を受けることとなる[2][3]。
参考文献
椎橋俊之﹃SL甲組の肖像1﹄ネコ・パブリッシング ISBN 9784777004270関連項目
脚注
- ^ 俊藤浩滋・山根貞男『任侠映画伝』講談社、1999年、63頁。ISBN 4-06-209594-7。
- ^ a b c しんゆり映画祭ゲストトーク2002「新幹線大爆破」
- ^ a b 緊急追悼連載! 高倉健 「背中の残響」(20)撮影協力を強く拒んだ国鉄
- ^ どうしんウェブニュース
外部リンク