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[[1921年]](大正10年)4月、日本で最初の社会主義婦人団体「[[赤瀾会]]」を結成、同年メーデーに初参加。 |
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[[File:Yamakawa Kikue.JPG|thumb|200px|婦人少年局長時代の山川(1948年撮影)]] |
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[[1947年]]︵昭和22年︶、[[日本社会党]]に入党。9月1日、[[片山内閣]]のもとで、新設の[[労働省]]の初代[[雇用均等・児童家庭局|婦人少年局]]長に就任した<ref>{{Cite book |和書 |author=世相風俗観察会 |title=増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年︵1945︶-平成20年︵2008︶|publisher=河出書房新社 |year=2003-11-07 |page=22|isbn=9784309225043}}</ref>。米国の労働婦人局統計調査資料を、太平洋戦争開戦までの約20年間寄贈を受けて読んでおり、日本でもこうした調査が必要と考えていたことから、﹁簡単に引き受けた﹂という<ref>{{Cite book|和書 |title=山川菊栄研究 過去を読み 未来を拓く |year=2018 |publisher=ドメス出版 |page=408 |month=11 |day=30 |author=伊藤セツ}}</ref><ref>{{Cite book|和書 |title=いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録 |date=2021-7-12 |publisher= |page=25 |author=山川菊栄記念会}}</ref>。地方の出先機関である地方職員室の管理職、主任に女性を登用した。GHQの支持を取り付けつつ、自ら各地に出張して面接を繰り返した。﹁山川人事﹂と呼ばれた。<ref>{{Cite book|和書 |title=いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録 |date=2021-7-21 |publisher= |page=26 |author=山川菊栄記念会}}</ref>。
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[[1947年]]︵昭和22年︶、[[日本社会党]]に入党。9月1日、[[片山内閣]]のもとで、新設の[[労働省]]の初代[[雇用均等・児童家庭局|婦人少年局]]長に就任した<ref>{{Cite book |和書 |author=世相風俗観察会 |title=増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年︵1945︶-平成20年︵2008︶|publisher=河出書房新社 |year=2003-11-07 |page=22|isbn=9784309225043}}</ref>。米国の労働婦人局統計調査資料を、太平洋戦争開戦までの約20年間寄贈を受けて読んでおり、日本でもこうした調査が必要と考えていたことから、﹁簡単に引き受けた﹂という<ref>{{Cite book|和書 |title=山川菊栄研究 過去を読み 未来を拓く |year=2018 |publisher=ドメス出版 |page=408 |month=11 |day=30 |author=伊藤セツ}}</ref><ref>{{Cite book|和書 |title=いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録 |date=2021-7-12 |publisher= |page=25 |author=山川菊栄記念会}}</ref>。地方の出先機関である地方職員室の管理職、主任に女性を登用した。GHQの支持を取り付けつつ、自ら各地に出張して面接を繰り返した。﹁山川人事﹂と呼ばれた。<ref>{{Cite book|和書 |title=いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録 |date=2021-7-21 |publisher= |page=26 |author=山川菊栄記念会}}</ref>。
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2024年5月17日 (金) 07:23時点における版
山川 菊栄 (やまかわ きくえ) | |
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『女人藝術』1928年8月号より | |
誕生 |
森田菊栄 1890年11月3日 日本 東京府東京市麹町区四番町(現:千代田区九段北) |
死没 |
1980年11月2日(89歳没) 日本 東京都 |
職業 | 婦人運動家、評論家、作家 |
国籍 | 日本 |
代表作 | アウグスト・ベーベル『婦人論《婦人と社会主義》』の初完訳 |
配偶者 | 山川均(1916年) |
ウィキポータル 文学 |
山川 菊栄︵やまかわ きくえ、旧字体‥山川 菊榮、1890年︿明治23年﹀11月3日 - 1980年︿昭和55年﹀11月2日︶は、日本の婦人問題評論家・研究家である。戦前、戦後を通じて女性運動の理論的指導者として活動し、労働省の初代婦人少年局長をつとめた[1]。
1920年夏︵29歳︶
左から山川菊栄、伊藤野枝、堺真柄
父は松江藩士の森田龍之助、母は水戸藩士で弘道館教授頭取代理・彰考館権総裁を務めた儒学者・史学者の青山延寿の娘・千世で、祖父延寿の死去に伴い、青山家の戸主となり、1906年より青山姓を名乗る[4]。弘道館の初代教授頭取を務めた儒学者・青山延于は母方の曾祖父にあたる。大叔父︵大叔母の夫︶に水戸藩士吉成勇太郎がいる[5]。
東京府立第二高等女学校卒業。
1912年︵明治45年︶、女子英学塾︵現:津田塾大学︶卒業。
1915年︵大正4年︶、堺利彦・幸徳秋水らの金曜講演会、大杉栄らの平民講演会を通して社会主義を学ぶ。
1915年〜1916年﹃青鞜﹄誌上において伊藤野枝との間に﹁廃娼論争﹂を交わし、野枝の上中流階級の女性たちによる慈善的・恩恵活動を欺瞞的とする批判に賛意を表する一方、公娼制度容認を徹底的に批判した[6]。
1916年︵大正5年︶、社会主義運動家山川均と結婚。
1918年︵大正7年︶ころから始まった母性保護論争に参加、社会主義の立場から平塚らいてう・与謝野晶子らの運動を批判[7]。
1921年︵大正10年︶4月、日本で最初の社会主義婦人団体﹁赤瀾会﹂を結成、同年メーデーに初参加。
婦人少年局長時代の山川︵1948年撮影︶
1947年︵昭和22年︶、日本社会党に入党。9月1日、片山内閣のもとで、新設の労働省の初代婦人少年局長に就任した[8]。米国の労働婦人局統計調査資料を、太平洋戦争開戦までの約20年間寄贈を受けて読んでおり、日本でもこうした調査が必要と考えていたことから、﹁簡単に引き受けた﹂という[9][10]。地方の出先機関である地方職員室の管理職、主任に女性を登用した。GHQの支持を取り付けつつ、自ら各地に出張して面接を繰り返した。﹁山川人事﹂と呼ばれた。[11]。
内務省廃止でポストを失った男性を主任に就けるとの目的もあり、地方労働基準局長から男性ばかりが推薦されるのにあきれ、﹁地位収入を問題とせず、すて身でとびこんできてくださる優秀な方﹂を募集するとの﹁局長の檄文﹂を執筆した。人選は難航したが、1947年7月下旬に全都道府県で主任の人事が固まった[12]。1951年まで務めた。
1962年︵昭和37年︶、田中寿美子らと﹁婦人問題懇話会﹂︵1984年に﹁日本婦人問題懇話会﹂に改称︶を設立した[13]。
1974年︵昭和49年︶、﹃覚書 幕末の水戸藩﹄で大佛次郎賞受賞[14]。
1980年︵昭和55年︶、死去。墓所は倉敷市長連寺山門北側[15]。
人物
東京府東京市麹町区四番町︵現‥千代田区九段北︶生まれ[2]。旧姓は森田、後に青山姓となる。夫は山川均。 1918年、論文﹁母性保護と経済的独立﹂を﹁婦人公論﹂に発表し、論壇での地位を確立した[1]。雑誌﹁社会主義研究﹂﹁前衛﹂などを創刊した[1]。 日本の婦人運動に初めて批評的、科学的視点を持ち込んだ。多くの評論集は、明晰な分析と鋭い批評眼を示し、日本における女性解放運動の思想的原点と評される[3]。戦後は民主婦人協会を結成、その後婦人少年局長に就任した[1]。 戦前から柳田國男の薫陶を受け、母や故老からの聞き書きや祖父の日誌をもとに、﹃武家の女性﹄﹃幕末の水戸藩﹄などの社会史を残した。経歴
没後
1981年︵昭和56年︶、﹁山川菊栄記念会設立趣意書﹂によれば、山川菊栄の遺族から寄せられた基金で、女性問題の研究・調査を対象に﹁山川菊栄記念婦人問題研究奨励金﹂︵山川菊栄賞︶を贈呈することになり、その運営のために山川菊栄記念会が設立された[16]。 1990年、生誕100年、没後10年を記念して、﹁山川菊栄生誕100年を記念する会﹂主催の連続講座やシンポジウムが開催された。連続講座は1989年12月から1990年5月にかけて4回開催され、中嶌邦、永畑道子、竹中恵美子、鈴木裕子が講師をつとめた[17]。シンポジウムは1990年11月3日に津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス内の津田ホールで開催され、﹁現代フェミニズムと山川菊栄﹂のテーマで李順愛、井上輝子、竹中恵美子が話し合い、コーディネーターは駒野陽子がつとめた[18]。 2010年、生誕120年を記念してドキュメンタリー映画﹁姉妹よ、まずかく疑うことを習え 山川菊栄の思想と活動﹂の制作が企画された[19]。山川菊栄文庫
1988年11月4日、江ノ島の神奈川県立婦人総合センターに山川菊栄文庫が開設された[1]。菊栄の長男で東京大学名誉教授の山川振作が寄贈した図書、雑誌、写真、色紙、書簡、日記などと同センター婦人図書館の資料によって構成されている[1][20]。同センターの移転・廃止にともない[21]、山川文庫を含めた女性関連資料は2015年2月中旬、横浜市の神奈川県立図書館に移管された[3]。家族・親族
父 森田龍之助 松江藩士 母 森田千世 ︵もりた ちせ、旧姓青山、1857年-1947年10月20日[22]︶ 水戸藩儒学者青山延寿の娘[22]。女子師範(現お茶の水女子大学)の第1回入試に首席で合格[23]、第1回卒業生[22]。 姉 佐々木松栄 旧姓森田、エスペランティスト 夫 山川均 長男 山川振作 東京大学名誉教授[1]
祖父 青山延寿
大叔父 吉成勇太郎
曽祖父 青山延于
著書
単著
●﹃女の立場から﹄︵三田書房、1919年︶ ●﹃現代の生活と婦人﹄︵叢文閣、1919年︶ ●﹃女性の反逆﹄︵三徳社、1922年︶ ●﹃メーデー﹄︵水曜会出版部、1923年︶ ●﹃婦人問題と婦人運動﹄︵文化学会出版部、1925年︶ ●﹃リープクネヒトとルクゼンブルグ﹄︵上西書店、1925年︶ ●﹃無産階級の婦人運動﹄︵無産社、1928年︶ ●﹃女性五十講﹄︵改造社、1933年︶ ●﹃婦人と世相 評論集﹄︵北斗書房、1937年︶ ●﹃女は働いてゐる﹄︵育生社︿新世代叢書﹀、1940年︶ ●﹃村の秋と豚 随筆集﹄︵宮越太陽堂書房、1941年︶ ●﹃わが住む村﹄︵三国書房︿女性叢書﹀、1943年 / 岩波文庫、1983年 NDLJP:9539136︶ ●﹃武家の女性﹄︵三国書房︿女性叢書﹀、1943年 / 岩波文庫、1983年︶ ●﹃明日の女性のために﹄︵鱒書房、1947年︶ ●﹃日本の民主化と女性﹄︵三興書林、1947年︶ ●﹃婦人解放論﹄︵鱒書房︿社会思想新書﹀、1947年︶ ●﹃新しい賃銀原則 べアトリス・ウエップ 男女平等賃銀制の研究﹄︵国際文化労働社、1948年︶ ●﹃新しき女性のために﹄︵家の光協会、1949年︶ ●﹃ミル ベーベル 婦人解放論﹄︵啓示社、1949年︶ ●﹃平和革命の国 イギリス﹄︵慶友社、1954年︶ ●﹃女二代の記 わたしの半自叙伝﹄︵日本評論新社、1956年︶ ●﹃おんな二代の記﹄︵平凡社東洋文庫、1982年 / ワイド版、2004年 / 岩波文庫、2014年︶ ●﹃覚書 幕末の水戸藩﹄︵岩波書店、1974年 / 岩波文庫、1991年︶ ●﹃女性解放へ 社会主義婦人運動論﹄︵日本婦人会議中央本部出版部、1977年︶ ●﹃二十世紀をあゆむ ある女の足あと﹄︵大和書房、1978年︶ ●﹃日本婦人運動小史﹄︵大和書房、1979年︶ ●﹃山川菊栄の航跡 ﹁私の運動史﹂と著作目録﹄︵外崎光広・岡部雅子編、ドメス出版、1979年︶著作集
●﹃山川菊栄集﹄︵全10巻・別巻1、田中寿美子・山川振作編、岩波書店、1981年 - 1982年︶ ●1女の立場から 1916〜1919 NDLJP:12143136 ●2女性の反逆 1919〜1921 NDLJP:12140972 ●3牙をぬかれた狼 1921〜1924 NDLJP:12144384 ●4無産階級の婦人運動 1925〜1927 NDLJP:12150589 ●5ドグマから出た幽霊 1928〜1930 NDLJP:12142835 ●6女は働いている 1931〜1944 NDLJP:12148811 ●7明日の女性のために 1946〜1980 NDLJP:12143138 ●8このひとびと、忘れえぬひと、師 先輩 友、家族、西方の先駆者 NDLJP:12143139 ●9おんな二代の記 NDLJP:12143140 ●10武家の女性、わが住む村、手製のかるた NDLJP:12141436 ●﹃山川菊栄女性解放論集﹄︵全3巻、鈴木裕子編、岩波書店、1984年︶ ●﹃山川菊栄評論集﹄︵鈴木裕子編、岩波文庫、1990年︶ ●﹃新装増補 山川菊栄集 評論篇﹄︵全8巻・別巻1、鈴木裕子編、岩波書店、2011年 - 2012年︶共編著
●﹃社会主義の婦人観﹄︵堺利彦と共著、上西書店、1926年︶ ●﹃無産者運動と婦人の問題﹄︵山川均と共著、白揚社、1928年︶ ●﹃働く青少年﹄︵編、石崎書店、1950年︶ ●﹃母と女教師と﹄︵丸岡秀子と共編著、和光社、1953年︶ ●﹃婦人﹄︵編、有斐閣︿らいぶらりい・しりいず﹀、1954年︶翻訳
●リチャード・グレリング﹃大戦の審判﹄[注釈 1]︵丁未出版社、1917年︶ NDLJP:3436126 ●エドワード・カーペンター ﹃女性中心と同性愛﹄︵堺利彦と共訳、アルス、1919年︶ ●エドワアド・カアペンター﹃恋愛論﹄︵大鐙閣、1921年︶ NDLJP:1780332 ●レスター・ウオード﹃女性中心説﹄︵堺利彦と共訳、アルス、1923年︶ NDLJP:969335 ●ハワアド・ムーア﹃肉体と精神の形成﹄︵三徳社、1923年︶ NDLJP:968140 ●﹃黎明期のロシア﹄︵原著者‥ジョン・リード、ベッシー・ビアティー他︶︵訳編、総文館、1923年︶ NDLJP:1877418 ●フリップ・ラッパポート﹃社会進化と婦人の地位﹄︵吉田書店、1924年︶ NDLJP:1872296 ●ハインドマン﹃階級闘争の進化﹄︵白揚社、1925年︶ NDLJP:1902990 ●アウグスト・ベーベル﹃婦人の過去現在未来﹄︵世界文献刊行会、1925年︶ NDLJP:1018414 ●コロンタイ夫人﹃婦人と家族制度﹄︵叢文閣、1927年︶ NDLJP:1780330 ●レーニン﹃背教者カウツキー﹄︵白揚社、1929年︶ NDLJP:1180337 ●A.ベヴァン﹃恐怖に代えて﹄︵岩波書店︿岩波現代叢書﹀、1953年︶ NDLJP:3027587 ●G.D.H.コール﹃これが社会主義か﹄︵河出新書、1955年︶ NDLJP:3024294英訳
●Women of the Mito Domain : Recollections of Samurai Family Life (ケイト・ナカイ訳、東京大学出版会、1992年)関連文献
●菅谷直子﹃不屈の女性 山川菊栄の後半生﹄︵海燕書房、1988年︶ ●鈴木裕子﹃山川菊栄 人と思想 戦前篇﹄︵労働大学︿労大ハンドブック﹀、1989年︶ ●鈴木裕子﹃山川菊栄 人と思想 戦後篇﹄︵労働大学︿労大ハンドブック﹀、1990年︶ ●山川菊栄生誕百年を記念する会編﹃現代フェミニズムと山川菊栄 連読講座﹁山川菊栄と現代﹂の記録﹄︵大和書房、1990年︶ ●森まゆみ﹃明治快女伝 わたしはわたしよ﹄︵労働旬報社、1996年︶ - 山川菊栄 ●江原由美子編﹃フェミニズムの名著50﹄︵平凡社、2002年︶ - 山川菊栄︵鈴木裕子著︶ ●菅谷直子﹃来しかたに想う 山川菊栄に出会って﹄︵編集室、2005年︶ ●鹿野政直﹃近代国家を構想した思想家たち︵岩波ジュニア新書︶﹄︵岩波書店、2005年︶ - 山川菊栄 ●岡部雅子﹃山川菊栄と過ごして﹄︵ドメス出版、2008年︶ ●山川菊栄記念会・労働者運動資料室編﹃イヌとからすとうずらとペンと 山川菊栄・山川均写真集﹄︵同時代社、2016年︶ ●森まゆみ﹃暗い時代の人々﹄︵亜紀書房、2017年︶ - 第二章 山川菊栄 ●山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録集﹃いま、山川菊栄が新しい!﹄︵山川菊栄記念会、2021年︶関連作品
映像
●ドキュメンタリー映画﹁姉妹よ、まずかく疑うことを習え 山川菊栄の思想と活動﹂ - 2011年、76分、監督・構成 山上千恵子、企画・監修 山川菊栄記念会、制作 ワーク・イン。山川菊栄生誕120年記念事業[24]。舞台
●舞台﹁山の動く日来たれ﹂ - 2007年4月初演[25]。脚本・演出 阿笠清子。母性保護論争をテーマとし、与謝野晶子、平塚らいてう、山川菊栄、山田わかが登場する[26]。小説
●柚木麻子﹃らんたん﹄︵小学館 2021年︶ - 女子教育に尽力した河井道をモデルにした小説。山川菊栄が登場する[27][28]。脚注
注釈
(一)^ 匿名の一ドイツ人外交官により書かれた。詳しくは、山川菊栄著﹃新装増補版 山川菊栄集 評論篇 別巻﹄︵岩波書店、2012年︶ISBN 978-4-00-028469-1 の巻末著者目録のp.2を参照のこと。その後、原著J'accuseをデジタルで見ることが出来るようになり著者Richard Grelingが判明した。脚注
(一)^ abcdefg﹁江の島に﹁菊栄文庫﹂あす開設 神奈川﹂﹃朝日新聞﹄、1988年11月3日、朝刊 神奈川版。
(二)^ 山川菊栄 麹町界隈わがまち人物館
(三)^ ab“山川菊栄賞、34年の歴史に幕 女性問題研究者を支援”. 神奈川新聞カナロコ (2015年2月25日). 2024年3月10日閲覧。
(四)^ 山川振作、田中寿美子 編﹃﹃山川菊栄集﹄第1巻﹄岩波書店、1981年、301頁。2024年3月3日閲覧。
(五)^ 山川菊栄﹃武家の女性﹄岩波書店、1983年、p.10
(六)^ 鈴木裕子﹃忘れられた思想家・山川菊栄ーフェミニズムと戦時下の抵抗﹄梨の木舎、2022年3月10日 2022、P122ー123頁。
(七)^ 井上輝子﹃日本のフェミニズムー150年の人と思想﹄有斐閣、2021年、48-53頁。
(八)^ 世相風俗観察会﹃増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年︵1945︶-平成20年︵2008︶﹄河出書房新社、2003年11月7日、22頁。ISBN 9784309225043。
(九)^ 伊藤セツ﹃山川菊栄研究 過去を読み 未来を拓く﹄ドメス出版、2018年11月、408頁。
(十)^ 山川菊栄記念会﹃いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録﹄2021年7月12日、25頁。
(11)^ 山川菊栄記念会﹃いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録﹄2021年7月21日、26頁。
(12)^ 山川菊栄記念会﹃いま、山川菊栄が新しい! 山川菊栄生誕130周年記念シンポジウム記録﹄2021年7月21日、26-27頁。
(13)^ 伊藤セツ (2019年8月18日). “﹃婦人問題懇話会報﹄上での山川菊栄―1号から30号まで菊栄執筆の22篇 を概観して”. ウィメンズアクションネットワーク. 2023年10月28日閲覧。
(14)^ “大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞”. 朝日新聞社. 2024年3月10日閲覧。
(15)^ 田中寿美子, 山川振作 編﹃﹃山川菊栄集﹄第8巻﹄岩波書店、1982年、287頁。2024年3月3日閲覧。
(16)^ 山川菊栄記念会 編﹃たたかう女性学へ﹄インパクト出版会、2000年、322頁。
(17)^ ﹁山川菊栄の足跡たどる連続講座 生誕100年記念﹂﹃朝日新聞﹄、1989年12月13日、朝刊、17面。
(18)^ ﹁山川菊栄生誕100年記念シンポジウム︵情報クリップ︶﹂﹃朝日新聞﹄、1990年10月30日、朝刊、16面。
(19)^ “山上千恵子監督特集3‥山川菊栄の思想と活動﹃姉妹よ、まずかく疑うことを習え﹄ 今を生きる女性︵姉妹︶たちへ”. Women's Action Network (2017年8月11日). 2024年3月10日閲覧。
(20)^ “山川菊栄文庫について” (PDF). 2024年3月10日閲覧。
(21)^ “かながわ女性センターの図書館、県立に統合の方針/神奈川県”. 神奈川新聞カナロコ (2013年8月27日). 2024年3月10日閲覧。
(22)^ abc“森田千世”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus︵コトバンク︶. 2024年3月10日閲覧。
(23)^ ﹁情報クリップ﹂﹃朝日新聞﹄、2015年1月5日、夕刊、7面。
(24)^ “映画紹介”. ワーク・イン. 2024年3月10日閲覧。
(25)^ ﹁与謝野晶子、色あせない 市民劇団、﹁母性保護論争﹂テーマに4度目の舞台 ︻大阪︼﹂﹃朝日新聞﹄、2008年11月1日、朝刊、17面。
(26)^ ﹁﹁母性保護論争﹂を現代に あす、立川で舞台 /東京都﹂﹃朝日新聞﹄、2009年6月19日、朝刊 多摩版、29面。
(27)^ “﹁らんたん 第二部﹂ 連載スタート記念 ◇ 柚木麻子さん特別インタビュー”. 小説丸 (2021年2月24日). 2024年3月10日閲覧。
(28)^ “構想5年。柚木麻子が満を持して放つ女子大河小説!﹃らんたん﹄”. 小学館 (2021年11月4日). 2024年3月10日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 『山川菊栄』 - コトバンク
- 山川菊栄連続学習会第一回
- 山川菊栄記念会 2022年7月15日閲覧
- 山川菊栄文庫
- 山川菊栄・日本婦人問題懇話会の軌跡サイト内