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'''情報工学'''︵じょうほうこうがく、{{ |
'''情報工学'''︵じょうほうこうがく、{{lang-en|computer science{{Sfn|コンピュータ用語辞典編集委員会|2001|p=507}}}}︶とは、﹁[[コンピュータ|計算機]]による[[情報処理]]に関連する[[科学技術]]の一分野﹂を指す言葉であり、﹁'''[[情報科学]]'''﹂や﹁'''[[計算機科学]]'''﹂ともいう{{Sfn|コンピュータ用語辞典編集委員会|2001|p=507}}。
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なお英語の [[:en:Information engineering|information engineering]] は[[ソフトウェア工学]]における一手法であり(''[[データ中心アプローチ]]''も参照)、日本語の「情報工学」とは対応しない。また似た言葉に[[情報学]]がある。 |
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歴史的な背景を鑑みると、﹁情報工学﹂は[[工学]]の一分野であり、﹁[[計算機科学]]﹂は[[理学]]に近い。このことから、情報工学がどちらかといえば応用を重視するのに対して、計算機科学のほうがより理論的な面を重視する、という見方もある。
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== 概要 == |
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== 日本における情報工学の位置づけ == |
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{{独自研究範囲|語感としては、[[情報科学]]という語がもっぱらおおまかに﹁科学﹂という語が指す範囲を中心としているのに対し、情報工学は﹁工学﹂的な分野に重心があるが、内実としてはどれもたいして変わらないことが多い︵たとえば、大学の学部学科名などに関しては、個々の大学の個性による違いのほうが、名前による違いより大きい︶。日本で、大学の工学部などに[[計算機科学|コンピュータ科学]]ないし情報関係の学科を設置する際に、﹁工学﹂部という語との整合のためだけに便利に使われた、という面が大きい︵[[情報工学科]]の記事を参照︶。|title=筆者の主張が含まれており、出典がありません。|date=2022年9月}}
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情報工学とは「[[情報]]」を工学的に利用するための学問分野である<ref>[http://www.ics.keio.ac.jp/dept/concept.html.ja 情報工学科のねらい] 慶應義塾大学 情報工学科</ref>。情報の発生([[データマイニング]]、[[コンピュータグラフィックス]]など)、情報の伝達([[コンピュータネットワーク]]など)、情報の収集([[コンピュータビジョン]]、[[検索エンジン]]など)、情報の蓄積([[データベース]]、[[データ圧縮]]など)、情報の処理([[計算機工学]]、[[計算機科学]]、[[ソフトウェア工学]])を扱う総合的な工学分野といえる<ref>[http://www.osakac.ac.jp/dept/p/zyuken/gakka2.html 情報工学とは何か] 大阪電気通信大学 情報工学科</ref>。また情報工学を、物理現象を支配している原理や法則や社会・経済活動を情報という観点から捉え,コンピュータ上の設計手順に変換することにより自動化する方法を創出する学問分野とする見方もあり、これは英語でいう[[コンピューティング]] ([[:en:Computing|Computing]]) に相当する<ref>[http://www.ise.shibaura-it.ac.jp/main02.html カリキュラム] 芝浦工業大学 情報工学科</ref>。 |
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ここでは、いくつかの大学の学科紹介などから(研究などにおける専門的な解説ではない)抜粋する。情報工学とは「[[情報]]」を工学的に利用するための学問分野である<ref>[http://www.ics.keio.ac.jp/dept/concept.html.ja 情報工学科のねらい] [[慶應義塾大学]] 情報工学科</ref>。情報の発生([[データマイニング]]、[[コンピュータグラフィックス]]など)、情報の伝達([[コンピュータネットワーク]]など)、情報の収集([[コンピュータビジョン]]、[[検索エンジン]]など)、情報の蓄積([[データベース]]、[[データ圧縮]]など)、情報の処理([[計算機工学]]、[[計算機科学]]、[[ソフトウェア工学]])を扱う総合的な工学分野といえる<ref>[http://www.osakac.ac.jp/dept/p/zyuken/gakka2.html 情報工学とは何か] [[大阪電気通信大学]] 情報工学科</ref>。また情報工学を、物理現象を支配している原理や法則や社会・経済活動を情報という観点から捉え,コンピュータ上の設計手順に変換することにより自動化する方法を創出する学問分野とする見方もあり、これは英語でいう[[コンピューティング]](computing)に相当する<ref>[http://www.ise.shibaura-it.ac.jp/main02.html カリキュラム] [[芝浦工業大学]] 情報工学科</ref>。いずれにしても以上の説明は、大学の学科紹介などからの抜粋である。 |
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*学科名としては、京都大学︵工学部︶および大阪大学︵基礎工学部︶に、1970年初めて、情報工学科が登場する。同年、東京工業大学には[[情報科学]]科が、また、電気通信大学および山梨大学には計算機科学科が、金沢工業大学には情報処理工学科が設立された。
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*情報工学はComputer Scienceと訳すことが多い。日本の大学の﹁[[情報工学科]]﹂で英語名を Information Engineering とするところは、2007年時点で、8/33程度である。Information Engineering を掲げる例に、[[ケンブリッジ大学]]の Information Engineering Division がある<ref>[http://www.eng.cam.ac.uk/research/div-f/ CUED - Division F: Information Engineering]ケンブリッジ大学</ref>。
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*情報処理学会が策定した標準カリキュラム J97 (CS-J97) |
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*[[Association for Computing Machinery|ACM]](米国計算機学会)と[[IEEE]](米国電気電子学会)が共同策定した Computing Curricula 2001 |
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計算機科学や[[情報科学]]・情報工学を扱う学会としては、米国では発足が早かったこともあり、[[Association for Computing Machinery|ACM]]は直訳すると﹁計算機械学会﹂である。国際機関である[[情報処理国際連合]]の1960年発足の頃には、コンピュータは︵数の︶計算のみならず情報を処理する機械であるという認識は広まっており、日本の学会発足に関しても、和田弘により<ref>http://museum.ipsj.or.jp/pioneer/h-wada.html</ref>﹁[[情報処理学会]]﹂の名が付けられ、[[情報処理]]という言葉が使われるようになった。また[[電子情報通信学会]]もこの分野をあらわす語として﹁情報﹂を使っている。
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== 基礎的な理論 == |
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*[[集合論]] |
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*[[離散数学]] |
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*[[ブール代数]] |
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*[[記号論理学]] |
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*[[情報理論]] |
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*[[情報証明論]] |
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**[[Mizar]] |
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*[[統計学]] |
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*[[計算理論]] |
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**[[チューリングマシン]] |
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**[[ラムダ計算]] |
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**[[アルゴリズム]] |
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*[[データ構造]] |
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*[[形式言語]] |
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**[[正規言語]] |
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**[[文脈自由言語]] |
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*[[プログラム意味論]] |
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**[[操作的意味論]] |
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**[[公理的意味論]] |
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**[[表示的意味論]] |
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**[[領域理論]] |
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[[日本技術士会]]に「情報工学部会」があり、また同会が課している2次試験は部門別であるが、コンピュータソフトウェアに関連する部門を「情報工学部門」としている<ref>http://www.engineer.or.jp/c_categories/index02022.html</ref>([[技術士|技術士情報工学部門]])。 |
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== ソフトウェア技術 == |
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*[[オペレーティングシステム]] |
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**[[メモリ管理]] |
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**[[スケジューリング]] |
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**[[排他制御]] |
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**[[プロセス間通信]] |
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*[[並列処理]] |
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*[[プログラミング言語]] |
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*[[コンピュータセキュリティ]] |
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*[[データベース]] |
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*[[コンピュータネットワーク]] |
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**[[インターネット]] |
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*[[暗号理論]] |
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*[[符号理論]] |
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**[[データ圧縮]] |
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**[[誤り検出]] |
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**[[誤り訂正]] |
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*[[人工知能]] |
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**[[認識]] - [[パターン認識]] |
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**[[機械学習]] |
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**[[自然言語処理]] |
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*[[ユーザインタフェース]] |
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*[[ソフトウェア工学|ソフトウエア工学]] |
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* 学科名としては、[[京都大学]]︵[[工学部]]︶および[[大阪大学]]︵[[基礎工学部]]︶に、1970年初めて、情報工学科が登場する。同年、[[東京工業大学]]には情報科学科が、また、[[電気通信大学]]および[[山梨大学]]には計算機科学科が、[[金沢工業大学]]には情報処理工学科が設立された。
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== 情報工学が応用される技術 == |
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* 学部名としては、1986年に設置された[[九州工業大学]]の情報工学部が最初である。1987年から学生を受け入れ始めた知能情報工学科と電子情報工学科の2学科に加えて、制御システム工学科、機械システム工学科、生化システム工学科︵現在のシステム創成情報工学科、機械情報工学科、生命情報工学科︶の全5学科すべてが情報工学を専門とする学部である。また、[[情報科学]]を専門とする学部として、[[情報科学部]]が存在し、[[情報学]]を専門とする学部として、[[情報学部]]が存在する。[[工学]]系では1996年に[[大阪工業大学]]が最初に設置している<ref>https://www.oit.ac.jp/is/</ref>。
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*[[計算科学]] |
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* 日本の大学の﹁[[情報工学科]]﹂では、英語名はcomputer science︵計算機科学︶としていることが多い。<!--英語圏ではComputer Scienceの語が圧倒的に通りが良いし、たとえばIT業界で学歴として﹁CSの学位﹂といったように扱われるからである。-->information engineering とするところは、2007年時点で、8/33程度である。information engineering を掲げる例に、[[ケンブリッジ大学]]の Information Engineering Division がある<ref>[http://www.eng.cam.ac.uk/research/div-f/ CUED - Division F: Information Engineering] ケンブリッジ大学</ref>。
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*[[CAE]] |
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* 研究科では[[情報学研究科]]など。 |
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*[[コンピュータグラフィックス]] |
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*[[コンピュータビジョン]] |
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*[[機械翻訳]] |
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*[[音声認識]] |
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*[[データマイニング]] |
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*[[データウェアハウス]] |
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*[[World Wide Web]] (WWW) |
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*[[検索エンジン]] |
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*[[分散コンピューティング]] |
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*[[ユビキタスコンピューティング]] |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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*[[情報工学者一覧]]、[[コンピュータに関する人物一覧]] |
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=== 出典 === |
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*[[コンピュータ用語一覧]]、[[プログラミング用語 (分野別)]] |
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{{Reflist}} |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
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* {{Cite book|和書 |
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<references /> |
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|author = コンピュータ用語辞典編集委員会 |
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|date = 2001-06-01 |
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|title = 和英コンピュータ用語大辞典 |
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|edition = 第1刷 |
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|publisher = [[日外アソシエーツ]] |
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|isbn = 978-4816916618 |
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|ref = harv |
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}} |
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{{Engineering fields}} |
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== 関連項目 == |
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{{Computer-stub}} |
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*[[情報処理]] |
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== 外部リンク == |
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*[http://www.ipsj.or.jp/12kyoiku/J97-v1.1.pdf J97-(社)情報処理学会] |
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{{DEFAULTSORT:しようほうこうかく}} |
{{DEFAULTSORT:しようほうこうかく}} |
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[[Category:情報工学|*]] |
[[Category:情報工学|*]] |
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[[Category:工学]] |
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[[Category:理学]] |
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{{Computer-stub}} |
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[[Category:形式科学]] |
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[[da:Information Engineering]] |
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[[de:Information Engineering]] |
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[[en:Information Engineering]] |
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[[nl:Information Engineering]] |
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[[th:วิศวกรรมสารสนเทศ]] |
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[[zh:資訊工程]] |
2024年5月21日 (火) 07:22時点における最新版
概要[編集]
語感としては、情報科学という語がもっぱらおおまかに﹁科学﹂という語が指す範囲を中心としているのに対し、情報工学は﹁工学﹂的な分野に重心があるが、内実としてはどれもたいして変わらないことが多い︵たとえば、大学の学部学科名などに関しては、個々の大学の個性による違いのほうが、名前による違いより大きい︶。日本で、大学の工学部などにコンピュータ科学ないし情報関係の学科を設置する際に、﹁工学﹂部という語との整合のためだけに便利に使われた、という面が大きい︵情報工学科の記事を参照︶。[独自研究?] ここでは、いくつかの大学の学科紹介などから︵研究などにおける専門的な解説ではない︶抜粋する。情報工学とは﹁情報﹂を工学的に利用するための学問分野である[2]。情報の発生︵データマイニング、コンピュータグラフィックスなど︶、情報の伝達︵コンピュータネットワークなど︶、情報の収集︵コンピュータビジョン、検索エンジンなど︶、情報の蓄積︵データベース、データ圧縮など︶、情報の処理︵計算機工学、計算機科学、ソフトウェア工学︶を扱う総合的な工学分野といえる[3]。また情報工学を、物理現象を支配している原理や法則や社会・経済活動を情報という観点から捉え,コンピュータ上の設計手順に変換することにより自動化する方法を創出する学問分野とする見方もあり、これは英語でいうコンピューティング︵computing︶に相当する[4]。いずれにしても以上の説明は、大学の学科紹介などからの抜粋である。 計算機科学や情報科学・情報工学を扱う学会としては、米国では発足が早かったこともあり、ACMは直訳すると﹁計算機械学会﹂である。国際機関である情報処理国際連合の1960年発足の頃には、コンピュータは︵数の︶計算のみならず情報を処理する機械であるという認識は広まっており、日本の学会発足に関しても、和田弘により[5]﹁情報処理学会﹂の名が付けられ、情報処理という言葉が使われるようになった。また電子情報通信学会もこの分野をあらわす語として﹁情報﹂を使っている。 日本技術士会に﹁情報工学部会﹂があり、また同会が課している2次試験は部門別であるが、コンピュータソフトウェアに関連する部門を﹁情報工学部門﹂としている[6]︵技術士情報工学部門︶。脚注[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
- コンピュータ用語辞典編集委員会『和英コンピュータ用語大辞典』(第1刷)日外アソシエーツ、2001年6月1日。ISBN 978-4816916618。