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通常は右投げの選手が起用されるポジションであり、左投げの捕手は極めて稀である<ref group="注">プロ野球に在籍した左投げの捕手には、1884年から1900年に[[フィラデルフィア・フィリーズ]]に所属していた[[ジャック・クレメンツ]]が居る。</ref><ref name="nino679">{{Cite web|url=http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=5928 |title=二宮清純「唯我独論」 第679回 プロの左投げ捕手、現れても不思議じゃない |date=2015年2月18日 |accessdate=2015年6月25日 |deadlinkdate=2020-09-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20150412092606/http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=5928 |archivedate=2015-04-12}}</ref>。これは「野球は競技人口に右[[打者]]が多いため、左投げでは二塁や三塁への送球時に打者が邪魔になり送球しにくく、特に三塁送球時は体をひねる無理な体勢となるため送球に支障がでる」「本塁へ帰ってくる走者との交錯時に利き腕である左腕側から走者が突入してくるため、タッチが遅れる上に故障の危険を伴う」「送球のために半身になると一塁側が見づらい<ref name="nino679" /> 」などの理由に加え、そもそも'''「肩が強く、ピッチングが組み立てられるだけの資質がある左投げの選手」はまずは投手として育成される例ががほとんど'''であり<ref group="注">例外として[[ベーブ・ルース]]は肩の強さを買われ、左投げでありながら捕手として野球を始めた。</ref>、小中学校の段階で左投げ捕手の道はほぼ断たれるのが現状であるからである。用具面でも「左投げ用のキャッチャーミットには既製品が無く特注になる」「チェストプロテクターの多くが右肩部分は可動だが左肩部分は固定されている」など、障壁となっている。ただし左打者が増えた環境下では「肩が強ければ左投げ捕手も務まりうる」という見方もある<ref name="nino679" />。なお'''ソフトボールではクロスプレーや盗塁が禁止されている'''ため、左投げの捕手でも支障は無い。 |
通常は右投げの選手が起用されるポジションであり、左投げの捕手は極めて稀である<ref group="注">プロ野球に在籍した左投げの捕手には、1884年から1900年に[[フィラデルフィア・フィリーズ]]に所属していた[[ジャック・クレメンツ]]が居る。</ref><ref name="nino679">{{Cite web|url=http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=5928 |title=二宮清純「唯我独論」 第679回 プロの左投げ捕手、現れても不思議じゃない |date=2015年2月18日 |accessdate=2015年6月25日 |deadlinkdate=2020-09-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20150412092606/http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=5928 |archivedate=2015-04-12}}</ref>。これは「野球は競技人口に右[[打者]]が多いため、左投げでは二塁や三塁への送球時に打者が邪魔になり送球しにくく、特に三塁送球時は体をひねる無理な体勢となるため送球に支障がでる」「本塁へ帰ってくる走者との交錯時に利き腕である左腕側から走者が突入してくるため、タッチが遅れる上に故障の危険を伴う」「送球のために半身になると一塁側が見づらい<ref name="nino679" /> 」などの理由に加え、そもそも'''「肩が強く、ピッチングが組み立てられるだけの資質がある左投げの選手」はまずは投手として育成される例ががほとんど'''であり<ref group="注">例外として[[ベーブ・ルース]]は肩の強さを買われ、左投げでありながら捕手として野球を始めた。</ref>、小中学校の段階で左投げ捕手の道はほぼ断たれるのが現状であるからである。用具面でも「左投げ用のキャッチャーミットには既製品が無く特注になる」「チェストプロテクターの多くが右肩部分は可動だが左肩部分は固定されている」など、障壁となっている。ただし左打者が増えた環境下では「肩が強ければ左投げ捕手も務まりうる」という見方もある<ref name="nino679" />。なお'''ソフトボールではクロスプレーや盗塁が禁止されている'''ため、左投げの捕手でも支障は無い。 |
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ベンチ入りする捕手の数は少なく、一般に2人から3人である。ただし、どの試合でもベンチ入り捕手を全て使うようなことは稀である。前述の通り、専門的な技術を要するために他の野手にはなかなか務まるものではなく、負傷退場などの最悪の事態に備えて最低1人は交代要員を残しておくためである。一方で、控え捕手までもが負傷退場するなどして守備につける捕手がいなくなった場合に備えて、本来は捕手ではないが過去に捕手の経験のある選手が、試合前などに捕手としての練習をする |
ベンチ入りする捕手の数は少なく、一般に2人から3人である。ただし、どの試合でもベンチ入り捕手を全て使うようなことは稀である。前述の通り、専門的な技術を要するために他の野手にはなかなか務まるものではなく、負傷退場などの最悪の事態に備えて最低1人は交代要員を残しておくためである。一方で、控え捕手までもが負傷退場するなどして守備につける捕手がいなくなった場合に備えて、本来は捕手ではないが過去に捕手の経験のある選手が、試合前などに捕手としての練習をする例もある<ref group="注">実際に捕手経験があった[[木村拓也]]は、[[2009年]][[9月4日]]の試合において、控え捕手がいなくなったため延長12回に捕手を務めた。木村は捕手としての出場の可能性があると感じて試合中にブルペンで捕球練習をしていた。</ref>。[[新田玄気]]、[[横山徹也]]など、チーム内の大半の捕手が負傷により出場できなくなった際に守備要員として一時的に現役復帰する例もある。[[日米野球]]のような[[エキシビション]]では最後に出場した捕手が負傷退場してしまった場合に、すでにベンチに退いた捕手が再出場できる規定が設けられることがある<ref>{{Cite web|url=https://www.japan-baseball.jp/nichibei2018/pdf/regulation_2.pdf|title=2018日米野球大会規定|work=日本野球機構|date=2018-10-10|accessdate=2020-05-03}}</ref>。 |
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また、[[ブルペン]]で投手の投球練習を補佐する専門の捕手を[[ブルペン捕手]]という。 |
また、[[ブルペン]]で投手の投球練習を補佐する専門の捕手を[[ブルペン捕手]]という。 |
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=== 捕球 === |
=== 捕球 === |
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[[File:Strike, Atlanta Braves.jpg|thumb|ワンバウンドした投球を身体で止める捕手。]] |
[[File:Strike, Atlanta Braves.jpg|thumb|ワンバウンドした投球を身体で止める捕手。]] |
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捕手にとって最も重要な役割は投手の投球を捕球することである{{Sfnm|1a1=織田|1y=2002|1pp=173 - 174|2a1=赤坂|2y=2009|2pp=19, 21, 41|3a1=梨田|3y=2006|3pp=216, 226, 230|4a1=古田|4y=2009|4p=148}}。プロの投手の高速のボールや変化球をミスなく捕球するためには各種の捕球技術が必要とされている{{Sfnm|1a1=梨田|1y=2006|1pp=16 - 39, 216, 227 |1loc=第1章|2a1=大矢|2y=2002|2pp=167-171, 156-158|3a1=古田|3y=2009|3pp=38-49, 145|4a1=山倉|4y=2006|4pp=62-66}}。投手の投じる[[速球]]や[[変化球]]、時にはワンバウンドするものや暴投を正確に捕球できず、後逸<ref group="注">野球のルール用語の﹁捕逸﹂と﹁暴投﹂は、塁上に走者がいる |
捕手にとって最も重要な役割は投手の投球を捕球することである{{Sfnm|1a1=織田|1y=2002|1pp=173 - 174|2a1=赤坂|2y=2009|2pp=19, 21, 41|3a1=梨田|3y=2006|3pp=216, 226, 230|4a1=古田|4y=2009|4p=148}}。プロの投手の高速のボールや変化球をミスなく捕球するためには各種の捕球技術が必要とされている{{Sfnm|1a1=梨田|1y=2006|1pp=16 - 39, 216, 227 |1loc=第1章|2a1=大矢|2y=2002|2pp=167-171, 156-158|3a1=古田|3y=2009|3pp=38-49, 145|4a1=山倉|4y=2006|4pp=62-66}}。投手の投じる[[速球]]や[[変化球]]、時にはワンバウンドするものや暴投を正確に捕球できず、後逸<ref group="注">野球のルール用語の﹁捕逸﹂と﹁暴投﹂は、塁上に走者がいる例で後逸によって走者が進塁した場合にしか記録されないが、ここでいう﹁後逸﹂は、走者がいない場合も含むすべての後逸を指す。</ref> することが多いと投手や監督から信頼されにくく{{Sfnm|1a1=赤坂|1y=2009|1pp=19, 21, 41-59, 162-164|2a1=古田|2y=2009|2p=148|3a1=森|3y=2000|3pp=30-32|4a1=大矢|4y=2002|4p=166}}、走者がいる場合には、[[捕逸]]してしまうと相手に進塁や得点の機会を容易に与えてしまうからである。ワンバウンドなどの難しい球を捕球できない時にも、捕手は自分の体にボールを当ててでもボールを止め、後方へそらさないことが求められる{{Sfnm|1a1=キャンパニス|1y=1957|1p=68|2a1=梨田|2y=2006|2pp=32 - 33|3a1=大矢|3y=2002|3pp=115, 167-168, 170|4a1=古田|4y=2009|4pp=46-49|5a1=山倉|5y=2006|5pp=35, 64-65}}。
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このため特に捕球が難しい[[ナックルボール]]投手が在籍するチームではこれを捕球する能力に長けた専属捕手が存在する場合もある。例えば[[ボストン・レッドソックス]]では[[ティム・ウェイクフィールド]]の先発登板する試合では、打撃に優れる正捕手の[[ジェイソン・バリテック]]ではなく、捕球に優れる控え捕手([[ダグ・ミラベリ]]、[[ケビン・キャッシュ]]、[[ジョージ・コッタラス]])が必ず先発出場していた。 |
このため特に捕球が難しい[[ナックルボール]]投手が在籍するチームではこれを捕球する能力に長けた専属捕手が存在する場合もある。例えば[[ボストン・レッドソックス]]では[[ティム・ウェイクフィールド]]の先発登板する試合では、打撃に優れる正捕手の[[ジェイソン・バリテック]]ではなく、捕球に優れる控え捕手([[ダグ・ミラベリ]]、[[ケビン・キャッシュ]]、[[ジョージ・コッタラス]])が必ず先発出場していた。 |
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コリジョンルール導入前でも、ブロックを行う場合であっても、ボールを保持しているか、まさに送球を捕ろうとしているなどの状況でなければ、塁線に立って走者の進路を塞ぐことは許されなかった︵[[公認野球規則]] 7・06︵a︶︻付記︼︶。これに違反した場合は[[走塁妨害]]︵オブストラクション︶となる。なお、日本の[[高校野球]]においては、ボールを保持しているときしか塁線に位置することはできない<ref>{{Cite web|url=http://www.jhbf.or.jp/rule/specialrule/specialrule_2018.pdf |title=高校野球特別規則 |at=19.捕手の本塁上のプレイ |publisher=公益財団法人日本高等学校野球連盟 |accessdate=2012-09-04 |format=PDF}}</ref>。
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コリジョンルール導入前でも、ブロックを行う場合であっても、ボールを保持しているか、まさに送球を捕ろうとしているなどの状況でなければ、塁線に立って走者の進路を塞ぐことは許されなかった︵[[公認野球規則]] 7・06︵a︶︻付記︼︶。これに違反した場合は[[走塁妨害]]︵オブストラクション︶となる。なお、日本の[[高校野球]]においては、ボールを保持しているときしか塁線に位置することはできない<ref>{{Cite web|url=http://www.jhbf.or.jp/rule/specialrule/specialrule_2018.pdf |title=高校野球特別規則 |at=19.捕手の本塁上のプレイ |publisher=公益財団法人日本高等学校野球連盟 |accessdate=2012-09-04 |format=PDF}}</ref>。
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時に行われるトリックプレーの一種として、三塁走者が本塁へ疾走して来る時に捕手が本塁上で構えず、立ち上がって外野からまだ返球が来ないような振りをして走者を油断させ、返球が来たと同時に[[タッグアウト]]{{Efn2|name=tag|「タッグアウト」とは、タッチアウトのこと。野球用語で一般的に呼ばれている「タッチ」は、『公認野球規則』では「タッグ(tag)」と記されており、「タッチアウト」は公認野球規則では「タッグアウト」、「タッチする」は「タッグする」という。{{Sfn|梨田|2006|pp=78-79}}}}にするプレーがある{{Sfn|大矢|2002|pp=174-175}}。これは、走者には外野からの返球が見えないレフト側から返球が来る |
時に行われるトリックプレーの一種として、三塁走者が本塁へ疾走して来る時に捕手が本塁上で構えず、立ち上がって外野からまだ返球が来ないような振りをして走者を油断させ、返球が来たと同時に[[タッグアウト]]{{Efn2|name=tag|「タッグアウト」とは、タッチアウトのこと。野球用語で一般的に呼ばれている「タッチ」は、『公認野球規則』では「タッグ(tag)」と記されており、「タッチアウト」は公認野球規則では「タッグアウト」、「タッチする」は「タッグする」という。{{Sfn|梨田|2006|pp=78-79}}}}にするプレーがある{{Sfn|大矢|2002|pp=174-175}}。これは、走者には外野からの返球が見えないレフト側から返球が来る例などに行われる。 |
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逆に、右翼側からの返球を受ける |
逆に、右翼側からの返球を受ける例では、捕手には本塁へ走ってくる走者が見えにくく、捕手が体を左へひねり無理な姿勢でタッグ{{Efn2|name=tag}}しにいった所へ走者が突入して来るため大きな怪我が起きることもある{{Sfn|梨田|pp=77-79}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}。 |
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[[大矢明彦]]は、怪我やミスは想定外のことが生じた |
[[大矢明彦]]は、怪我やミスは想定外のことが生じた例で起きるため、本塁上のクロスプレーでは「いい返球は来ないと思え」と自著に記し、捕手は、俊敏なフットワーク、俊敏に走者にタッグする技術と共に、1点を争う切迫した状況でも、冷静な判断により想定外のことが起きても対応できるようにしておくことが必要であるとしている{{Sfn|大矢|2002|pp=174-175}}。 |
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=== 監督の分身として === |
=== 監督の分身として === |
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{{出典の明記|date=2018年9月|section=1}} |
{{出典の明記|date=2018年9月|section=1}} |
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[[File:Kenji_Johjima_at_bat.JPG|thumb|200px|打席に立つ捕手([[城島健司]])]] |
[[File:Kenji_Johjima_at_bat.JPG|thumb|200px|打席に立つ捕手([[城島健司]])]] |
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捕手は前述のとおり他の野手とは異なる守備技術が要求され、怪我の危険性も高いポジションであるため、比較的打撃力は重視されず、捕手は打撃よりも守りの役割および機能が重視される。攻撃時の捕手の[[打順]]は、[[指名打者]]制なしでは8番打者か7番打者である |
捕手は前述のとおり他の野手とは異なる守備技術が要求され、怪我の危険性も高いポジションであるため、比較的打撃力は重視されず、捕手は打撃よりも守りの役割および機能が重視される。攻撃時の捕手の[[打順]]は、[[指名打者]]制なしでは8番打者か7番打者である例が多く、指名打者制ありでは8番打者か9番打者か7番打者である例が多い。
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プロの野球において打撃3部門([[首位打者]]・[[本塁打王]]・[[打点王]])のタイトルを獲得する捕手は比較的少ない。アメリカ大リーグでは打撃タイトルを獲得した捕手は、[[アーニー・ロンバルディ]]、[[ジョニー・ベンチ]]、[[ジョー・マウアー]]など数人であり、日本プロ野球においても、1936年の創設以降は[[バッキー・ハリス (捕手)|バッキー・ハリス]]、[[服部受弘]]、[[野村克也]]、[[田淵幸一]]、[[古田敦也]]、[[阿部慎之助]]、[[森友哉]]のわずか7人のみである。 |
プロの野球において打撃3部門([[首位打者]]・[[本塁打王]]・[[打点王]])のタイトルを獲得する捕手は比較的少ない。アメリカ大リーグでは打撃タイトルを獲得した捕手は、[[アーニー・ロンバルディ]]、[[ジョニー・ベンチ]]、[[ジョー・マウアー]]など数人であり、日本プロ野球においても、1936年の創設以降は[[バッキー・ハリス (捕手)|バッキー・ハリス]]、[[服部受弘]]、[[野村克也]]、[[田淵幸一]]、[[古田敦也]]、[[阿部慎之助]]、[[森友哉]]のわずか7人のみである。 |
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捕手が1番打者を務める |
捕手が1番打者を務める例は極めて異例である<ref group="注">1970年、南海ホークス選手兼任監督の野村克也は最終戦だけ打席数を稼ぐため1番を打っている(その時の4番を打ったのが三塁手で出場した[[富田勝]]であった)が、他の129試合は4番を打っている。MLBでは[[ジェイソン・ケンドール]]は1番を打つ例が多かった。</ref>。理由は俊足の捕手<ref group="注">一般に1番打者は俊足の選手が起用される例が比較的多い。「[[打順]]」を参照。</ref> が少ないためである。捕手の守備で俊足を要求される場面はほとんどなく、俊足である捕手はむしろ、その足や捕手で培った強肩を生かして外野手に[[コンバート (野球)|コンバート]]する例が少なくない。[[関川浩一]](捕手時代にも1番打者での出場あり)や[[飯田哲也 (野球)|飯田哲也]]がその例である。 |
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打撃の良い(または守備力の低い)捕手はしばしばその能力を生かすために[[内野手]]・[[外野手]]を兼任したり、捕手以外のポジションにコンバートされる。捕球技術に長けた者や足が遅い者は[[一塁手]]や[[三塁手]]を、足が速い者や遠投能力に長けた者は外野手をプレーする例が少なくない。田淵幸一(西武移籍後)、[[吉永幸一郎]]、[[小笠原道大]]、[[和田一浩]]、[[山崎武司]]、[[江藤智 (野球)|江藤智]]、[[北川博敏]]などは打撃力を買われ、プロ入り後に内野手・外野手に転向した(吉永はその後捕手登録に復帰)。また、チームに守備に秀でた控え捕手が居る場合や、投手交代の際バッテリーごと交代する場合、故障明けの出場など、一塁手や外野手など他の守備位置を兼任する捕手もいる。[[城島健司]]、[[阿部慎之助]]、[[高橋信二]]、[[岡島豪郎]]などがその例である。特に阿部・高橋は内野手として、岡島は外野手として選手登録された年度もあった。 |
打撃の良い(または守備力の低い)捕手はしばしばその能力を生かすために[[内野手]]・[[外野手]]を兼任したり、捕手以外のポジションにコンバートされる。捕球技術に長けた者や足が遅い者は[[一塁手]]や[[三塁手]]を、足が速い者や遠投能力に長けた者は外野手をプレーする例が少なくない。田淵幸一(西武移籍後)、[[吉永幸一郎]]、[[小笠原道大]]、[[和田一浩]]、[[山崎武司]]、[[江藤智 (野球)|江藤智]]、[[北川博敏]]などは打撃力を買われ、プロ入り後に内野手・外野手に転向した(吉永はその後捕手登録に復帰)。また、チームに守備に秀でた控え捕手が居る場合や、投手交代の際バッテリーごと交代する場合、故障明けの出場など、一塁手や外野手など他の守備位置を兼任する捕手もいる。[[城島健司]]、[[阿部慎之助]]、[[高橋信二]]、[[岡島豪郎]]などがその例である。特に阿部・高橋は内野手として、岡島は外野手として選手登録された年度もあった。 |
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このように、捕手は他の野手と異なり試合における役割・機能が極めて多岐に渡る。 |
このように、捕手は他の野手と異なり試合における役割・機能が極めて多岐に渡る。 |
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前述のように、メジャーリーグでは、投手の配球を投手自身または監督・コーチが判断して決めることが多く捕手のリードはそれほど重要視されない傾向があるため、メジャーリーグの捕手は、キャッチング技術の他に、打撃力や肩の良さが重視される傾向がある{{Sfn|小林|2006|pp=59-65}}<ref name="DoiCmajor "/>{{Sfn|森|2000|pp=128-130}}のに対し、日本のプロ野球では、捕手が打者に対する配球を判断して投手と守備陣をリードし、チームの失点を防止するグラウンド上の守りの指揮者・責任者の役割を捕手が担当することが通常であり{{Sfnm|1a1=赤坂|1y=2009|1pp=135-138, 218-220, 222-223, 231, 241, 247, 249|2a1=松下|2y=2009|2pp=23-24, 138-142|3a1=森|3y=2000|3pp=46, 56.77-85, 105124-125, 128-133, 163-166, 177, 193, 196, 213, 224-226, 235, 237-238|4a1=大矢|4y=2002|4pp=22-25, 26, 31-32, 45-50, 70-73, 81-100, 116, 159-161, 163-165|5a1=山倉|5y=2006|5pp=51-52, 66, 85-86, 90, 118-119, 141, 179-183, 195|6a1=古田|6y=2009|6pp=14-16, 68, 124-126, 132-143|7a1=織田|7y=2002|7p=198|8a1=牧野|8y=1983|8pp=262-267}}{{Sfn|野村|pp=60, 61-63, 87-88, 96, 98, 168, 171-175}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}{{Sfn|梨田|pp=95-97, 160-162, 200-221}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}、打たれる責任は投手ではなく捕手の配球の責任としている監督やコーチが多い{{Sfnm|1a1=織田|1y=2002|1pp=8, 49 - 50, 109|2a1=赤坂|2y=2009|2pp=80, 87, 103, 136-138, 150-152, 160, 208|3a1=梨田|3y=2006|3pp=109, 227|4a1=松下|4y=2009|4pp=138-139, 206|5a1=森|5y=2000|5pp=92, 230-234|6a1=牧野|6y=1983|6pp=262-263|7a1=大矢|7y=2002|7pp=24-25, 71-73, 161, 164-165|8a1=山倉|8y=2006|8pp=36, 40, 70, 130-131|9a1=古田|9y=2009|9p=68}}{{Sfn|野村|pp=54-55, 94}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}ため、日本プロ野球の捕手は、打撃や肩よりもキャッチングおよびリードの良い捕手が正捕手に起用される |
前述のように、メジャーリーグでは、投手の配球を投手自身または監督・コーチが判断して決めることが多く捕手のリードはそれほど重要視されない傾向があるため、メジャーリーグの捕手は、キャッチング技術の他に、打撃力や肩の良さが重視される傾向がある{{Sfn|小林|2006|pp=59-65}}<ref name="DoiCmajor "/>{{Sfn|森|2000|pp=128-130}}のに対し、日本のプロ野球では、捕手が打者に対する配球を判断して投手と守備陣をリードし、チームの失点を防止するグラウンド上の守りの指揮者・責任者の役割を捕手が担当することが通常であり{{Sfnm|1a1=赤坂|1y=2009|1pp=135-138, 218-220, 222-223, 231, 241, 247, 249|2a1=松下|2y=2009|2pp=23-24, 138-142|3a1=森|3y=2000|3pp=46, 56.77-85, 105124-125, 128-133, 163-166, 177, 193, 196, 213, 224-226, 235, 237-238|4a1=大矢|4y=2002|4pp=22-25, 26, 31-32, 45-50, 70-73, 81-100, 116, 159-161, 163-165|5a1=山倉|5y=2006|5pp=51-52, 66, 85-86, 90, 118-119, 141, 179-183, 195|6a1=古田|6y=2009|6pp=14-16, 68, 124-126, 132-143|7a1=織田|7y=2002|7p=198|8a1=牧野|8y=1983|8pp=262-267}}{{Sfn|野村|pp=60, 61-63, 87-88, 96, 98, 168, 171-175}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}{{Sfn|梨田|pp=95-97, 160-162, 200-221}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}、打たれる責任は投手ではなく捕手の配球の責任としている監督やコーチが多い{{Sfnm|1a1=織田|1y=2002|1pp=8, 49 - 50, 109|2a1=赤坂|2y=2009|2pp=80, 87, 103, 136-138, 150-152, 160, 208|3a1=梨田|3y=2006|3pp=109, 227|4a1=松下|4y=2009|4pp=138-139, 206|5a1=森|5y=2000|5pp=92, 230-234|6a1=牧野|6y=1983|6pp=262-263|7a1=大矢|7y=2002|7pp=24-25, 71-73, 161, 164-165|8a1=山倉|8y=2006|8pp=36, 40, 70, 130-131|9a1=古田|9y=2009|9p=68}}{{Sfn|野村|pp=54-55, 94}}{{Full citation needed|date=2020年9月}}ため、日本プロ野球の捕手は、打撃や肩よりもキャッチングおよびリードの良い捕手が正捕手に起用される例が多い{{Sfnm|1a1=野村|1y=2009a|1p=58|2a1=赤坂|2y=2009|2pp=21, 209|3a1=梨田|3y=2006|3pp=193, 216, 230|4a1=松下|4y=2009|4p=139|5a1=大矢|5y=2002|5pp=115, 166-168|6a1=古田|6y=2009|6pp=31-35, 148|7a1=森|7y=2000|7pp=25, 30-32.127}}。
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== 用具 == |
== 用具 == |
2020年11月26日 (木) 11:46時点における版
概要
役割
例が増えすぎる傾向があるので、列挙するのは3人以下にして下さい |
捕球
フレーミング
フレーミングとは、ストライクゾーンギリギリであったり僅かにストライクゾーンを外れたりといったいわゆる﹁際どいボール﹂を、捕球動作や捕球体勢などを工夫することによって審判に﹁ストライク﹂と判定させる捕球技術であり[19]、即ち﹁ボールをストライクにする技術﹂と言うこともできる[20]。 この技術が劣っていると、捕球の瞬間にミットが流れてしまい﹁ボールをストライクにする﹂ことが出来ないばかりか、ストライクゾーンを通過している投球を﹁ボール﹂と判定されてしまうことさえある[21]。さらに、1シーズン単位で見た場合、捕手のフレーミング能力の優劣の差によってチームの総失点の差が30から40ほどにまで及ぶことが判明している[20]。 MLBでは、PITCHf/xなどのトラッキングシステムを用いて﹁機械的に判別した投球コース﹂と﹁実際の試合での判定﹂との比較によってデータ化したストライクの増減値を、捕手のフレーミング能力の評価指標として用いることが一般的となっている[19][20]。 捕球時の捕手の姿勢・動作が球審の判定に影響を与えるということについては日本でも以前から議論されており[注 5]、特に捕球後にミットを動かして有利な判定を引き出そうとすることが高度なテクニックと見なされてきた。しかし2000年代頃より国際試合において﹁マナー違反﹂であるとして問題視されるようになり、北京オリンピックで決定的に表面化。これをきっかけに、露骨な﹁ミットずらし﹂は忌避される行為と見なされるに至り[23]、特にアマチュア野球界においては﹁捕手はミットを動かすな﹂という指導方針が定められた[24]。リード
リードの根拠
NPBでは、捕手による投手リードにおいて、通常、以下の3つの要素[34]が重視されている[35]。 1. 投げている投手に関すること‥ ●投手の力量の高低[36] ●投げられる変化球の種類や得手不得手[37] ●コントロールの良し悪し[38] ●投手の性格︵常に冷静なタイプか、打たれるとカッとしやすい性格か、ピンチでも強気な投手か、弱気になりやすい投手か、おだてて気分を乗せた方がよい投手か、叱責して気を引き締めた方がよい投手か、ペースに乗ってテンポよく投げたい投手か、じっくり落ち着いて投げることを好む投手かなど︶[39] ●投手のその日の調子[40] ●投手の疲労度[41] ●その局面での投手の心理状態[42] ●投手がある程度の割合でコントロールミスや失投をすることを想定した上で、たとえ打たれたとしても本塁打や長打になる確率が低く失点を最小限に抑える配球[43]など 2. 相手の打者に関すること‥ ●相手の個々の打者の能力や特徴・傾向[44] ●打撃での癖[45] ●打者の性格[46] ●最近の打ち方の傾向[47][48] ︵これらの諸データは主に自チームのスコアラーから提供される︶ ●打者の心理[49] ●打者のその日の調子[50]、など 3. 試合の状況に関すること‥ ●点差やその時の走者の状況[51] ●同点または僅差で競っており1点もやれない状況か、大量リードしており1点や2点は取られてもよい状況か ●内野ゴロを打たせるべき状況[52][53][54] ●ファウルを打たせたい状況[55][56][57] ●外野フライを打たれてはいけない状況[58][59] ●三振を取りたい状況[60]など ●その打席での相手打者や相手ベンチの狙い ●相手が狙っている球種やコース[61] ●初球狙いかじっくり球を待ってくるか[62] ●打者が打とうと狙っている方向[63][64] ●バント[65][66]・盗塁・ヒットエンドラン[65][67][68]・スクイズプレイ等の可能性の有無[69][70]など ●守っている味方の野手陣の守備力、足、肩 ︵どこへ打たせたいか、どこへ打たれたくないか︶ ●球場の条件 ●球場の形状や特徴[71][72] ●屋外球場の場合は、天候・風向きと風の強さ[73][71][72] ●デーゲームの場合は外野手の視線に入る太陽の位置[71]など ●自チームのサインやリードの癖を相手チームに読まれないこと[74]。投手が次に投げる球がストレートか変化球かわかっていれば、プロの一軍レベルの打者は打てる[75]からである。投手が良い投球をしているにもかかわらず連続して安打を打たれた場合には、捕手の配球︵捕手が出すサイン︶が相手チームに読まれている可能性を捕手が疑い、サインの出し方を捕手が変更することも少なくない[76][77][78]。 捕手は、これらの諸要素を総合的に判断して打者への攻め方︵投球︶を組み立て、一球ごとの配球を考え、その配球を投手へ指示すると共に、味方の野手に守備位置やサインプレー等を指示する。 捕手はこれらの役割を負っているため、プロレベルの捕手は、 (一)冷静さ‥いかなる状況でも慌てたり短気にならない冷静さ・慎重さ[79] (二)記憶力‥スコアラーから提供されたデータや過去の対戦での配球とその結果などを記憶しておく記憶力[80] (三)観察力‥相手の打者・走者・ベンチの些細な動作などから相手チームの狙いやサインを見抜き[81]、投手の表情や動作などから投手の調子や疲労度[82][83]・心理状態などを察知する観察力[84] などが重要とされている[85]。 捕手によるリードは、中学校野球部の捕手が共通して監督から指導されるようなセオリーがあり、プロにおいてもリードのセオリーと考えられているものがある[86]。捕手は、そのセオリーに個々の状況に応じて上記の様々な要素を加味して投手の投げる球種やコースを決めて投手に指示する。プロにおいては、名捕手と呼ばれる捕手のリードは必ずしもセオリー通りではない場合もあり個々の捕手によって独自のノウハウや個性もあるため﹁リードに絶対はない﹂とも言われているが、梨田昌孝は、﹁リードに絶対はないが、絶対に限りなく近いものはある﹂とし、それを追及していくためには、捕手は上記の様々な要素を常に観察して見抜く観察眼が重要であると自著に記している[87]。 このように、捕手は野球の守備において投手および守備陣をリードしチームの失点を防ぐ重要な役割を担っているが、捕手に必要な能力の第一はキャッチングの能力・技術とされ、日本のプロ野球チームにおいては、まず第一に投手のどんな投球でも捕球でき後逸しないことが捕手の必須の条件とされ、それに次いでリードの能力が重要であるとされている[88]。CERA
指標としては、その捕手がマスクをかぶっている時の防御率、特に自軍のチーム防御率との比較するための捕手防御率︵﹁CERA﹂、Catcher's ERA: Catcher's Earned Run Average︶がある。 投手が同じでも、捕手が変わるとリードが変わり投手の投げる球種やコースが変わるため打たれ方が変わる[89]。どんな球を投げても打者に打たれないような優れた投手が投げる場合には、捕手がきちんと捕球さえできれば、どんなリードをしても打者をアウトにできる可能性があるが、一方、エース級ではない投手︵チームの投手の大多数︶が投げる場合は、捕手が要求した通りのコース・球種・球速のボールを投手が投げたとしても、捕手が相手打者の狙いを読み誤り、或いは、捕手のリード︵配球︶が相手に読まれており、投球が打者の狙い通りの球であった場合、プロの打者は狙っている球が来た場合は打てる[75]ため、安打や本塁打を打たれる確率が上がり、失点や防御率へ影響する。このため、捕手としての防御率であるCERAは主に同一チームの複数の捕手のリードの良否の比較に用いられるが、同一捕手でもシーズンごとの上下動が大きい場合もある。﹁そもそも︵暴投や捕逸、盗塁阻止数に比べれば︶リードが投手のパフォーマンスに与える影響などごく些細なものに過ぎない﹂と断じるアナリストも中にはおり、見方が分かれている[90][91] が、アメリカのスポーツメディアや三大放送局ネットワークのNBC、ABC/ESPNなどは、メジャーリーグの捕手の守備成績としてCERAの数値を一般的に公表している。︵参照︶ メジャーリーグベースボール (MLB) では投手の配球を投手自身または監督・コーチが判断して決めることが多い[92][93] のに対して、NPBでは前述のように捕手が投球の球種やコースを判断して投手をリードするのが通常であり[94][95][要文献特定詳細情報][96][要文献特定詳細情報]、特にプロ野球チームでは、打たれる責任は投手ではなく捕手の配球の責任としている監督やコーチが多い[97][98][要文献特定詳細情報]。 CERAおよびチーム防御率は、チームの投手陣の良否に左右されるが、一方、投手陣の防御成績も、捕手のリードの良否によって左右されるとの意見がある[99]。フィールディング
送球
ブロック
監督の分身として
打撃
正捕手の役割
このように、捕手は他の野手と異なり試合における役割・機能が極めて多岐に渡る。 前述のように、メジャーリーグでは、投手の配球を投手自身または監督・コーチが判断して決めることが多く捕手のリードはそれほど重要視されない傾向があるため、メジャーリーグの捕手は、キャッチング技術の他に、打撃力や肩の良さが重視される傾向がある[92][93][153]のに対し、日本のプロ野球では、捕手が打者に対する配球を判断して投手と守備陣をリードし、チームの失点を防止するグラウンド上の守りの指揮者・責任者の役割を捕手が担当することが通常であり[94][95][要文献特定詳細情報][96][要文献特定詳細情報]、打たれる責任は投手ではなく捕手の配球の責任としている監督やコーチが多い[97][98][要文献特定詳細情報]ため、日本プロ野球の捕手は、打撃や肩よりもキャッチングおよびリードの良い捕手が正捕手に起用される例が多い[88]。用具
脚注
注釈
出典
参考文献
●赤坂, 英一﹃キャッチャーという人生﹄講談社、2009年。ISBN 4062157357。 ●織田, 淳太郎﹃捕手論﹄︿光文社新書﹀2002年。ISBN 978-4334031329。 ●野村, 克也﹃野村ノート﹄︿小学館文庫﹀2009年。ISBN 4094084479。 ●野村, 克也﹃あぁ監督―名将、奇将、珍将﹄角川書店、2009年。ISBN 9784047101838。 ●梨田, 昌孝﹃超野球学‥フィールドの指揮官﹄ベースボールマガジン社、2006年。ISBN 4583039034。 ●梨田, 昌孝﹃戦術眼﹄︿ベースボール・マガジン社新書﹀2008年。ISBN 4583100833。 ●松下, 茂典﹃捕手ほど素敵な商売はない 野村克也vs森祇晶﹄朝日新聞出版、2009年。ISBN 4022506059。 ●森, 祇晶﹃捕手的人間の時代 ザ・マサダ﹄2000年。ISBN 4883970108。 ●キャンパニス, アル 著、内村祐之 訳﹃ドジャースの戦法﹄ベースボールマガジン社、1957年。ASIN B000JAY4RG。 ●牧野, 茂﹃巨人軍かく勝てり﹄︿文春文庫﹀1983年。ISBN 416731701X。 ●大矢, 明彦﹃大矢明彦的捕手論﹄二見書房、2002年。ISBN 4576020684。 ●山倉, 和博﹃捕手型人間は出世する﹄海鳥社、2006年。ISBN 4874155952。 ●古田, 敦也﹃フルタの方程式﹄朝日新聞出版、2009年。ISBN 4022506318。 ●橋上, 秀樹﹃野村の監督ミーティング﹄日本文芸社、2010年。ISBN 4537257644。 ●ルイス, マイケル 著、中山宥 訳﹃マネー・ボール﹄ランダムハウス講談社、2004年。ISBN 4270000120。 ●データスタジアム 編﹃野球の見方が180度変わるセイバーメトリクス﹄宝島社、2008年。ISBN 4796662685。 ●アルバート, ジム、ベネット, ジェイ 著、加藤貴昭 訳﹃メジャーリーグの数理科学︿下﹀﹄後藤寿彦監修、シュプリンガー・フェアラーク東京, 2005年。ISBN 4431710175。 ●小林, 信也﹃データで読む常識をくつがえす野球﹄データスタジアム協力、草思社、2006年。ISBN 4794214944。 ●加藤, 英明、山崎, 尚志﹃野球人の錯覚﹄データスタジアム協力、東洋経済新報社、2008年。ISBN 4492043047。関連項目
●ベストナインに選ばれた捕手︵1リーグ時代︶ ●Template:パシフィック・リーグ ベストナイン (捕手) ●Template:セントラル・リーグ ベストナイン (捕手) ●ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (捕手) ●シルバースラッガー賞受賞者一覧 (捕手) ●バスター・ポージー賞 ●Template:アメリカ野球殿堂表彰者 (捕手) ●野球における乱数表 - 日本球界で1960年代から1983年に禁止されるまで投捕間のサイン交換で使用されていた。外部リンク
- 捕手防御率 Catcher's ERA, ESPN(英語)
- CERA, Statistics Glossary, CNN / Sports Illustrated(英語)
- CERA, MLB Stats Glossary, MSN(マイクロソフト)(英語)
- Catcher's ERA, Baseball Glossary,NBC(英語)
- Catcher's Fielding Stats, Baseball Reference.com(英語) : Baseball Reference.comが公表している個人守備成績の捕手の例。“Advanced Fielding -- C*” の表にある“ERA”は、CERA(Catcher's ERA : 捕手防御率)である。“RAvg” は、捕手としての1試合(9イニング)当たりの平均失点である。用語・略語の解説は各表のタイトル(赤色の枠)の右の“Glossary”にある。