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|作者= [[アサイ (漫画家)|アサイ]]
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﹃'''木根さんの1人でキネマ'''﹄︵きねさんのひとりでキネマ︶は、[[アサイ (漫画家)|アサイ]]による[[日本]]の[[漫画]]。[[白泉社]]の﹃[[ヤングアニマル]]﹄で 木根が作中の映画(特にゴジラシリーズ)を幼い頃に見ている、といった描写から推定年齢がある程度固まってしまうが、作者のアサイは「木根さんの世界は僕たちの住む世界と限りなく似て非なる世界です。特に年齢の数え方が違います。」とパラレルワールドであることを語っている<ref>第7巻の作者コメント。</ref>。
== 登場人物 ==
; 木根 真知子(きね まちこ)
: 本作の主人公。30代独身OL。会社では課長。趣味は映画鑑賞と、自らの感想ブログ﹁1人でキネマ﹂の更新。好みの映画ジャンルは[[アクション映画]]、[[ゾンビ映画]]などの[[ホラー映画]]が多い : 極端に偏ったジャンルを愛好することを知られるのを恐れ、会社では映画好きであることを隠している。中学時代までは地味な容姿と映画趣味もあり、周りに馴染めずにいたが、高校入学時に[[ギャル]]に擬態するようになって以降、家にいるとき以外では華やかな人目を引く美女となっている。プライベートではガサツで無神経な地を丸出しにしているが、自宅に転がり込んで来た佐藤を、あれこれ言いつつも突き放せないという、お人好しで面倒見のいい性格。ただし[[スタジオジブリ|ジブリ]]映画をはじめアニメ映画には自身の偏見もあって手を出さなかったり大ヒット中の話題作には意固地になり観ない姿勢(結果『[[バーフバリシリーズ|バーフバリ]]』ではキョーコ達はおろか佐藤にまで先を越された)、複数の未見の「積み」を溜めやすい上に鑑賞がネット配信や専門チャンネル中心となってもソフト購入の習慣を止められない、シリーズ内ベストや年間ベストの選定に行き詰まるほどの優柔不断さなど映画マニアとしての姿勢には問題点も多々ある。
; 佐藤 香澄(さとう かすみ)
: 木根の会社の同期でルームメイト。[[秋田県]]出身。初登場時は既婚者であり水城︵みずき︶姓だったが、夫の浮気による離婚で佐藤姓に復する。その後、木根の自宅に転がり込む形でルームメイトになり、同居中。映画に関してはさほど関心がなく、見る作品も﹃[[学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話|ビリギャル]]﹄、 : 家事能力に欠ける(フリをしている)木根に代わって料理や掃除洗濯などをすることが多い。同居人の奇行に呆れて分別を説こうとすることが多いが、木根の啖呵を真に受けて離婚し、「中年の危機」をこじらせて会社を辞めようとするなど、実は自身もあまり常識的な人間ではない。家族とも親交を持つようになったことを契機に木根を下の名前で呼ぶようになり、同性愛ではないものの強い執着をみせるようになる。
; キョーコ
: 木根の高校時代の友人。既婚者で三児の母。高校時代は[[オタク]]である : 『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』をフ
: 『[[シン・エヴァンゲリオン劇場版]]』を見た際はカップリングが気に入らない、[[碇シンジ|シンジ]]は[[渚カヲル|カヲル]]とくっついて欲しかったと腐女子らしい感想を述べた。
; ネネ
: 木根の高校時代の友人。既婚者で一児の母。高校時代は恋愛の達人のふりをしていたが、実際は30歳まで[[処女]]だった。 ; トッシー
: 木根の高校時代の友人。既婚者。ふくよかな体型の女性。高校時代は太らない体質を自慢していたが、実際は[[ダイエット]]をし ; 工藤
: 木根の会社での部下。太い眉毛が目を引く小柄な女性社員。ミニシアター系の映画の愛好者であり、木根からは映画の趣味が合わないと思われていたが、木根のブログ﹁1人でキネマ﹂の﹃[[ファイト・クラブ]]﹄の批評を見た︵書いているのが木根であることは知らない︶ことをきっかけに、アクション映画も好きであることを表明。その後、課内で映画鑑賞サークルを設立する。 ; 木根 千里(きね ちさと)
: 木根の母。[[東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件]]の発生をきっかけに娘が[[オタク]]になる ; 木根 祐介(きね ゆうすけ)
: 木根の父。娘の映画趣味に関しては母である千里よりも寛容。
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== 主要な登場映画 ==
作中で主題とされた映画。()内は話数。
* 『[[エクソシスト (映画)|エクソシスト]]』(19)
* 『[[ダイ・ハード]]』(21)
* 『[[トイ・ストーリー]]』(22)
* 『[[ロッキー (映画)|ロッキー]]』(23)
* 『[[マイ・フェア・レディ (映画)|マイ・フェア・レディ]]』『[[ベスト・キッド]]』(24)
* 『[[レオン (映画)|レオン]]』(25)
* 『[[卒業 (1967年の映画)|卒業]]』(26)
* 『[[ジェームズ・ボンド|007]]』シリーズ(27)
* 『[[バーフバリ 伝説誕生]]』(28 Part.1)
* 『[[バーフバリ 王の凱旋]]』(28 Part.2)
* 『[[君の名は。]]』(30)
* 『[[ロード・オブ・ザ・リング (2001年の映画)|ロード・オブ・ザ・リング]]』3部作(32)
* 『[[マトリックス (映画)|マトリックス]]』(33)
* 『[[めぐり逢えたら]]』(34)
* 『[[エイリアンVSプレデター (映画)|エイリアンVSプレデター]]』(36)
* 『[[ゴジラ|ゴジラシリーズ]]』(37前編・後編)
* 『[[ジュラシック・パーク]]』(41)
* 『[[劇場版 鬼滅の刃 無限列車編]]』(43)
* 『[[シン・エヴァンゲリオン劇場版|シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇]]』(45)
* 『[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター]]』シリーズ(46)
== 書誌情報 ==
* アサイ『木根さんの1人でキネマ』 [[白泉社]]〈[[ジェッツコミックス]]→ヤングアニマルコミックス〉、既刊
*# 2015年12月25日発売
*# 2016年6月29日発売
*# 2017年1月27日発売
*# 2017年10月27日発売
*# 2018年7月27日発売、{{ISBN2|978-4-592-16225-4}}
*# 2019年4月26日発売、{{ISBN2|978-4-592-16226-1}}
*# 2020年2月28日発売、{{ISBN2|978-4-592-16227-8}}
*# 2020年12月25日発売、{{ISBN2|978-4-592-16228-5}}
*# 2021年12月24日発売、{{ISBN2|978-4-592-16229-2}}
*# 2023年9月29日発売、{{ISBN2|978-4-592-16230-8}}
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== 出典 ==
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== 外部リンク ==
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2024年2月7日 (水) 12:26時点における最新版
木根さんの1人でキネマ | |
---|---|
ジャンル | コメディ、青年漫画 |
漫画 | |
作者 | アサイ |
出版社 | 白泉社 |
掲載誌 | ヤングアニマル ヤングアニマルDensi→マンガPark |
レーベル | ジェッツコミックス⇒ ヤングアニマルコミックス |
発表期間 | 2014年12月(YA24号) 2015年5月1日 - 配信中 |
巻数 | 既刊10巻(2024年2月7日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画、映画 |
ポータル | 漫画、映画 |
﹃木根さんの1人でキネマ﹄︵きねさんのひとりでキネマ︶は、アサイによる日本の漫画。白泉社の﹃ヤングアニマル﹄で2014年24号に初掲載された。その後同社のウェブサイト﹃ヤングアニマルDensi﹄に発表の場を移し、2015年5月1日より配信[1]、2017年に同社の﹃マンガPark﹄へ他の﹃Densi﹄連載作品と共に移籍して継続中。副題は﹁I love cinema, I am lonely.﹂。
映画鑑賞と感想ブログを趣味とする30代独身OL・木根真知子の日常を描いたコメディ漫画。基本的に1話︵作中では○○本目と記述︶完結型で、1話ごとに1作品または1シリーズ映画がとりあげられる形式となっている。ただしテーマが﹁映画のジャンル﹂の枠に拡大されたり、または架空の映画を通じて映画にありがちな事象を描くエピソードもある。
木根が作中の映画︵特にゴジラシリーズ︶を幼い頃に見ている、といった描写から推定年齢がある程度固まってしまうが、作者のアサイは﹁木根さんの世界は僕たちの住む世界と限りなく似て非なる世界です。特に年齢の数え方が違います。﹂とパラレルワールドであることを語っている[2]。
登場人物[編集]
木根 真知子︵きね まちこ︶ 本作の主人公。30代独身OL。会社では課長。趣味は映画鑑賞と、自らの感想ブログ﹁1人でキネマ﹂の更新。好みの映画ジャンルはアクション映画、ゾンビ映画などのホラー映画が多い。 極端に偏ったジャンルを愛好することを知られるのを恐れ、会社では映画好きであることを隠している。中学時代までは地味な容姿と映画趣味もあり、周りに馴染めずにいたが、高校入学時にギャルに擬態するようになって以降、家にいるとき以外では華やかな人目を引く美女となっている。プライベートではガサツで無神経な地を丸出しにしているが、自宅に転がり込んで来た佐藤を、あれこれ言いつつも突き放せないという、お人好しで面倒見のいい性格。ただしジブリ映画をはじめアニメ映画には自身の偏見もあって手を出さなかったり大ヒット中の話題作には意固地になり観ない姿勢(結果﹃バーフバリ﹄ではキョーコ達はおろか佐藤にまで先を越された)、複数の未見の﹁積み﹂を溜めやすい上に鑑賞がネット配信や専門チャンネル中心となってもソフト購入の習慣を止められない、シリーズ内ベストや年間ベストの選定に行き詰まるほどの優柔不断さなど映画マニアとしての姿勢には問題点も多々ある。 佐藤 香澄︵さとう かすみ︶ 木根の会社の同期でルームメイト。秋田県出身。初登場時は既婚者であり水城︵みずき︶姓だったが、夫の浮気による離婚で佐藤姓に復する。その後、木根の自宅に転がり込む形でルームメイトになり、同居中。映画に関してはさほど関心がなく、見る作品も﹃ビリギャル﹄、ジブリ映画など比較的メジャーなものが多い。男勝りでテンションの高い木根とは正反対の、無口でやや意固地な性格だが、木根に勧められた映画でたまたま気に入ったものがあると、設定の裏まで深読みした分析を延々と語る。また実体験を重ねてしまうからか不倫や浮気の描写に対しては露骨に嫌悪感をしめす。 家事能力に欠ける(フリをしている)木根に代わって料理や掃除洗濯などをすることが多い。同居人の奇行に呆れて分別を説こうとすることが多いが、木根の啖呵を真に受けて離婚し、﹁中年の危機﹂をこじらせて会社を辞めようとするなど、実は自身もあまり常識的な人間ではない。家族とも親交を持つようになったことを契機に木根を下の名前で呼ぶようになり、同性愛ではないものの強い執着をみせるようになる。 キョーコ 木根の高校時代の友人。既婚者で三児の母。高校時代はオタクであることを隠しながらBL本を買い、コミケで同人誌を売っていた。夫は趣味を知っているものの野球少年の息子たちの感性に配慮してアニメ鑑賞は自分1人のときに限定している。 ﹃新世紀エヴァンゲリオン﹄をフィーチャーした回では主役を務め、テレビアニメを無意識に下に見ていた木根に同作を布教し、翻弄した。 ﹃シン・エヴァンゲリオン劇場版﹄を見た際はカップリングが気に入らない、シンジはカヲルとくっついて欲しかったと腐女子らしい感想を述べた。 ネネ 木根の高校時代の友人。既婚者で一児の母。高校時代は恋愛の達人のふりをしていたが、実際は30歳まで処女だった。 トッシー 木根の高校時代の友人。既婚者。ふくよかな体型の女性。高校時代は太らない体質を自慢していたが、実際はダイエットをしていた。 工藤 木根の会社での部下。太い眉毛が目を引く小柄な女性社員。ミニシアター系の映画の愛好者であり、木根からは映画の趣味が合わないと思われていたが、木根のブログ﹁1人でキネマ﹂の﹃ファイト・クラブ﹄の批評を見た︵書いているのが木根であることは知らない︶ことをきっかけに、アクション映画も好きであることを表明。その後、課内で映画鑑賞サークルを設立する。 木根 千里︵きね ちさと︶ 木根の母。東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の発生をきっかけに娘がオタクになることを恐れ、真知子のホラー映画やスプラッター映画鑑賞をやめさせようとするが、失敗。元スケバンであり、怒ると口調が変わる。 木根 祐介︵きね ゆうすけ︶ 木根の父。娘の映画趣味に関しては母である千里よりも寛容。 木根 孝︵きね たかし︶ 木根の兄。既婚者で星莉奈の父。真知子の高校入学当時、彼がつきあっていた女性が真知子がギャルに擬態するきっかけを作った。 木根 星莉奈︵きね せりな︶ 木根の姪。5歳。木根から溺愛されている。主要な登場映画[編集]
作中で主題とされた映画。︵︶内は話数。- 『ターミネーター3』(1)
- 『バッドボーイズ2バッド』(2)
- 『インディ・ジョーンズ』(3)
- 『スター・ウォーズ・シリーズ』(4、18、40前編・後編)
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(6)
- 『ラブ・アクチュアリー』(8)
- 『タイタニック』(10)
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(11)
- 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(12)
- 『ダークナイト』(13)
- 『ジョーズ』(14)
- 『ファイト・クラブ』(16)
- 『新世紀エヴァンゲリオン』(17) ※テレビシリーズから(旧)劇場版まで
- 『エクソシスト』(19)
- 『ダイ・ハード』(21)
- 『トイ・ストーリー』(22)
- 『ロッキー』(23)
- 『マイ・フェア・レディ』『ベスト・キッド』(24)
- 『レオン』(25)
- 『卒業』(26)
- 『007』シリーズ(27)
- 『バーフバリ 伝説誕生』(28 Part.1)
- 『バーフバリ 王の凱旋』(28 Part.2)
- 『君の名は。』(30)
- 『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(32)
- 『マトリックス』(33)
- 『めぐり逢えたら』(34)
- 『エイリアンVSプレデター』(36)
- 『ゴジラシリーズ』(37前編・後編)
- 『ジュラシック・パーク』(41)
- 『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(43)
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(45)
- 『ハリー・ポッター』シリーズ(46)
書誌情報[編集]
- アサイ『木根さんの1人でキネマ』 白泉社〈ジェッツコミックス→ヤングアニマルコミックス〉、既刊10巻(2021年12月24日現在)
- 2015年12月25日発売、ISBN 978-4-592-14167-9
- 2016年6月29日発売、ISBN 978-4-592-14168-6
- 2017年1月27日発売、ISBN 978-4-592-14169-3
- 2017年10月27日発売、ISBN 978-4-592-14170-9
- 2018年7月27日発売、ISBN 978-4-592-16225-4
- 2019年4月26日発売、ISBN 978-4-592-16226-1
- 2020年2月28日発売、ISBN 978-4-592-16227-8
- 2020年12月25日発売、ISBN 978-4-592-16228-5
- 2021年12月24日発売、ISBN 978-4-592-16229-2
- 2023年9月29日発売、ISBN 978-4-592-16230-8
出典[編集]
- ^ “木根さんの1人でキネマ”. ヤングアニマルDensi. 2017年1月27日閲覧。
- ^ 第7巻の作者コメント。