出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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『'''海腹川背・旬'''』(うみはらかわせ しゅん)は[[1997年]][[2月]]に[[エクシング]]より発売された、[[プレイステーション]]の[[アクションゲーム]](ラバーリングアクションゲーム)である。[[スーパーファミコン]]ソフトの『[[海腹川背]]』の続編として制作された。 |
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『'''海腹川背・旬'''』(うみはらかわせ しゅん)は[[1997年]][[2月]]に[[エクシング]]より発売された、[[プレイステーション]]の[[アクションゲーム]](ラバーリングアクションゲーム)である。[[スーパーファミコン]]ソフトの『[[海腹川背]]』の続編として制作された。 |
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また、[[2000年]][[1月]]に新規ステージを加えた廉価版『'''海腹川背・旬 ~セカンドエディション~ マル安シリーズ(1)'''』が続編として発売されている(詳細はついては後述する)。 |
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ゲーム性に関する主な情報は、前作である『[[海腹川背]]』とほぼ同様のため、そちらを参照のこと。 |
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ゲーム性に関する主な情報は、前作である『[[海腹川背]]』とほぼ同様のため、そちらを参照のこと。 |
2008年2月1日 (金) 16:07時点における版
| この項目は、発売前あるいは配信・稼働開始前のコンピュータゲームを扱っています。
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﹃海腹川背・旬﹄︵うみはらかわせ しゅん︶は1997年2月にエクシングより発売された、プレイステーションのアクションゲーム︵ラバーリングアクションゲーム︶である。スーパーファミコンソフトの﹃海腹川背﹄の続編として制作された。
また、2000年1月に新規ステージを加えた廉価版﹃海腹川背・旬 ~セカンドエディション~ マル安シリーズ(1)﹄が続編として発売されている︵詳細はついては後述する︶。
さらに2008年3月には一部追加要素を加えた移植作であるプレイステーション・ポータブル用ソフト﹃海腹川背Portable﹄がマーベラスエンターテイメントから発売される予定。製作はロケットスタジオでSFC版とPS版のゲームデザイナーとプログラマーである酒井潔が関わっておらず、一部ファンにはこの開発体制を不安に思う声もある︵詳細は海腹川背を参照︶。
ゲーム性に関する主な情報は、前作である﹃海腹川背﹄とほぼ同様のため、そちらを参照のこと。
海腹川背と比べたゲーム内容の差異
プログラムはプレイステーションに合わせて刷新され、地形にはポリゴンによる3D描画が行われるようになった︵ゲーム性自体は前作同様2Dアクションゲームのもので、さほど大きな変化はない︶。 キャラクターは従来のドット絵ではなく、近藤敏信の絵をスキャンしたものをベースに調整されている。
音楽は、ゲームオーバー時の曲を除いて全て新曲である。前作では6曲あったゲーム中のBGMは4曲に減らされたが、歌入りのテーマ曲が2曲追加された︵後述︶。
この他、プレイステーションに移植されるにあたって、難易度の再調整が行われた。 再調整が行われた背景としては、スーパーファミコン版で指摘された初心者への敷居の高さがあると言われる。 結果として、プレイステーション版はスーパーファミコン版とは若干操作感が異なるものとなった。
また、フィールド構成もスーパーファミコン版とは異なる。従って、スーパーファミコン版をプレイステーションへ移植した作品ではなく、あくまで続編という位置付けのものとなる。しかし、本作のタイトルは﹃海腹川背2﹄とはされず、﹁﹃海腹川背2﹄とはちょっと違う位置付けのもの﹂ということで﹃海腹川背・旬﹄と名づけられた。
テーマ曲及び企業広告について
海腹川背さんの声︵企業広告中のみ︶とテーマ曲を小森まなみが担当している。テーマ曲については、
●ときめきが目を覚ましてる︵作詞‥藤原美穂、作曲‥本山淳弘、編曲‥中野雅仁︶
●空の青さ︵作詞‥散々未散、作曲‥本山淳弘、編曲‥本山淳弘/大木雄司︶
の2曲が存在する。どちらもネームエントリー時に聴くことができ、﹁ときめきが目を覚ましてる﹂はゲームオーバーの場合、﹁空の青さ﹂はゲームクリアの場合にそれぞれ流れる。あくまでネームエントリー時であるため、プレイ成績で6位以下となる場合は歌を聴くことはできない。このうち、﹁空の青さ﹂は2番が存在すると言われているが、ゲーム中では1番しか歌われない。また、どちらの曲もCD化もされていない︵サントラ未発売に加え、小森まなみ本人のCDにも収録されていない︶。
本作にはオープニングやエンディングのムービーは存在しない。ネームエントリー時の画面で、主役である海腹川背がテレビを見ている演出があり、そのテレビの画面にオープニングムービーと思われる映像が非常に低い解像度で表示されているが、正式にオープニングムービーとして用意されていたものかどうかは不明。
また、特定の面をクリアすると玉露園や釣具のミッチェル、本作の開発元と思われる﹁ジャックポット﹂などの企業広告が入る。なお、後述する﹃セカンドエディション﹄では企業広告は収録されず、キャラクターデザインを担当した近藤敏信の書き下ろしイラストが表示される仕様に変更されている。
主な開発スタッフ
スーパーファミコン版に引き続き、ゲームデザイン・プログラムは酒井潔、キャラクターデザインは近藤敏信、音楽はPas de chatが担当している。
本作におけるバグ
本作には通常のゲーム進行に問題はないものの、リプレイデータを保存する際のファイル名を﹁こ﹂で始まるものに指定した場合、そのデータ自体が保存されないだけでなく、メモリーカード上のシステムデータまでも破壊するバグが報告されている。
本作においては、リプレイデータ名を﹁こ﹂で始まらないようにする以外の対策法は存在せず、修正版が配布されることはなかった。なお、﹃セカンドエディション﹄ではこのバグは修正されている。
関連作品
本作の派生製品として、﹃TECH PlayStation﹄誌に付属されたCD-ROMがある。 これは、攻略の連載記事に合わせて企画されたもので、練習用のフィールドだけを収録したものである。
この企画は複数回実施されたが、このうちの一部の製品には、ゲーム中の効果音が鳴らないというバグがあった。 これが逆に幸いして、﹃旬﹄のBGMを効果音なしで長時間聞き続けられる唯一の手段となった。
攻略本
また、本作の攻略本として以下の2冊の本が出版された。
●海腹川背・旬 PERFECT GUIDE BOOK︵新声社︶
●海腹川背・旬 攻略ガイドブック︵ティーツー出版︶
海腹川背・旬 ~セカンドエディション~
エクシングより﹁マル安シリーズ﹂として廉価版が発売されるに当たり、本作には﹃セカンドエディション﹄として以下の変更が施された。
●パッケージに近藤敏信による新規イラストを使用
●3つの高難度フィールドを新規追加︵フィールド56・57・58︶
●一部のバグ修正
リプレイデータについての本作との上位互換性は保たれており、﹃セカンドエディション﹄においても本作のリプレイデータは再生可能である。
とびだせ!海腹川背
これは販売された製品ではない。 ソニー・コンピュータエンタテインメントが行っていたネットやろうぜ!のゲーム開発キット、通称﹁黒ステ﹂上で動作するものとして、プログラマの酒井潔が配布を行ったものである。
内容としては、本作をベースとし、これに3D的な視覚効果を付与したものである。視点が操作に合わせてダイナミックに動くため、ゲームのプレイアビリティは製品版よりも低い。あくまで実験的な作品である。
配布は純粋にプログラムのみで、グラフィックやサウンドデータなどは持たず、動作にあたってはデータ参照のために製品版のCD-ROMが必要であった。このため、著作権上の問題は薄いと思われたが、ゲーム会社からクレームがあり配布停止に至った。
関連項目