田代喜久雄

田代 喜久雄︵たしろ きくお、1917年4月22日 - 1993年5月14日︶は、日本の新聞記者・実業家。朝日新聞社で記者として務めたのち専務取締役まで勤務。その後日本教育テレビ︵現‥テレビ朝日︶に転じ、代表取締役社長までつとめた。熊本県出身。

年譜

●1940年 - 早稲田大学第一文学部仏文学科卒業後 朝日新聞社に入社

●1941年9月 - 召集され、南方戦線で負傷。終戦を鹿児島県で迎える。

●1959年6月 - 社会部長に。﹁名社会部長﹂として知られた。

●1965年7月9日 - 朝日新聞西部本社編集局長

●1966年7月22日 - 朝日新聞東京本社編集局長

●1969年3月27日 - 朝日新聞社取締役・東京本社編集局長

●同年12月29日 - 朝日新聞社常務取締役・編集担当

●1971年12月24日 - 朝日新聞社常務取締役・東京本社代表・総合企画室担当

●1974年6月25日 - 朝日新聞社専務取締役・東京本社代表・総合企画室担当

●1977年12月21日 - 朝日新聞社専務取締役・東京本社代表・電子計算機担当

●1981年6月29日 - 全国朝日放送︵現‥テレビ朝日︶代表取締役副社長

●1983年6月29日 - 全国朝日放送代表取締役社長

●1985年10月7日 - 社運をかけたという、当時の報道番組としては異例のコメンテーター設置・メインキャスターがニュースに私見を述べるスタイルの﹁ニュースステーション﹂立ち上げ。

●1989年6月29日 - 全国朝日放送代表取締役相談役

●1993年5月14日 - 肝不全のため76歳で死去。

関連項目

●上前淳一郎 - 上前が退職した際の上司が田代であった。

●サリドマイド薬害 - 社会部長時代の1962年に﹁サリドマイド薬害﹂の第一報を朝日新聞がスクープ。当時は激しく対立した大日本製薬の宮武徳次郎社長とは、後に親しい友人となった。

●アフタヌーンショー - テレビ朝日社長時代の1985年10月、﹁やらせリンチ事件﹂が発覚した際に視聴者に謝罪する為に生出演。その後、番組は打ち切りになった。

●岡田茂 - 1990年﹃オーロラの下で﹄を共同で製作。

●熊本県出身の人物一覧