「網戸」の版間の差分
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{{Otheruseslist|建具の一種|[[千葉県]]の地名(あじど)|旭市|網戸(阿知戸)に存在した[[藩]]|阿知戸藩}} |
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'''網戸'''('''あみど''')とは網を張った扉の一種で、虫の室内への侵入を防ぐための物。網は大抵黒の細い針金で作られる。 |
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[[画像:Gekko_japonicus.JPG|thumb|網戸にとまる[[ニホンヤモリ]]]] |
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'''網戸'''︵あみど、{{lang-en-short|Screen door}}︶とは、[[建物]]の[[換気]]や[[通風]]を保ちながら、[[虫]]などの室内への侵入を防ぐために[[網]]︵防虫網︶を張った[[建具]]である<ref name="jpo-card-L4">{{PDFlink|[https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/pdf/card/L4.pdf 意匠分類定義カード︵L4︶]}} [[特許庁]]</ref>。[[戸]]のほか[[窓]]に取り付けるものも﹁網戸﹂と称されている<ref name="jpo-card-L4"/>。
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==概要== |
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網戸は[[サッシ]]の室外側に組み込んで用いられる。かつて、日本の住宅等は木造で、窓枠も[[材木|木]]製で隙間が多かったため、網戸で虫の侵入を防ごうという発想はなく、就寝時には虫除けのため[[蚊帳]]が使用されていた。[[昭和]]の後期に、加工が容易で気密な[[アルミニウム合金]]製のサッシが住宅にも普及してきた結果、網戸の使用が一般化した。 |
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網戸用の網として、耐久性が高い[[ステンレス鋼]]が使用された例もあるが、現在、日本国内の網戸用の網の大半は耐候性[[ポリプロピレン]]を材質としており、網を張る枠にはたいていアルミサッシが用いられている。最近では目を細かくして防虫効果を高めたハイメッシュが人気を集めているほか、[[ペット]]の引っ掻きにも破れないペット用や虫が寄ってこない性質のネット、[[花粉]]や[[粉塵]]なども防ぐフィルター性の高い網戸など様々な特徴を持った網戸が販売されている。 |
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グラスファイバーは安価で、ぶつかったり揺れたりしてもへこまないという利点がありますが、アルミよりも若干不透明です。このため、ダークアルミは外から窓がよく見え、伝統的な分割窓スタイルの建築効果をグラスファイバーよりも損ないません。
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網戸︵窓よりも設置面積が大きい︶など、より高い強度が必要な用途には、ナイロンやポリエステルの網戸がよく使われます<ref>{{cite web|title=Nylon vs Polyester: Difference in Waterproof, Fire Resistant|url=https://www.anbusafety.com/nylon-vs-polyester/|accessdate=2023-12-06|work=www.anbusafety.com}}</ref><ref>{{cite web|title=Metal, Fiberglass or Polyester Insect Screen: What’s the Difference and How to Choose?|url=https://www.phifer.com/blog/how-to-choose-screening-material/|accessdate=2023-12-06|work=www.phifer.com}}</ref>。しかし、これらの素材は通常、窓の網戸のような小さな用途には使用されません。蚊帳の生地は、小さな虫をシャットアウトするために細かいメッシュを持っている必要があります<ref>{{cite web|title=What size mesh will keep out mosquitoes?|url=https://www.theburningofrome.com/blog/what-size-mesh-will-keep-out-mosquitoes/|accessdate=2023-12-06|work=www.theburningofrome.com}}</ref><ref>{{cite web|title=Choosing the Right Insect Screens for Your Singaporean Home|url=https://a1screen.com.sg/choosing-the-right-insect-screens-for-your-singaporean-home/|accessdate=2023-12-06|work=a1screen.com.sg}}</ref><ref>{{cite web|title=Installing Mosquito Nets as the Best Way to Protect Against Insects|url=https://builddaysis.com/en/issues/16580|accessdate=2023-12-06|work=builddaysis.com}}</ref>。
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ブロンズ製の防虫加工は、はるかに高価ですが、アルミニウムやガラス繊維よりもはるかに長い寿命を提供します<ref>{{cite web|title=Which Insect Screen Material is Best?|url=https://www.chinanetlon.com/news/which-insect-screen-material-is-best.html|accessdate=2023-12-06|work=www.chinanetlon.com}}</ref><ref>{{cite web|title=How to Choose an Insect Screen|url=https://www.finehomebuilding.com/2009/07/01/how-to-choose-an-insect-screen|accessdate=2023-12-06|work=www.finehomebuilding.com}}</ref>。設置当初は明るい黄金色をしていますが、1年以内には目立たない濃い木炭色になります。風化したブロンズは、チャコールや黒のアルミと同程度に窓の外観を暗くします。ブロンズはアルミよりもへこみにくい。あまり一般的ではないメッシュ生地には、銅、真鍮、ステンレススチール、亜鉛メッキスチールなどがあります<ref>{{cite web|title=Stainless Steel Mosquito Net|url=https://www.wiremeshes.com/stainless-steel-mosquito-net.html|accessdate=2023-12-06|work=www.wiremeshes.com}}</ref>。沿岸部では、耐腐食性を考慮すると、通常ブロンズか合成繊維のメッシュ生地が必要です。
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==アルミサッシ式網戸の張り替え== |
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網や固定用の押さえ[[ゴム]]は日光や風雨に常に晒されることで劣化するため、4~5年ごとに張り替えが必要となる。道具は[[ホームセンター]]などで用意できる。張り替え費用は道具を含めて1枚1,000円強で<ref>【家事】網戸張り替え4-5年ごとに『[[読売新聞]]』朝刊 2020年7月24日</ref>、見栄えさえ気にしなければ素人でも簡単にできる。 |
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===準備するもの=== |
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*新しい網:青、灰、黒など色があるので周囲の状況に合わせて選択する。 |
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*網戸押さえゴム:3.5[[ミリメートル|mm]]から1mm違いで4種類の太さのゴムがある。現在使っている網戸のゴムを取り外し、切れ端を持って同じ太さのものを買い求めることが無難。長さは、網戸の縁の溝の全長以上のものを用意すること。 |
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*ゴム押さえ[[ローラー]] |
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*網押さえ[[クリップ]](数個) |
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*[[カッターナイフ]] |
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===手順=== |
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*現在使っている網戸の網を外す。網は、縁の溝にゴムを押し込むことで固定されており、ゴムを外すと網は簡単に外れる。 |
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*新しい網をサッシの格子に合わせて広げる。この際、大型のクリップで網とサッシを挟み込むと作業は容易になる。 |
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*網のから溝にゴムを押し当て、ローラーで確実に埋め込んでいく。 |
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*溝からはみ出た部分は、カッターナイフで除去する。 |
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== 出典 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{Reflist}} |
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==関連項目== |
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*[[蚊帳]] |
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*[[サッシ]] |
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*[[玄関網戸]] |
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{{Architecture-stub}} |
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{{DEFAULTSORT:あみと}} |
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[[Category:窓]] |
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[[Category:建具]] |
2023年12月6日 (水) 16:19時点における版
概要
アルミサッシ式網戸の張り替え
網や固定用の押さえゴムは日光や風雨に常に晒されることで劣化するため、4~5年ごとに張り替えが必要となる。道具はホームセンターなどで用意できる。張り替え費用は道具を含めて1枚1,000円強で[10]、見栄えさえ気にしなければ素人でも簡単にできる。