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メール定額制︵メールていがくせい︶とは、携帯電話・PHSにおけるEメールの送受信のパケット通信料を、使った分だけ従量課金するのではなく、どれだけ使っても定額となる料金制度である。
なお通常は、パケット定額制が適用される場合には、メール定額制も内包される。また特にメール定額制と言う場合、対象をEメールに限定する事によりオプション等料金を低廉化したものを言う。
メール定額制と言う場合、通常は、通信端末のうち音声通話用の端末︵音声端末︶をそれ単体で利用してEメールの送受信をする場合に適用される。携帯電話・PHSをPCやPDA等に接続したり、データ通信専用型端末を利用する場合は、各社ともサービス体系や料金体系が異なる場合がある。
メール定額制を利用できる料金体系は、音声用の基本料金に含まれるもの、オプションの加入が必要なものに分けられる。また、メールを送受信する相手を問わないものと、同じキャリアや家族割引回線間のメールに限って定額とするものがある。
Eメールのうち送受信文字数を短く制限︵いわゆる短文Eメール︶して送受信を定額制としたものや、EメールではなくSMSのみをどれだけ使っても定額となるような料金制度は、Eメール定額制より以前から存在している。
国際ローミング中のメール送受信は定額制の対象外であることが多い。
●基本料に含まれ、相手を問わないもの
●ウィルコム
●ウィルコム定額プラン、新ウィルコム定額プラン、新ウィルコム定額プランS/G︵Gは、3Gパケットを利用したものは対象外︶
●ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン、トリプルプラン - 法人向けで3回線以上の契約が必要︵ただし、請求統合により3回線以上ある場合は、そのうちの1回線目からでも個人契約で利用可能︶
●スーパーパックLL
●新つなぎ放題
●au︵KDDI/沖縄セルラー電話︶
●ガンガンメール︵ガンガン学割を含むプランEシンプル(またはプランE) + EZ WINコース︶ - CDMA 1X WIN専用
●ソフトバンクモバイル
●シンプルオレンジE
●NTTドコモ
●メール使いホーダイ - タイプシンプル、タイプシンプル バリュー、タイプシンプル学割
●オプションの加入が必要で、相手を問わないもの
●ウィルコム
●オプション メール放題 - 月額525円
●ソフトバンクモバイル
●メール定額 - 月額840円。旧ボーダフォン日本法人のオプションで、2007年5月31日で受け付け終了
●メールし放題 - 30日で300円。プリペイドサービス専用のオプション
●基本料に含まれ、同一キャリアに限られるもの
●au︵KDDI/沖縄セルラー電話︶
●プランZシンプル
●ソフトバンクモバイル
●ホワイトプラン[注釈 1][注釈 2]
●ゴールドプラン[注釈 1][注釈 2]
●家族割引、法人割引回線間が対象のもの
●NTTドコモ
●ファミリー割引、オフィス割引
●ソフトバンクモバイル
●ブループラン+家族割引、家族割引MAX50[注釈 1]
ウィルコムの定額対象の詳細[編集]
ウィルコムのAIR-EDGE PHONE端末でのメール定額制対象は、音声端末単体でウィルコムのメールアカウント︵foo@bar.pdx.ne.jpまたはfoo@willcom.com︶とAIR-EDGE PHONEセンターを利用して送受信した場合のみである。音声端末単体でも、ISPのEメールアカウントでメール送受信を行った場合は、メール定額制の対象外である。
メール定額が適用される通信方式は、パケット方式のみである。すなわち、AIR-EDGE PHONEセンター経由、またはエッジeメール︵H"LINK対応端末でのパケット方式によるEメール。KX-HV210とH-SA3001V等︶である。PIAFS方式の通信には適用されない。ただし例外措置として、2005年12月1日より、﹁ウィルコム定額プラン﹂に限ってPIAFS方式の通信にもメール定額制が適用されるようになった。ただし﹁オプション メール放題﹂では適用されない[1]。
●2002年9月10日 DDIポケット︵現ウィルコム︶が、AirH"方式対応H"端末︵パナソニックKX-HV210︶による、PHS音声端末によるEメールサービス使い放題オプション﹁オプション エッジeメール放題﹂を開始。
●同オプションでは、パケット方式のEメール送受信のみが対象となり、また同時に﹁コンテンツサービス﹂︵H"LINK・情報提供サービス︶のパケット方式での通信料も半額となった。
●2003年4月1日 DDIポケット、メール関係の定額制を整理統合して﹁ライトEメール﹂やSMS︵﹁ライトメール﹂・﹁Pメール﹂︶も定額制とする﹁オプション メール放題﹂を開始。
●2004年10月1日 NTTドコモ、ファミリー割引グループ内同士のiモードメール送受信が無料
●2005年6月1日 ソフトバンクモバイル︵当時‥ボーダフォン︶がVodafone 3G限定のメール定額サービス﹁メール定額﹂を開始。﹁VGSメール﹂︵端末Eメール︶に加え、SMSやMMSも定額制対象となる︵ただし国際SMS類は対象外︶。ボーダフォン時代の料金プランのみ対象。
●2006年10月26日 ソフトバンクモバイルがゴールドプランにおいてSoftBank 3G間のMMS︵Eメールの一種︶を対象に、メール定額制を導入。
●2007年1月16日 ソフトバンクモバイルがホワイトプランを開始。ゴールドプランと同様に、SoftBank 3G間のMMSにメール定額制が適用される。
●2007年6月1日 NTTドコモ、法人向け割引サービス﹁オフィス割引﹂サービスをスタート。同時に一括請求を組んでいるグループ内iモードメール送受信無料に
●2008年2月4日 ソフトバンクモバイルがプリモバイルにおいて300円/30日の料金でMMS及びSMSを使い放題にした。ただし維持費は3000円のプリペイドカード1枚に付60日間有効であることから携帯電話の維持費は1500円/30日かかり、2008年4月現在メール専用の定額プラン(ゴールドプラン及びホワイトプランのような限定を受けることなく)として契約できる携帯電話︵PHS除く︶は国内唯一の存在である。
- ^ a b c 300KBを超えるメールとiPhone専用メールアドレス宛のメールは従量制
- ^ a b パケットし放題Sに加入するとメール定額ではなくなる
関連項目[編集]