コンスタンティヌスの公衆浴場
表示
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/93/Arles_Thermes_de_Constantin_1.jpg/220px-Arles_Thermes_de_Constantin_1.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/97/Arles_Thermes_de_Constantin_2_Voute_caldarium.jpg/220px-Arles_Thermes_de_Constantin_2_Voute_caldarium.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/66/Arles_Thermes_de_Constantin_3_hypocauste.jpg/220px-Arles_Thermes_de_Constantin_3_hypocauste.jpg)
コンスタンティヌスの公衆浴場は、南フランスの古都アルルに現存する古代ローマ時代の公衆浴場跡。4世紀にローマ皇帝コンスタンティヌス1世がアレラーテ︵現在のアルル︶に逗留していた際に建造されたものである。トルイユ公衆浴場 (Thermes de la Trouille) とも呼ばれる。
元々は宮殿、体操場、水風呂︵フリジダリウム︶、ぬるま湯風呂︵テピダリウム︶、熱湯風呂︵カルダリウム︶、サウナ風呂、プールなどが設置されていた大浴場であったが、現存するのはぬるま湯風呂、熱湯風呂、サウナ風呂、およびそれらの後部に設置されていた半円状のプールの遺構だけである。それらは、19世紀になって発掘されたが、その時には古代ローマ時代の宮殿跡と認識されていた。
現在は、﹁コンスタンティヌスの公衆浴場﹂の名で、世界遺産﹁アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群﹂の一部として登録されている。