スプリングフィールド造兵廠
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スプリングフィールド造兵廠︵スプリングフィールドぞうへいしょう、英: Springfield Armory︶は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールドにかつて存在した国営の小銃開発施設である。スプリングフィールド・アーモリー︵Springfield Armory︶、スプリングフィールド国営造兵廠とも。
M1873
M1903
M1ガーランド
M14
製品のほとんどが小銃である。スプリングフィールド製の小銃はスプリングフィールド銃︵ライフルはスプリングフィールド・ライフルとも︶と呼ばれる。ただし、比較的最近のM1892~99以降は含めないことが多い。
略史[編集]
1777年、陸軍施設のスプリングフィールド工廠︵The Arsenal at Springfield︶が建設された。1794年、ジョージ・ワシントン初代大統領の命により各種機関を統合し、小火器の国産化を目的とするスプリングフィールド造兵廠が発足した。 南北戦争で北軍を中心に100万丁近くが使用されたM1863ライフルドマスケットで知られる。近年では、M1ガーランドやM14が開発された。ベトナム戦争時に投入したM14が失敗し正式採用銃をコルト社︵M16︶に移管した後、1968年に閉鎖された。閉鎖後[編集]
現在、施設敷地建物は記念公園や博物館として運営されている。﹁スプリングフィールド・アーモリー﹂のブランドは民間に売却され、1974年に民間企業のスプリングフィールド・アーモリー・インク︵Springfield Armory Inc.︶が創設された。旧造兵廠の小銃としてはM1ガーランドやM14、そのほかM1A︵M14の民間モデル︶や他メーカーのライセンス製品を製造販売している。ただし、法人的には旧造兵廠となんら関係がない。製品[編集]
●M1795 - 最初の米国製マスケット。シャルルヴィルM1761/1763のデザインを踏襲
●M1812 - シャルルヴィルM1777のデザインを踏襲
●M1816 - M1812の改良版。米国での最多生産マスケット
●M1822 - M1816の1バージョンとみなされることも多い
●M1835 - 同上。製造においては部品の互換性を重視
●M1840 - M1835の改良版。最後のフリントロック式マスケット
●M1842
●M1855 - これより前装式ライフル。テープ式雷管を使用。
●M1861 - 最初の量産前装式ライフル。南北戦争の主力銃
●M1863 - M1861の改良版。南北戦争の主力銃
●M1865 - M1861を後装式に改造したもの。58口径
●M1866 - M1863を後装式に改造したもの。ライナーを使用して、58口径から50口径にボアダウン
●M1868 - 同上。50口径銃身に交換
●M1869 - M1868の短銃身版
●M1870
●M1870レミントン・ネービー
●M1871
●M1873 - 新設計。45口径
●M1875
●M1877
●M1880
●M1882
●M1884
●M1886
●M1888
●M1889
●M1892 - ノルウェーのクラッグ・ヨルゲンセン・ライフルのライセンス生産
●M1903
●M1911 - ライセンス生産
●M1917エンフィールド
●M1922 - 22口径訓練銃
●M1ガーランド
●M14
●M79