スーパーフライ級
スーパーフライ級︵スーパーフライきゅう、英: super fly weight︶は、ボクシングで用いられる階級の1つ。﹁フライ﹂は﹁蝿︵ハエ︶﹂を意味する。
ボクシング[編集]
プロボクシングでの契約ウェートは、112 - 115ポンド (50.802 - 52.163kg) 。1980年創設のフライ級とバンタム級の間の階級であり、全17階級中4番目に軽い階級。日本のプロボクシングでの旧名は﹁ジュニアバンタム級﹂︵英‥junior bantam weight︶。 アマチュアではライトバンタム級と呼ばれるが、ジュニアのみで設けられている︵かつては女子シニアでも設けられていた︶。契約ウェートは50 - 52kg。シニア部門ではバンタム級に属する。 初代スーパーフライ級世界王者はWBCはラファエル・オロノ︵ベネズエラ︶、WBAはグスタボ・バリャス︵アルゼンチン︶。 日本人として初めて同級世界王座を獲得したのはWBAの渡辺二郎︵大阪帝拳、1982年4月8日 - 1984年7月15日︶。女子では天海ツナミ︵山木︶が2009年に初となるWBAの王座をこの階級で獲得している。また、ミニフライ級︵当時︶で女子世界王者だった藤岡奈穂子が3階級引き上げたこの階級でJBC公認初の女子世界王座2階級制覇を達成している。 この階級の世界王座最多防衛記録はカオサイ・ギャラクシー︵タイ / WBA︶の19度、女子はデボラ・ディオニシウス︵アルゼンチン / IBF︶の12度。日本の選手の最多防衛記録は、渡辺二郎︵大阪帝拳 / WBC・WBA︶の通算10度︵WBAを6度、WBCを4度︶、女子天海ツナミ︵山木 / WBA︶の4度。同連続防衛記録は徳山昌守︵金沢 / WBC︶の8度連続。ムエタイ[編集]
ムエタイでの契約ウェートは、112 - 115ポンド (50.802 - 52.163kg) 。フライ級とバンタム級の間の階級であり、全19階級中4番目に軽い階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[1]。脚注[編集]
- ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- “ボクシング基礎知識 - 階級”. 日本ボクシングコミッション. 2010年3月30日閲覧。
- “コミッションルール - 第2部 試合 - 第12章 クラスとウェイト”. 西日本ボクシング協会. 2010年3月30日閲覧。