ライトフライ級
表示
ライトフライ級︵ライトフライきゅう、英: light fly weight︶は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つ。﹁フライ﹂は昆虫の﹁蝿︵ハエ︶﹂を意味。
ボクシング[編集]
プロボクシングでの契約ウェートは、105 - 108ポンド (47.627 - 48.988kg) 。ミニマム級とフライ級の間の階級であり、全17階級中2番目に軽い階級。 ライトフライ級はWBAおよびWBCの呼び方で、IBFおよびWBOではジュニアフライ級と呼んでおり統一されていない。 アマチュアボクシングでは男子が46 - 49kg、女子が45 - 48kgでありシニア最軽量で、ジュニアでは更にピン級が置かれている。 日本のプロボクシングでの旧名は﹁ジュニアフライ級﹂︵英‥junior fly weight︶。﹁ジュニア﹂を冠していた階級は多くの認定団体で﹁スーパー﹂を冠する階級名に切り替えられ、日本もこれに倣った︵例‥ジュニアミドル級はスーパーウェルター級へ改称︶が、ジュニアフライ級だけは1階級下が団体によってミニマム級 (WBA)、ストロー級 (WBC・当時) などと分かれているため、統一性のある呼称をということで﹁ライトフライ級﹂が採用された。 1975年に設置。初代ライトフライ級王者はWBCはフランコ・ウデラ︵イタリア︶、WBAはハイメ・リオス︵パナマ︶。日本では具志堅用高︵協栄︶が初めて同級世界王座を獲得し、13度の世界最多防衛記録︵当時︶を樹立した階級︵1976年10月10日 - 1981年3月8日︶。JBCが女子を公認した2008年には富樫直美︵ワタナベ︶が公認後初となる女子世界王座をこの階級で獲得した。また、藤岡奈穂子はこの階級で男女通じて国内最多となる世界王座5階級制覇を達成している。 この階級の世界王座最多防衛記録は柳明佑︵韓国 / WBA︶の17度、女子はジェシカ・ボップ︵アルゼンチン / WBA︶の14度。日本の選手の最多防衛記録は、具志堅用高︵協栄 / WBA︶の13度、女子は富樫直美︵ワタナベ / WBC︶の7度。総合格闘技[編集]
ネバダ州アスレチック・コミッションおよびボクシング・コミッション協会による承認がされていない階級で、世界的にも設置している団体はほとんど無い。 ●﹁GLADIATOR﹂では、-120lbs︵-54.4kg︶がライトフライ級と定められている[1]。ムエタイ[編集]
ムエタイでの契約ウェートは、105 - 108ポンド (47.627 - 48.988kg) 。ミニフライ級とフライ級の間の階級であり、全19階級中2番目に軽い階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[2]。レスリング[編集]
レスリングでかつてライトフライ級と呼ばれたものは後の48kg級に当たるが、現在は廃止されている。関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ GLADIATOR 公式サイト
- ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日