センテラス天文館
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センテラス天文館 CenTerrace TENMONKAN | |
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施設外観(2022年8月) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒892-0843 鹿児島県鹿児島市千日町1番1号 |
開業日 | 2022年(令和4年)4月9日 |
施設管理者 | 千日1・4開発 |
設計者 | アール・アイ・エー、東条設計[2] |
施工者 | 大和ハウス工業[2] |
敷地面積 | 6,086 m²[3] |
延床面積 | 36,645 m²[3] |
店舗数 | 69店舗[1] |
営業時間 |
10:00-20:00 (レストラン 11:00-23:00) |
駐車台数 |
440台 ※センテラスパーキング |
駐輪台数 |
382台 ※センテラスパーキング |
外部リンク |
centerrace |
センテラス天文館︵センテラスてんもんかん、CenTerrace TENMONKAN︶は、鹿児島県鹿児島市千日町にある複合商業施設。
概要[編集]
鹿児島市の繁華街である天文館にあったタカプラ一帯を再開発した複合商業施設である。2022年4月9日開業。開業当初は平日2万人、休日3万人が来館、1か月で累計約70万人が訪れた[1]。CMには同市出身の上白石萌音を起用した[4]。2022年10月、九州経済研究所が市内在住の800人を対象に調査したところ、天文館への来訪が増えたのは全体の24.9%に留まり、開業効果が十分に表れていないと同所は評価している[5]。計画[編集]
市内では鹿児島中央駅周辺や郊外に商業施設が進出、天文館の活性化のため地権者らは再開発ビルの建設を計画した[6]。2012年8月、地権者17人からなる﹁天文館まちづくり研究会﹂が発足[7]。2013年6月14日には﹁千日町1・4番街区再開発協議会﹂を設立。協議会では再開発ビルの規模や事業費などを検討[8]。協議会のウェブサイト上で県民の意見を募集したほか、県外からの観光客にもアンケート調査を実施した[9]。当初は24階建て・高さ約110mの計画だったが、2017年8月、事業費を抑えるため15階建て・高さ約60mの規模に縮小、事業費を約19億円削減し約151億円とした[10][11]。2018年6月着工、2020年秋開業を目指すとしていた[10]。建設[編集]
2018年1月、﹁千日町1・4番街区市街地再開発組合﹂を設立[12]。翌2月、タカプラが閉館、11月から解体が進められた[13]。2019年9月には工事用の囲いに、デザイン科の専門学生が﹁未来に伝えていきたい、鹿児島の一番﹂をテーマに西郷隆盛や桜島などを描いたメッセージアートが展示された[14][15]。区画内の28棟の建物が解体され[13]、2020年1月に再開発ビルが着工。2022年1月12日に竣工した[2]。3月には呉服町に駐車場ビル﹁センテラスパーキング﹂も竣工[16]。4月9日に開業を迎えた。総事業費は186億円[2]。商業ゾーンの運営はプライムプレイスが受託している[2]。4・5階の一部は鹿児島市が取得、図書館が整備された[17]。名称[編集]
2020年9月、再開発ビルの名称を公募。ビルの特徴がイメージでき、覚えやすく親しみのあることを条件とした[18]。2021年4月、名称が﹁センテラス天文館﹂に決定。﹁セン﹂は千日町や鹿児島の中心地(センター)であることから、﹁テラス﹂は人々の憩いの場所となる﹁テラス﹂や﹁照らす﹂というイメージから名付けられた[19][20]。沿革[編集]
●2012年8月 -﹁天文館まちづくり研究会﹂を設立[16]。 ●2013年6月 -﹁千日町1・4番街区再開発協議会﹂を設立。 ●2018年1月 -﹁千日町1・4番街区市街地再開発組合﹂を設立。 ●2018年2月 - タカプラが閉館。 ●2018年7月 -﹁株式会社千日1・4開発﹂を設立。 ●2020年1月 - 再開発ビル着工。 ●2021年4月 - ビル名を﹁センテラス天文館﹂に決定[19]。 ●2022年1月 - 竣工。 ●2022年4月 - 開業。施設[編集]
●観光案内所︵1階︶- 天井の組木や柱は薩摩切子をイメージ、床材は黒っぽい素材で桜島の灰を表現[21]。 ●ぐるなび Dining Park︵2階︶- フードホール。 ●鹿児島市立天文館図書館︵4階~5階︶ ●センテラスホール︵6階︶ ●センテラスガーデン︵6階︶- 屋上庭園。 ●ダイワロイネットホテル鹿児島天文館 (7階~14階︶- 全217室[22]。 ●スカイビューセンテラス︵15階︶- 展望エリア。脚注[編集]
(一)^ ab“﹁人でごった返す昔を思い出した﹂…鹿児島市のセンテラス天文館、開業1カ月で70万人来館 幅広い客層、新たな人の流れ生む”. 373news.com. 南日本新聞 (2022年5月9日). 2022年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月23日閲覧。
(二)^ abcde﹁︻鹿児島︼センテラス天文館4月9日、全面開業﹂﹃鹿児島建設新聞﹄、2022年1月25日。2022年8月21日閲覧。
(三)^ ab“Cen Terrace︵千日町1・4番街区再開発︶”. アール・アイ・エー. 2022年8月21日閲覧。
(四)^ “上白石萌音さんをCM起用、桜島を背景に﹁等身大でいられる場所がある﹂”. 読売新聞オンライン (2022年4月10日). 2022年8月21日閲覧。
(五)^ “センテラス開業効果イマイチ? 天文館訪問﹁増えた﹂市民25パーセント止まり 九州経済研究所調べ”. 373news.com. 南日本新聞 (2022年11月1日). 2023年9月30日閲覧。
(六)^ ﹁[論点要点インタビュー] 天文館 回帰狙い再開発 牧野田栄一さん=鹿児島﹂﹃読売新聞﹄、2018年2月18日、31面。
(七)^ ﹁天文館に大型商業ビル構想 地権者が再開発検討 千日町1番街区と4番街区/鹿児島県﹂﹃朝日新聞﹄、2012年9月21日、27面。
(八)^ ﹁天文館再開発へ協議会、鹿児島の地権者ら、複合ビルを建設。﹂﹃日本経済新聞﹄、2013年6月15日、13面。
(九)^ ﹁鹿児島・天文館再開発、県民・観光客の意見反映、ネットなどで募集。﹂﹃日本経済新聞﹄、2013年11月7日、13面。
(十)^ ab﹁天文館再開発ビル縮小 鹿児島市 事業費抑制のため=鹿児島﹂﹃読売新聞﹄、2017年9月9日、25面。
(11)^ ﹁︻鹿児島︼千日町1・4番街区再開発、来年6月に新ビル着工/3万6000㎡に規模縮小﹂﹃鹿児島建設新聞﹄、2017年8月16日。2022年8月21日閲覧。
(12)^ ﹁天文館、再開発組合が発足、鹿児島。﹂﹃日本経済新聞﹄、2018年1月18日、13面。
(13)^ ab“千日町の再開発について”. 千日町1・4番街区市街地再開発組合. 2022年8月21日閲覧。
(14)^ ﹁鹿児島の一番 専門学生描く 天文館で除幕=鹿児島﹂﹃読売新聞﹄、2019年9月15日、29面。
(15)^ “鹿児島の一番が詰まったメッセージアートが完成!千日町再開発ビル仮囲いに23日まで展示”. リビングかごしまWeb. 南日本リビング新聞社 (2019年9月18日). 2022年8月21日閲覧。
(16)^ ab“会社概要”. センテラス天文館. 2022年8月21日閲覧。
(17)^ ﹁︻鹿児島︼千日町1・4番街区再開発ビル/図書館分15億で取得﹂﹃鹿児島建設新聞﹄、2020年6月22日。2022年8月21日閲覧。
(18)^ “再開発ビルの愛称募集について”. 千日町1・4番街区市街地再開発組合. 2022年5月17日閲覧。
(19)^ ab“天文館の再開発ビル名は﹁センテラス﹂公募で決定 鹿児島”. 西日本新聞me (2021年5月21日). 2022年5月15日閲覧。
(20)^ “天文館の再開発ビル﹁センテラス﹂完成4月9日に開業”. 朝日新聞デジタル (2022年1月22日). 2022年5月17日閲覧。
(21)^ “鹿児島市の観光案内所、あすセンテラス天文館にオープン 県産材ふんだんに イメージは薩摩切子”. 373news.com. 南日本新聞 (2022年3月31日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月23日閲覧。
(22)^ “︵詳報︶入居55テナントを発表 全国初出店﹁ぐるなびダイニングパーク﹂も センテラス天文館4月9日全面開業”. 373news.com. 南日本新聞 (2022年1月21日). 2022年5月15日閲覧。
外部リンク[編集]
- センテラス天文館
- センテラス天文館 (@centerrace_tenmonkan) - Instagram
- 千日町1・4番街区市街地再開発組合