ニュース
報道 |
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ニュース / スタイル 倫理 / 客観性 価値 / 情報源 名誉毀損 編集の独立 ジャーナリズムスクール |
分野 |
ジャンル |
社会的影響 |
報道機関 |
役割 |
カテゴリ |
ニュース(英: news[1])とは、珍しい出来事や新しい情報のことである。また、最近発生した政治や事件・事故・スポーツ・地域情報などの出来事や珍しい出来事などを伝えることである。
媒体
[編集]歴史
[編集]語源
[編集]ニュースとは何か
[編集]ニュースバリュー
[編集]ニュースの機能
[編集]メディアには、報道機能・評論機能・教育機能・娯楽機能・交告機能がある。報道機能には速報性・詳報性・解説性、評論機能にはエディトリアル性・フォーラム性があるとされる。
ソフトニュースとハードニュース
[編集]芸能やスポーツなど軟らかいニュースをソフトニュース、政治や経済などの堅いニュースをハードニュースと呼ぶ。バウムは、ソフトニュースの特徴を、公共政策の要素の欠如、センセーショナルな取り上げ方、人間的興味に訴えるテーマ、犯罪や災害などドラマティックな題材を強調することをあげている。
ニュース執筆者の匿名性
[編集]こたつ記事などのニュース
[編集]記者やウェブライターがインターネット上の文章を要約・転載した記事、いわゆるコタツ記事がネットニュースに多くある。これらは取材されておらず、いわゆる二次情報・三次情報に当たる。中には、著作権を侵害しているものも多くある。また、テレビ局のニュースについても、ネットやSNSから拾ってきたものも多く有り、取材に基づいていないニュースも多くある。
ネットニュース
[編集]ニュースの信頼性
[編集]近年、数多くのニュースで事実と異なったり、不正確、偏っていることが指摘されており、信頼性には大いに疑問がある。また、スポンサーや自社・同業他社の不祥事についてはほとんど報道しないことも指摘されている。そのため、メディアの不祥事のニュースは、主に週刊誌のニュースが行っている。さらに、報道番組で芸能・スポーツのニュースが多く、政治に関するニュースが限られていることも指摘されている。さらに、誤報であっても、謝罪を行わないケースもある。
芸能人の自殺のニュース
[編集]著名人の自殺報道が他の人の自殺を増やす現象であるウェルテル効果が指摘されており、芸能人の自殺のニュースについては、慎重に行う必要がある。
犯罪のニュース
[編集]犯罪のニュースを報道する際に、手口や詳しい銃器の製造方法を報道すると、模倣する恐れがある。また、愉快犯も出る恐れがあるので、犯罪報道については議論が必要である。
ニュースの質の低下
[編集]ジャーナリストに関するニュース
[編集]最近では、望月衣塑子、青木理、阿部岳、津田大介、池上彰などのジャーナリストについての記事も配信されるようになってきている。
ニュース番組のキャスターについて
[編集]ニュース番組のMCやキャスターを芸能人がやっていることについて、文春オンラインで池上彰は「個々の番組の方針について私はコメントすべき立場にありませんが、少なくともニュースを伝えたり、解説したり、コメントしたりする役割を芸能人が務めることには違和感を禁じ得ません。人気タレントが画面に出ていれば視聴率が稼げるだろうという、さもしい発想が透けて見えます。」「日本のテレビ界では、プロの仕事はプロに任せるというルールが確立していません。ニュースはニュースのプロが伝えるべきだと思っています。」とコメントしている。このコメントが、物議をかもした。
不適切なニュースの例
[編集]ニュースの中には、マッチポンプであると指摘されているものもある。
・日本経済新聞
[編集]・「news23」(TBS)
[編集]アーティストを応援するファンの動向を「推し活」として紹介する1月12日放送の企画で、担当ディレクターが事前に会員制交流サイト(SNS)で取材日時と場所を挙げ「ぜひ遊びに来てください」と呼び掛けていた。
・「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)
[編集]2024年4月4日は『満開を待つ時のワキ腹のストレッチ』、5日には『わぁキレイ!お花見スクワット』というストレッチが紹介されており、その後の4月9日では、お花見客の迷惑行為特集がされたことについて、マッチポンプ報道ではないか、という声が出ている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]大石裕・岩田温・藤田真文「現代ニュース論」(有斐閣)
石澤靖治「テキスト現代ジャーナリズム論」(ミネルヴァ書房)
大井眞二・田村紀雄・鈴木雄雅「現代ジャーナリズムを学ぶ人のために」(世界思想社)
蒲島郁夫・竹下俊郎・芹川洋一「メディアと政治」(有斐閣)