ナデジダ・グラチョーワ
ナデジダ・アレクサンドロヴナ・グラチョーワ︵ロシア語: Наде́жда Алекса́ндровна Грачёва, ラテン文字転写: Nadezhda Aleksandrovna Gracheva, 1969年12月20日 - ︶は、旧ソ連・カザフ共和国生まれのバレリーナ。ロシア・ボリショイ・バレエ団のプリマ・バレリーナ。
経歴[編集]
セミパラチンスク生まれ。1979年にアルマトイのバレエ学校に入学し、在学中の1985年にヴァルナ国際バレエコンクールで銀賞を受賞。翌年モスクワ・バレエ学校に移り、卒業後の1987年にボリショイ・バレエに入団する。早くから頭角を表し、﹃白鳥の湖﹄﹃バヤデルカ﹄﹃眠れる森の美女﹄など、しなやかでスケールの大きな踊りで注目され、ガリーナ・ステパネンコ、インナ・ペトロワとともに、﹁三人娘﹂と呼ばれた。その後、往年の名プリマ・ガリーナ・ウラノワの指導を受けたことで、叙情的な表現にも磨きをかけ、現在は演技派バレリーナとしても高い評価を受けている。 レパートリーは上記の他に、﹃ロメオとジュリエット﹄のジュリエット、﹃ドン・キホーテ﹄のキトリ、﹃スパルタクス﹄︵ユーリー・グリゴローヴィチ振付︶のエギナ、﹃石の花﹄の銅山の女王など。 2011年に第一線を退き、ボリショイ・バレエ団のコーチに就任した。外部リンク[編集]
- Надежда Грачева (ボリショイ劇場公式サイト)