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ビアグラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ビアグラス英語: Beer glass)は、主にビールを飲むためにデザインされたガラスの飲料用容器である。ビールのスタイルにより、それぞれに適する様々なスタイルのグラスがある。芳香をたてやすくするデザイン、色と外観を美しく見せるデザイン、ビールの泡を造るためのデザインがある。グラスを持つことでビールを温めないように脚が付いているビアグラスもある。

ヴァイツェングラス[編集]

ヴァイツェングラスは、ヴァイツェンまたはヴァイスビアとして知られる白ビール用のグラスである。ドイツのグラスであり、500ミリリットルを注いで泡を含めて一杯になる容量をもつ。パイントグラスよりも背が高い。底は非常に狭く、飲み口は僅かに広い。ベルギー等の他の国では250ミリリットルまたは330ミリリットルの容量である。グラスの背が高いことで、このスタイル特有の厚くフルーティーな泡を保ち、芳香をグラス内に閉じ込め、見た目にも美しい。

パイントグラス[編集]


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250330

ビアジョッキ[編集]



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ChaliceGoblet

スニフター(ブランデー型)[編集]

スニフター(ブランデー型)は、ブランデーやコニャック用であるが、ベルギーエール、インディア・ペール・エール、バーレーワイン、ウィートワインといったビールの芳香を楽しむために適したグラスである。スニフターの形状は芳香をグラスに閉じ込め、グラスを揺らすことでその香りが発せられる。

チューリップ型[編集]

チューリップ型グラスは、芳香を保つと同時に、多くの泡を保ち、見た目と香りを楽しませる。形状は球根型で飲み口がチューリップのように広がり泡を保持する。スコットランドエール、バーレーワイン、ベルギーエール等の香りを楽しむビールに適している。グラスの底に小さな傷があり、そこから湧き出る小さな泡を楽しめるようになっている物もある[1]

シュタンゲおよびベッヒャー[編集]

シュタンゲ(ドイツ語で「棒」)は、ケルシュアルトビールに適した形状のグラスである。伝統的にはシュタンゲより背が低く太い、類似した形状のグラスであるベッヒャーが使われる。共に200〜300ミリリットルの容量で円柱形である。(アルトビール向けにはやや円錐形のグラスが使用される。)

ビールブーツ[編集]


1使2006 (Beerfest) 

脚注[編集]

  1. ^ 三輪一記、石黒謙吾『ベルギービール大全』アートン、2006年、8頁頁。ISBN 978-4861930522 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]