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ストラーダ︵Strada ︶は、1964年から1968年かけてビッザリーニが製造・販売したスポーツカーである[1] 。非常に低いスラン2シートクーペ、ロードスター、トラックチューンされた﹁Corsa﹂レーサー[1] として販売されており、ビッザリーニの最も成功したモデルであることが証明された。5300 GTストラーダ[2]、5300 GTとも呼ばれている。
ストラーダは1963年に元フェラーリのチーフエンジニアであるジオット・ビッザリーニによって設計された。ストラーダは彼の会社によって1964年に発売された。これもビッザリーニによって設計されたイソ・リヴォルタ・グリフォに似ており、計画段階でグリフォの名前を使用したこともある。また、イソ・リヴォルタの溶接ユニボディプラットフォーム[1]。
ストラーダは、フロントミッドエンジン、後輪駆動レイアウトを採用しており、5.4 L︵5,358 cc︶の327シボレースモールブロックエンジンを搭載し、定格は365 hp︵272 kW︶から385N⋅m︵ 道路の合法バージョンでは284lb⋅ft、Corsaでは400 hp︵298 kW︶[1]。車は0〜100 km / h︵62 mph︶で7秒未満で加速でき、280 km / h︵174 mph︶の最高速度を達成した。その後のモデルでは、5,358 ccのエンジンが、ホーリーキャブレーターを搭載した7,000 ccの大型ユニットに置き換えられた[2]。
ダンロップ製4輪ディスクブレーキ、ボルグワーナー製T-10 4速MT[1]、ドディオンチューブリアサスペンション、LSDも使用された。ジョルジェット・ジウジアーロは、ベルトーネスタイルのアルミニウムボディに影響を与え、当時としては目を見張るものがあり、21世紀にはまだ﹁ゴージャス﹂[1]で﹁絶対的な傑作﹂と見なされていた[2]。完全なコンバーチブルであるプロトタイプと、取り外し可能なTトップを備えた2つの量産型を含む、3つのオープン版も生み出された[3]。
1965年、ビッザリーニ・グリフォはルマンでクラスを制し、総合9位で終了した。
1964年から1968年までに合計133台が生産された[2]。
関連項目[編集]