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FromA︵フロム・エー︶は、リクルートがかつて発行していたアルバイト求人情報誌。
1982年創刊のアルバイト情報誌である。この雑誌を刊行するにあたり、リクルートの子会社としてリクルートフロムエー︵現・リクルートジョブズ[1]︶を立ち上げた。その後、経済状況の変化などからリクルート及び関連会社の事業再編が行われ、1990年代半ばに同じく子会社であったリクルート情報出版︵以前の﹁週刊就職情報﹂﹁ベルーフ﹂[注 1]﹁とらばーゆ﹂などの就職情報誌各誌の編集・発行を行っていた︶とあわせて、リクルート本体に吸収された︵吸収合併まで、リクルートは﹁販売元﹂であったが、吸収合併をもってリクルート本体が﹁編集・発行・発売﹂をすべて担当した[注 2]︶。
創刊当初から1989年初頭までは、毎週火曜日発行︵首都圏版︶であったが、バブル景気を受けての求人広告増加に対応させるため、1989年春に毎週金曜日発売となる﹁From A to Z﹂︵首都圏版のみ︶が創刊され、事実上週2回の発行となった。また﹁季刊﹂として、観光地・リゾート地での期間限定求人に特化した増刊号を発売したこともある。
当初は南関東1都3県を基本エリアとした首都圏版のみで展開し、1980年代末期には新たに京阪神を基本エリアとした関西版を創刊し、東西2版体制となった。さらに1995年には東海3県を基本エリアとした東海版も創刊された。
1987年に﹁フリーター﹂という言葉を生み出し流行語となった[2]。2003年からは全面カラー化された。
雑誌としては2009年3月30日号︵首都圏版︶をもって休刊となり[3]、紙媒体はフリーペーパーのタウンワークへと一本化された。﹁フロム・エー﹂という名前は現在、インターネットでのアルバイト情報サイト﹁フロム・エー ナビ﹂などに引き継がれている。
歴代編集長[編集]
●道下裕史
●くらたまなぶ
●﹁セイシュンの食卓﹂
●﹁内山君の食らっていいとも!﹂︵内山信二︶
●﹁快傑朝刊小僧﹂︵大岩ピュン︶
星座イラスト[編集]
●M6-10
●むかいあぐる
●とみぞうちゃん
テレビCM[編集]
CMソング[編集]
1980年代は、その年の一般公募によるコンテスト︵﹁フロム・エーCMソングオーディション﹂︶で選ばれたグランプリ曲を採用。選ばれた者はメジャーデビューも出来るという企画でもあった。
このオーディションは当初、首都圏版の企画として行われてきたが、1989年に首都圏版のオーディションが終了し、翌1990年からは関西版について同様のオーディションが行われた。
関東版においてのオーディション合格者・合格曲
放送エリアは在京民放局のみ[注 3]。
●﹁FROM A TO HEAVEN﹂︵岸正之︶1984年
●﹁Works﹂︵BOUND︶1987年
●﹁Life for win﹂︵桜井康志︶1988年
●﹁好奇心〜Chance Creator〜﹂﹁Blow wind blow〜風よ吹け〜﹂︵陣内大蔵︶
関東版オーディション終了後にCMソングへ採用された曲
放送エリアは在京民放局のみ。
●﹁カーキン音頭﹂︵河内家菊水丸︶1991年 - 大ヒットし、河内家菊水丸を全国区に広めるきっかけとなる。
上記のほか、レミオロメン﹁RUN﹂、YO-KING﹁ずっと穴を掘り続けている﹂、THE HIGH-LOWS﹁サンダーロード﹂などもCMソングに採用されたことがある。
別冊FromA[編集]
夏と冬の年2回発行。主に夏季・冬季のリゾートバイトを中心に農業などの求人情報も掲載した臨時季刊号。
主に夏季はマリンリゾートや山間部を中心とした避暑地、冬季は発刊当時スキーブーム期であったため、スキーリゾート関連業種の求人を特集して掲載。
スポンサー活動[編集]
(一)^ この2誌︵﹁ベルーフ﹂は技術系専門の就職情報誌︶を統合して、後に﹁Bing︵ビーイング︶﹂が創刊された︵現在は休刊︶。
(二)^ ただし、リクルートフロムエーはその後分離して現在のリクルートジョブズとなる。
(三)^ ただし、バブル景気の最中であった1988年 - 1989年にかけては、同じ曲と同じCM映像を用いながら﹁東京でアルバイトを探すなら﹂という上京予定者をターゲットに若干内容を変更したスポットCMが静岡や長野、新潟など関東隣接県を中心に短期間集中放映されていた。