メタ
メタ︵meta-、 古希: μετὰ-) とは、以下の意味を持つ接頭辞である‥
一般的な意味
●﹁あとに﹂という意味の古代ギリシャ語の接頭辞[1]。
●転じて﹁超越した﹂、﹁高次の﹂という意味の接頭辞で[2]、ある学問や視点の外側にたって見る事を意味する[1]。
●﹁変化﹂を意味する接頭辞。例えば metamorphose︵変化︶、metabolism︵代謝︶などで用いられる[3]。
化学における意味
●ベンゼン環の2置換体の構造異性体のうち、2つの置換基が炭素原子1つをはさんでいるものにつける接頭辞[2]。
●同じ酸化物を水和して得られるオキソ酸の中で、水和度の低いものにつける接頭辞[2]。
キシレンの位置異性体。左からオルト、メタ、パラ。
ベンゼン環の2置換体の構造異性体のうち、2つの置換基が炭素原子1つをはさんでいるものにメタ︵meta-、イタリックで、ハイフンをつける︶をつける。言い換えれば、1位と3位の炭素原子に置換基があるものである︵隣り合う番号は他にもあるが、命名規則により1位と3位となる︶。m- と略して書く。
メタに対し、隣︵1位と2位︶をオルト (ortho- , o-) 、反対側︵1位と4位︶をパラ (para- , p-) という。
また、ある置換基に注目したとき、その二つ隣の位置をメタ位と呼ぶ。