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リフレイン形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

refrain

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前半 後半
オペラ等 レシタティーヴォ アリア
シャンソン クープレ ルフラン
英語 ヴァース コーラスまたはリフレイン
讃美歌 繰り返しまたは折り返し
チャールダーシュ ラッシュー、ラッシャン フリッシュ、フリシュカ
日本語 Aメロ(ないしBメロ) サビ
リフレイン」は、反復記号の意味に使われることがある。
サビ」はブリッジ(二部形式のbの部分)の意味に使われることもある。

前半、後半を通して、何度か繰り返し演奏される。このとき、前半は繰り返しごとに違う歌詞となる(1番、2番....)。後半は毎回同じ歌詞となるのが本来のリフレインであるが、繰り返しごとに違う歌詞となる曲も多い。

にも用いられ、リフレインを特徴とする詩形には、ヴィラネルヴィルレーセスティーナといったものがある。

典型的なリフレイン形式[編集]

日本の歌謡曲に多く見られるリフレイン形式は、次のようである。

Aメロ - Bメロ - サビ - 間奏 - Aメロ - Bメロ - サビ - サビ - 終結部

これを、反復記号を用いて書くと、次のようになる。

反復開始Aメロ  Bメロ セーニョ サビ to コーダ12番カッコ間奏 D. S.コーダCoda終結部

類似の形式[編集]

ロマン派のイタリアオペラに見られるカヴァティーナ・カバレッタ形式は、リフレイン形式の曲を2曲前後に続けたものと考えることができる。