三谷昭
三谷昭︵みたに あきら、1911年6月5日 - 1978年12月24日︶は、東京府出身の俳人・編集者。
生涯[編集]
東京府巣鴨村︵現豊島区︶生まれ。東京府立第五中学校︵現小石川高等学校︶卒。1930年に素人社に入社。﹃俳句月刊﹄﹃俳句世界﹄編集に携わる。1936年赤坂区役所嘱託となり﹃赤坂区史﹄を編纂。﹁京大俳句﹂﹁天香﹂等に参加したが、1940年、新興俳句弾圧事件に連座し検挙された。1941年に実業の友社に入社、﹃新女苑﹄﹃オール生活﹄編集長を歴任。 戦後は﹁天狼﹂﹁俳句評論﹂﹁面﹂などに同人参加。1946年新俳句人連盟に入会するが翌年退会し現代俳句協会に加入、機関誌﹃俳句芸術﹄の編集に携わる。1961年より協会幹事長、のち初代会長を務める。1976年、第1回現代俳句協会賞功労賞受賞。 1978年12月24日、67歳で死去。 代表句﹁暗がりに檸檬浮かぶは死後の景﹂。句集に﹃獣身﹄﹃三谷昭句集﹄、ほかに﹃現代の秀句﹄などの著作がある。編著書[編集]
- 『人生対談』編 角川新書 1955
- 『ゼロからの成功法』青春出版社 青春新書 1961
- 『現代の秀句 俳句鑑賞のすべて』大和書房 1969
- 『人に負けない戦略 "一歩立ち遅れ"て泣かねばならないとき』大和書房 1970
- 『現代俳句用語表現辞典』編 俳句研究社 1976.
- 『俳句史論集』三谷昭俳句史論集刊行会 1979
- 『三谷昭全句集』俳句評論社 1983
参考文献[編集]
- 『現代俳句大事典』 三省堂
- コトバンク 2015年3月閲。