井野瀬久美惠
井野瀬 久美惠︵いのせ くみえ、1958年 - ︶は、日本の歴史学者。甲南大学教授。専門はイギリス近代史。
朝日放送・スカイA放送番組審議会委員長。
略歴[編集]
愛知県生まれ。1982年[1]京都大学文学部卒業後、京都大学大学院文学研究科︵西洋史学専攻︶単位修得退学。追手門学院大学文学部専任講師、甲南大学文学部助教授、教授。2005年﹁植民地経験のゆくえ: アリス・グリーンのサロンと世紀転換期の大英帝国﹂で京都大学より博士︵文学︶[2]。2014年10月から2017年9月まで日本学術会議副会長を務めた。著書[編集]
●﹃大英帝国はミュージック・ホールから﹄朝日新聞社︿朝日選書﹀、1990年。 ●﹃子どもたちの大英帝国 - 世紀末、フーリガン登場﹄中央公論社︿中公新書﹀、1992年。 ●﹃フーリガンと呼ばれた少年たち - 子どもたちの大英帝国﹄中央公論新社︿中公文庫﹀、1999年。 ●﹃﹁受験世界史﹂の忘れもの﹄PHP研究所︿PHP文庫﹀、1994年。 ●﹃意外な世界史 - 歴史を楽しむ発想法﹄PHP研究所、1996年。 ●﹃女たちの大英帝国﹄講談社︿講談社現代新書﹀、1998年。 ●﹃黒人王、白人王に謁見す - ある絵画のなかの大英帝国﹄山川出版社、2002年。 ●﹃植民地経験のゆくえ - アリス・グリーンのサロンと世紀転換期の大英帝国﹄人文書院、2004年。 ●﹃興亡の世界史 (16) 大英帝国という経験﹄講談社、2007年。ISBN 9784062807166。 ●﹃大英帝国という経験 興亡の世界史﹄講談社︿講談社学術文庫﹀、2017年。ISBN 9784062924696。 ●﹃講座﹁わたしたちの歴史総合﹂4﹁近代﹂とは何か﹄かもがわ出版、2023年。共著[編集]
●︵松村昌家︶﹃祖国イギリスを離れて - ヴィクトリア時代の移民﹄本の友社、1997年。編著[編集]
●﹃イギリス文化史入門﹄昭和堂、1994年。 ●﹃イギリス文化史﹄昭和堂、2010年。共編著[編集]
●︵栗本英世︶﹃植民地経験 - 人類学と歴史学からのアプローチ﹄人文書院、1999年。 ●︵北川勝彦︶﹃アフリカと帝国 - コロニアリズム研究の新思考にむけて﹄晃洋書房、2011年。翻訳[編集]
●マーガレット・シュトローベル﹃女たちは帝国を破壊したのか - ヨーロッパ女性とイギリス植民地﹄知泉書館、2003年。脚注[編集]
- ^ 教員・研究者詳細 - 井野瀬 久美惠
- ^ 博士論文書誌データベース