博士(文学)
法令に基づく学位 |
---|
博士の学位 修士の学位 学士の学位 短期大学士の学位 専門職学位 |
専門職学位と修了区分 |
1.専門職大学院の課程 (一般の専門職大学院) 修士(専門職) 2.法科大学院の課程 法務博士(専門職) 3.教職大学院の課程 教職修士(専門職) |
法令に基づく称号 |
準学士 |
告示に基づく称号 |
高度専門士の称号 専門士の称号 |
現在授与されない学位等 |
大博士の学位 得業士の称号 |
関連法令・告示 |
学校教育法 学位規則 専門士及び高度専門士規程 |
博士︵文学︶︵はくし ぶんがく︶は、人文科学︵哲学、史学、文学を含む広義での文学︶に関する専攻分野を修めることによって、1991年︵平成3年︶以降に日本で授与されている博士の学位である。
概要[編集]
1991年︵平成3年︶6月以前の日本では、文学博士︵ぶんがくはくし︶という博士の学位が授与されていた。1991年︵平成3年︶7月以降では、文学博士で扱われていた領域は、﹁博士︵文学︶﹂以外に﹁博士︵哲学︶﹂、﹁博士︵史学︶﹂、﹁博士︵心理学︶﹂、﹁博士︵言語学︶﹂などに細分化されている。 文学博士は、1887年︵明治20年︶制定の学位令において、文部大臣より授与される5種類の博士のうちの1つとして定められた。翌1888年5月7日、政治学者の加藤弘之、歴史学者の重野安繹、社会学者の外山正一、国学者の小中村清矩、漢学者の島田篁村の5人に最初の文学博士の学位が授けられた。引き続き翌6月7日には国学者の黒川真頼、漢学者の川田甕江、啓蒙思想家の中村正直、ジャーナリストの末松謙澄、仏教学者の南条文雄にも授けられた。[1] 英語圏においては、各国による学位制度に違いがあるものの、Doctor of Philosophy in Humanities︵Ph.D. あるいはDoctor of Letters︶が、博士︵文学︶に相当する。出典[編集]
(一)^ 和田壽弘﹁日本最初の文学博士を知っていますか?﹂︵PDF︶﹃月刊名大文学部﹄第35号、2012年10月10日。 オリジナルの2021年2月9日時点におけるアーカイブ。2021年2月4日閲覧。