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使徒信条

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使: Symbolum Apostolicum, : Apostles' Creed西[1]使[2](Credo) 

使[1][3]西使使

[]


使[4]2[5]

使使[6]12使[5]

信条本文[編集]

ラテン語[編集]

Credo in Deum, Patrem omnipotentem, Creatorem caeli et terrae,

et in Iesum Christum, Filium Eius unicum, Dominum nostrum, qui conceptus est de Spiritu Sancto, natus ex Maria Virgine, passus sub Pontio Pilato, crucifixus, mortuus, et sepultus, descendit ad inferos, tertia die resurrexit a mortuis, ascendit ad caelos, sedet ad dexteram Patris omnipotentis, inde venturus est iudicare vivos et mortuos.

Credo in Spiritum Sanctum, sanctam Ecclesiam catholicam, sanctorum communionem, remissionem peccatorum, carnis resurrectionem, vitam aeternam.

Amen.

— "Symbolum Apostolicum".[7]

日本語訳[編集]

キリスト教の全教派に共通の日本語訳は存在しない。教派ごとに、また時代によってもいくつかの訳が存在する。

カトリック教会[編集]

ケレド

ばんじかなひ玉ひ、てんちをつくり玉ふ御おやDと
その御ひとり子われらが御あるじJxをまことに信じ奉る
此御子スピリツ サントの御きどくをもてやどされ玉ひ、ビルゼン サンタマリヤよりむまれ玉ふ。
ポンシヨ ピラトがしたにてかしゃくをうけこらへ、クルスにかけられしゝ玉ひて、御くはんにおさめられ玉ふ。
だいちの底へくだり玉ひ三日めによみがへり玉ふ。
てんにあがり玉ひばんじかなひ玉ふ御おやDの御みぎにそなはり玉ふ
それより生きたる人、しゝたる人をたゞしたまはんためにあまくだり玉ふべし
スピリツ サントをまことにしんじ奉る
カタウリカにてましますサンタ エケレジヤ、サントスみなつうようし玉ふ事
とがの御ゆるし
にくしんよみがへるべき事
をはりなきいのちとをまことにしんじ奉る
アメン

— 1600年イエズス会上長認可,『どちりなきりしたん』所収[8]

使徒信条













— 2004年2月18日/日本カトリック司教協議会認可[9]

使徒信経

われは、天地の創造主、全能の父なる天主を信じ、
またその御独り子(おんひとりご)、われらの主イエズス・キリスト、
すなわち聖霊によりて宿り、童貞マリアより生まれ、
ポンシオ・ピラトの管下にて苦しみを受け、十字架に付けられ、死して葬られ、
古聖所(こせいしょ)に降りて(くだりて)三日目に死者のうちよりよみがえり、天に昇りて全能の父なる天主の右に坐し、
かしこより生ける人と死せる人とを裁かんために来り給う(きたりたもう)主を信じ奉る。
われは聖霊、 聖なる公教会、諸聖人の通功、罪の赦し、肉身のよみがえり、終りなき命を信じ奉る。
アーメン。

— 旧文語訳[10][11]

聖公会[編集]

使徒信経


 

宿 

 

— 日本聖公会「祈祷書」より[12]

使徒信経




 
— 『日本聖公会祈祷書(1959年版)』より[13]


プロテスタント[編集]

我(われ)は天地(てんち)の造成者(つくりぬし)、全能(ぜんのう)の父(ちゝ)なる神(かみ)を信(しん)ず。

我(われ)はその獨子(ひとりご)、我等(われら)の主(しゆ)耶蘇(イエス)基督(キリスト)を信(しん)ず。即(すなは)ち聖靈(せいれい)によりて胎(みごも)られ、處女(をとめ)マリヤより生(うま)れ、ポンテオ、ピラトのもとに苦(くるしみ)を受(う)け、十字架(じふじか)につけられ、死(し)して葬(はうむ)られ、(陰府(よみ)に下(くだ)り)第三日(だいさんじつ)に死者(ししや)のうちより復活(よみかへ)り、天(てん)に昇(のぼ)りて、全能(ぜんのう)の父(ちゝ)なる神(かみ)の右(みぎ)に座(ざ)し給(たま)へり、彼所(かしこ)より來(き)たりて生(い)ける者(もの)と死(し)ねる者(もの)とを審判(さばき)たまわん。

我(われ)は聖靈(せいれい)を信(しん)ず、聖(せい)なる公同教會(こうどうのきょうかい)すなはち聖徒(せいと)の交通(こうつう)、罪(つみ)の赦(ゆるし)、身躰(しんたい)の復活(ふくくわつ)、永遠(かぎりなき)の生命(いのち)を信(しん)ず。アーメン

— 〔一八九〇年(明治二十三年)制定〕(旧)日本基督教會 信仰(しんかう)の告白(こくはく)より







— 「新聖歌」より:


 


— 口語文 「讃美歌21 使徒信条B」より

[]




1954566使1958使使

使

[]

[]

三位一体を信じる教派では、この信条は三位一体の信仰を強調していると主張する。

宇田進は使徒信条の根本的特色に「三位一体の神が告白されている」ことをあげ、「「我は・・・父なる神を信ず」「我は・・・イエス・キリストを信ず」「我は聖霊を信ず」とある。」「使徒信条は、全体として三位一体の順序に従って、父、子、聖霊に関する三部分の叙述から構成されているが、重心は御子イエス・キリストに置かれている。」と述べ、使徒信条の重点がイエス・キリストにあるとしている[14]

陰府降下(地獄降下)[編集]


 使24使

 使231使使

 使()

 使西[15]使[16]

 使[17]

[]


使[18]

参照項目[編集]

脚注[編集]



(一)^ ab 2012, p. 151.

(二)^ 48548930 

(三)^ - The Orthodox Church in Japan

(四)^  56  ISBN 978-4877501532

(五)^ ab使 2 

(六)^  #19465  ISBN 978-4877501013

(七)^ the Holy See. Catechismum Catholicae Ecclesiae. 2009927

(八)^ ︿ 33-11950243-44ISBN 978-4003303214 
2︿ 57019931092-93ISBN 978-4582805703 
︿19931137ISBN 978-4764224414 

(九)^ 使 

(十)^  39 197550225 

(11)^ 使2004使使使使 

(12)^ 使(PDF) 

(13)^ 1959 (341130 

(14)^  1993, pp. 6364.

(15)^  2012, pp. 160161.

(16)^ He Did Not Descend into Hell: A Plea for Following Scripture Instead of the Apostles Creed. 2021722

(17)^  2012, pp. 162163.

(18)^   p.243

参考文献[編集]

  • 宇田進『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社、1993年6月1日。ISBN 978-4264014232 
  • 久松英二『ギリシア正教 東方の智』講談社〈講談社選書メチエ〉、2012年2月10日。ISBN 978-4062585255 

外部リンク[編集]