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勤王︵きんのう、勤皇とも言う︶とは、王や天皇に忠義を尽くすことである。
日本の勤王運動[編集]
江戸時代末期の思潮を指すことが多い。尊王攘夷論︵勤王攘夷論とも︶、尊王と類似し、﹁勤王の志士﹂などの用例がある。
なお、﹁きんのう﹂という読み方は﹁きんおう﹂の連声である。
ベトナムの勤王運動[編集]
勤王運動を参照
フランスによる植民地化が進んだ1880年代から1910年代にかけ、ベトナムに起こった阮朝を尊び、独立を回復しようとする政治的な一大潮流。1885年、咸宜帝︵ハムギ︶が勤王の詔を発したことにより本格化した。その多くはフランスを排外しようとする攘夷運動と結びついた。代表的な人物として前期は阮碧︵グエン・ビック︶、武有利︵ヴォ・フー・ローイ︶など、後期は潘佩珠︵ファン・ボイ・チャウ︶、潘伯玉︵ファン・バー・ゴク︶など。その多くは1911年の辛亥革命による中華民国の成立以後は、﹁越南民国﹂の成立など民主化を志向したものに転化していった。
関連項目[編集]