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囲碁の手合割

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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12003西2004
段級差 名称 内容
0 互先 2局一組として考え、交互に先手を持ち、同一の相手とは偶数局を行うのが基本。
1 先相先 3局一組として考え(以下同じ)、下位者が3局のうち2局で先番、1局で後手番とする。
2 下位者が3局のうち3局とも先番とする。定先とも呼ぶ。
3 先二先 下位者が3局のうち2局を先手、1局を2子番とする。
4 二先二 下位者が3局のうち1局を先番、2局を2子番とする。
5 二子 下位者が3局のうち3局とも2子番とする。
6 二三二 下位者が3局のうち2局を2子番、1局を3子番とする。
7 三二三 下位者が3局のうち1局を2子番、2局を3子番とする。
8 三子 下位者が3局のうち3局とも3子番とする。

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段級差 名称 内容
0 互先 交互に先手を持つ。または先手がコミを出す。
1 下位者が先番とする。定先とも呼ぶ。
2 二子 下位者が2子番とする。
3 三子 下位者が3子番とする。
4 四子 下位者が4子番とする。
... ... ...
9 九子 下位者が9子番とする。
... ... ...

手合割の変更や、昇段、昇級の基準に一般的に定まったものはない。手合割の変更は対局者同士でルールを決めてもよく、3番、あるいは4番勝ち越しといった方法が多い。昇段、昇級は、日本棋院などのプロ組織の発行する免状によるものの他に、碁会所やクラブなどの内部で独自の方式を決めることも多い。

緑星会方式[編集]

アマチュアの囲碁研究会であった緑星会で採用された点数方式で、代表的な点数方式。他の碁会所やクラブで採用するところも多い。

置き碁と、1目刻み5目までのコミ出しを組み合わせた手合割を用いる。個人には各々の持ち点があり、対局者間の持ち点の差をコミの目数とし、コミが5目を越える毎に置き石を1子増やしてコミをマイナス5目とする。6点差は2子で下位者の5目コミ出しとなり、点差が増えると下位者のコミを減らし、11点差でコミが0目の2子局、12点差からはまた上位者のコミ出しを1目ずつ増やす。対局者は1勝すれば持ち点を1点増やし、1敗すれば1点減らすことで、点数を実力に見合うように適正化する。

その他の方式[編集]

上記以外にも、多様な手合割の方法が提案、実行されている。ネット碁会所などでは、非常に多人数の手合割を合理的に決める必要があり、それぞれ独自の点数制と段級位の組み合わせなどの方式を用いている。