定食
定食︵ていしょく︶は、飲食店等における料理の提供形態の1つ。複数の定まった料理を提供するもの[1]。コース︵course︶料理やフランス語でmenuムニュともよぶ[1][2][3]。セットやコンボ、プレートやワンプレートとも呼ばれる。対義語は、﹁一品料理﹂や﹁アラカルト(a la carte)﹂である[4][1][2]。
提供場所[編集]
●大衆食堂 ●有職料理は宮殿などで、本膳料理は城などで提供されてきた。[3][5] ●懐石や会席料理は、料亭や割烹、また待合やお茶屋などで提供される。[3][5] ●オートキュイジーヌやヌーベルキュイジーヌは、レストランやホテル、オーベルジュや宮殿などで提供される。[6] ●フランスにおけるしょぼい定食屋の定食、というレベルであればターブル・ドート(Table d'hôte)というものがある。定食そのものと、この定食を提供するテーブル、定食屋やホテルまでを指す語。18世紀末までは酒の出ない外食といえばここであった。この定食は基本的に決まり切ったメニューで、日替わりがあったとしても毎日1種類のみ。19世紀になると徐々に高級路線の店も出始め、選択の余地ができるようになった。[7] ●ファストフードでもハンバーガーとフライドポテトのようにセットメニューがある[8]。種類[編集]
様々な料理が定食やコース料理、セットメニューとして提供されている。下記は一例である。例[編集]
- ラーメンライス、満漢全席
- オートキュイジーヌ、ヌーベルキュイジーヌ
- ヌーベルシノワ、広東料理、北京料理
- トルコ料理
- インド料理
- 御節料理、有職料理、本膳料理、懐石料理、会席料理、普茶料理、卓袱料理
- 韓定食
参考画像[編集]
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オートキュイジーヌの例
脚注[編集]
(一)^ abc広辞苑第5版
(二)^ abリーダーズ英和辞典第2版
(三)^ abc﹃四季日本の料理 春﹄講談社 ISBN 4-06-267451-3
(四)^ ﹃日本語大辞典﹄講談社、1989年、1320頁。
(五)^ ab﹃四季日本の料理 夏﹄講談社 ISBN 4-06-267452-1
(六)^ ﹃地球の歩き方 '13~'14 フランス﹄ダイヤモンド社 ISBN 978-4-478-04350-9
(七)^ この段落は下記文献による。
●日仏料理協会 編﹃フランス 食の事典︵普及版︶﹄株式会社白水社、2007年、349-350頁。ISBN 978-4-560-09202-6。
(八)^ [1]モスバーガー