心斎橋大学
心斎橋大学︵しんさいばしだいがく︶は、大阪府大阪市中央区南船場の郵政福祉心斎橋ビル内にある、小説家・放送作家・構成作家・脚本家・エッセイストなどを育成する私塾・養成所である。校名の通り、心斎橋界隈に近い場所に所在する。なお、末尾に﹁大学﹂と付くが、学校教育法に基づく大学とは異なり、あくまで養成所であるため、卒業しても大卒の学歴と学位は得られない[注 1]。
概要[編集]
第71回直木三十五賞の受賞者である作家の藤本義一が﹁関西から多くの才能を発掘し、作家を輩出したい﹂との思いにより、1987年に創設した。プロ作家養成学校であり、卒業生の中には佐藤佐吉らがいる。直木賞作家・難波利三をはじめ、日本放送作家協会会員作家を含む、小説家・放送作家・脚本家・ライター等のプロの作家から直接指導を受けることができる。コース・専科[編集]
入学初年度は、本科に在籍する。本科には﹁創作・小説コース﹂﹁文章・エッセイコース﹂﹁脚本コース﹂﹁児童文学コース﹂﹁ジャンル小説コース﹂があり、各分野を半年間学ぶことができる。春期と秋期の2期制で各コースの担当講師が交代するため、しっかりと学びたい場合は次の半年間も学ぶことで、より多くの作家の指導が受けられる。本科では、半年ごとに受講コースを変更することもできるが、本科で学んだ受講生は﹁大学院﹂へ進み、レベルアップを図る。 また、本科・大学院とは連動しない﹁専科﹂があり、﹁放送作家養成コース﹂﹁作詞家養成コース﹂﹁自分史制作コース﹂等がある。 プロ作家などを養成するだけでなく、芸術文化の進化や成長も目的としているため、養成内容のコースや専科が頻繁に再編されることでも知られ、嘗ては漫才師やお笑い芸人などを養成する﹁笑学校﹂という附属機関が設置されていたこともある。関連項目[編集]
●東京作家大学︵2015年に開設された、日本放送作家協会主催のプロ作家養成施設で当校の兄弟校にあたる。︶ ●日本脚本家連盟︵日本最大の脚本家事業協同組合︶ ●日本脚本家連盟スクール︵日本脚本家連盟が主催する脚本家養成施設。旧称は﹁日本脚本家連盟ライターズスクール﹂︶ ●日本シナリオ作家協会︵日本脚本家連盟と同じく脚本家の事業協同組合。似通った団体であるが、日本脚本家連盟とは別団体。︶脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ ただし、プロデビューした暁には芸歴として認められる。