愛その他の悪霊について
﹃愛その他の悪霊について﹄︵あいそのたのあくりょうについて、西: Del amor y otros demonios︶は1994年に出版された、ガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説。
あらすじ[編集]
舞台は18世紀のコロンビア。伯爵の娘シエルバ・マリアはある日、狂犬に噛まれてしまう。保守的な修道院長や司教らは、彼女に悪魔憑きの疑いをかけ、修道院に監禁する。そこに、悪魔祓いの命を受けたカエターノ・デラウラ神父が派遣される。娘と神父は、やがて強く惹かれ合うようになっていく。日本語訳[編集]
●﹃愛その他の悪霊について﹄旦敬介訳、新潮社、1996年、新版2007年映画[編集]
イルダ・イダルゴにより2009年に映画化された、コスタリカおよびコロンビア映画。上映時間100分。日本では2010年にDVDが発売された。オペラ[編集]
ペーテル・エトヴェシュの作曲によりオペラ化された。題名は英語で Love and Other Demons。初演はシルヴィウ・プルカレーテの演出、ウラディーミル・ユロフスキの指揮により、2008年のグラインドボーン音楽祭において行われた。同音楽祭とBBCの委嘱作品である。 エトヴェシュは2010年にライン国立オペラ︵ストラスブール︶とラ・フィラチュール︵ミュルーズ︶で自ら指揮しており、2017年のハンガリー国立歌劇場の公演でも上演された[1]。脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 新潮社による紹介ページ(日本語)
- Del amor y otros demonios - IMDb(英語)
- 愛その他の悪霊について - allcinema