木村岳風
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木村 岳風︵きむら がくふう、1899年9月20日-1952年7月1日︶は、日本の吟詠家。本名は松木 利次︵まつき としつぐ︶。日本詩吟学院の創設者で、近代吟詠の祖と称される[1]。著書に﹃皇漢名詩の吟じ方﹄などがある[2]。
人物[編集]
長野県諏訪郡上諏訪町︵現・諏訪市︶生まれ。高島小学校を経て、旧制諏訪中学中退。上諏訪町役場ので勤務している際に、上司の上原栄から朗吟を習った。1922年に上京するが、関東大震災に際しての材木販売などで失敗するなど、商売での失敗が続いた。 一方で、教育者の伊藤長七が木村の吟詠の才能を見出し、伊藤が校長を務める東京府立第五中学校︵現・小石川中等教育学校︶の全校生徒の前で詩吟の講習を開かせたり、芸名を﹁嶽風﹂から﹁岳風﹂に改めさせた。1927年国楽振興会を設立し、吟詠の発展に努めた。長野県諏訪市には生家と木村岳風記念館があり、岳風愛用の品や遺墨などが展示されている[3]。脚注[編集]
- ^ 近代吟詠の祖 木村岳風
- ^ “「木村岳風」の検索結果”. NDLのOPAC検索結果. 2018年3月16日閲覧。
- ^ “木村岳風記念館”. 日本詩吟学院. 2018年3月16日閲覧。