無縁仏
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(無縁墓地から転送)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/32/Unrelated_Tombstone.jpg/250px-Unrelated_Tombstone.jpg)
無縁仏︵むえんぼとけ︶とは、祀ってくれる者︵供養してくれる者︶のいない仏のこと[1]。﹁無縁﹂には死者を弔う縁者がいないという意味がある︵無縁塚や無縁墓地など︶[2]。
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無縁仏を供養するための地蔵像と積み石。恐山
墓が建立されたものの時間的経過により供養する縁故者がいなくなってしまった状態の墓を無縁墓︵法律上は無縁墳墓︶という。無縁化を避けるため最初から墓を作らず、自然葬や海洋散骨などを望む人々もある。
一方、行政側が無縁仏の遺骨の置き場の確保に苦慮するようになり、一部自治体では遺骨を粉砕して無縁仏の減量化を図ったり、遺骨の保管年数を短縮したりするなどのケースが出ている[5]。
習俗[編集]
無縁仏は祀ってくれる者︵供養してくれる者︶のいない仏のことで、手厚い供養を通して祖霊になっていくという民俗信仰においては供養してくれる者がいないために祖霊になることができない状態と捉えられる[1]。無縁仏には人知れず非業の死を遂げた者や行き倒れのままになってしまった者などがある[1]。 地蔵盆、虫送り、疫病送りといった地域の行事は無縁仏の供養と結びついていることがある[1]。 災害︵震災、大火、洪水、飢饉、疫病等︶や行き倒れなどの理由で氏名や住所などが判明しない身元不明の死者や身元が分かっていても遺体の引き取り手がいない死者を供養するために建立される塚を無縁塚という[3][4]。公営墓地には身元不明の遺骨を納めるための無縁塚が設けられることがある[4]。また、町内会などで無縁塚を管理し定期的に供養を行っている地域もある[3]。無縁墓[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/81/%E7%84%A1%E7%B8%81%E4%BB%8F_%E7%A9%8D%E3%81%BF%E7%9F%B3_Stone_Pile_Memorial_service_for_MUENBOTOKE.jpg/220px-%E7%84%A1%E7%B8%81%E4%BB%8F_%E7%A9%8D%E3%81%BF%E7%9F%B3_Stone_Pile_Memorial_service_for_MUENBOTOKE.jpg)