矢野貴之
矢野貴之 | |
---|---|
サルサディオーネ引退セレモニーにて (2023年3月6日、大井競馬場) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 群馬県 |
生年月日 | 1984年8月3日(39歳) |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
所属団体 | 特別区競馬組合 |
所属厩舎 | 東京都騎手会 |
勝負服 | 胴赤・白ダイヤモンド、袖緑 |
初免許年 | 2002年 |
免許区分 | 平地 |
矢野 貴之︵やの たかゆき、1984年8月3日 - ︶は、地方競馬の大井競馬場東京都騎手会所属の騎手である。高崎競馬場の丸山務厩舎にかつて所属していたが、高崎競馬の廃止に伴い移籍した。
戦歴[編集]
●2002年3月31日付けで騎手免許取得[1]。 ●2002年 ●4月12日 高崎競馬第3競走でデビュー。ハンティングレディに騎乗し8着[1]。 ●5月3日 高崎競馬第2競走でコスモヒリュウに騎乗し、初勝利[1]。 ●2004年 ●10月3日 奥利根賞でエフケーアニカに騎乗。重賞初勝利。 ●12月19日 中山競馬第7競走で中央競馬初騎乗。ラモームリックに騎乗し12着。 ●12月31日 高崎競馬最終日。第7競走でファストショウグンに騎乗︵3着︶。第9レース以降も騎乗予定があったが、第8競走で雪のためレースが打ち切られたため、これが高崎競馬での最後の騎乗となった。 ●2005年 ●1月23日 当時、高崎競馬再興のため活動していた新高崎競馬応援団が主催する第1回開設記念模擬レース︵境町トレーニングセンター︶に参加。 ●1月29日 根岸ステークスで中央重賞初騎乗。サンエムキングに騎乗し16着。高崎競馬所属としての最後の騎乗となる。 ●2月2日 大井競馬高橋三郎厩舎に移籍。 ●5月9日 大井競馬で移籍後初騎乗。第4競走でアルファチャーミィに騎乗し4着。 ●5月13日 大井競馬第4競走でベルモントソニックに騎乗し移籍後初勝利。 ●2007年12月28日 大井競馬第3競走でイカンセンに騎乗し勝利。地方通算100勝達成。 ●2010年10月12日付で高橋三郎厩舎から森下淳平厩舎に所属変更[2]。 ●2012年12月27日付で森下淳平厩舎から東京都騎手会所属となった[3]。 ●2015年11月2日 大井競馬第5競走をソライロノハナで勝ち、地方競馬通算500勝を達成[1]。 ●2018年 ●2月22日 大井競馬第6競走をストーミースターで勝利し、地方通算1000勝を達成[4]。 ●6月6日 大井競馬第11競走﹁第64回東京ダービー﹂をハセノパイロで勝利。 ●2020年 ●4月2日 マリーンカップをサルサディオーネで勝利し、ダートグレード競走初制覇[5]。 ●11月3日 JBCスプリントをサブノジュニアで勝利し、JpnI競走初制覇。 ●2021年 ●1月13日 2020年NARグランプリ殊勲騎手賞を初受賞[6]。 ●2022年 ●2月1日 川崎競馬第7競走をプラチナラインで勝利し、地方通算2000勝を達成[7]。エピソード[編集]
所属していた高橋三郎厩舎の所属馬でJBCスプリントを制したフジノウェーブの調教パートナーを担当していることでも知られる。JBCスプリントを制した時に高橋師は矢野騎手の努力もあったと讃えていた。主な重賞勝ち鞍[編集]
●ダートグレード競走[8] ●マリーンカップ‥サルサディオーネ︵2020年︶ ●JBCスプリント‥サブノジュニア︵2020年︶ ●クイーン賞‥サルサディオーネ︵2020年︶ ●スパーキングレディーカップ‥サルサディオーネ︵2021年︶ ●日本テレビ盃‥サルサディオーネ︵2021年︶ ●さきたま杯‥サルサディオーネ︵2022年︶ ●北関東重賞[8] ●奥利根賞‥エフケーアニカ︵2004年︶ ●南関東重賞[8] ●桜花賞 (浦和競馬)‥シャークファング︵2014年︶ ●東京プリンセス賞‥ティーズアライズ︵2015年︶、アクアリーブル︵2020年︶ ●黒潮盃‥ブラックレッグ︵2015年︶ ●戸塚記念‥ミスアバンセ︵2015年︶、セイカメテオポリス︵2021年︶ ●鎌倉記念‥ポットガイ(2015年)、インペリシャブル(2019年) ●ニューイヤーカップ‥モリデンルンバ(2016年) ●川崎マイラーズ‥モンサンカノープス(2016年) ●優駿スプリント‥エイシンヒート(2016年) ●平和賞‥スカイサーベル(2016年) ●羽田盃‥キャプテンキング(2017年) ●報知グランプリカップ‥リッカルド︵2018年)、エルデュクラージュ︵2024年︶ ●フジノウェーブ記念‥リッカルド︵2018年)、ギャルダル︵2024年︶ ●大井記念‥リッカルド︵2018年) ●ブリリアントカップ‥リッカルド︵2018年) ●東京ダービー‥ハセノパイロ︵2018年︶ ●ハイセイコー記念‥ラプラス︵2018年︶、マンダリンヒーロー︵2022年︶ ●ロジータ記念‥クロスウィンド︵2018年︶ ●ユングフラウ賞‥ポットギル︵2019年︶ ●アフター5スター賞‥サブノジュニア︵2020年︶ ●プラチナカップ‥アンティノウス︵2021年︶ ●マイルグランプリ‥ティーズダンク︵2021年︶スマイルウィ︵2023年︶ ●スパーキングサマーカップ‥サルサディオーネ︵2021年︶ ●ゴールドジュニア‥ママママカロニ︵2021年︶ ●京成盃グランドマイラーズ‥スマイルウィ︵2022年︶ ●埼玉新聞栄冠賞‥ライトウォーリア︵2022年︶ ●サンタアニタトロフィー‥スマイルウィ︵2022年︶ ●ローレル賞‥マカゼ︵2022年︶ ●勝島王冠‥ライトウォーリア︵2022年︶ ●ゴールドカップ : スマイルウィ︵2022年・2023年︶ ●報知オールスターカップ‥エルデュクラージュ︵2023年︶ ●その他地区重賞 ●日高賞‥コパノバウンシ︵2014年︶ ●OROカップ‥ロゾヴァドリナ︵2015年︶、アトミックフォース︵2022年︶ ●オパールカップ‥ロゾヴァドリナ︵2015年︶ ●ビューチフルドリーマーカップ‥サルサディオーネ︵2022年︶ ●金沢シンデレラカップ‥ショウガタップリ︵2022年︶ ●せきれい賞‥ヴィゴーレ︵2023年︶不祥事[編集]
2022年の第4回川崎競馬3日目︵7月26日︶、通信機器を騎手控室に持ち込んだとして騎乗停止10日の処分を受けた。通信履歴等を調査したところ、通信内容は騎乗依頼仲介者との騎乗調整に対する返信のみで競馬の公正を損なう通信は認められなかったが、本人の騎乗を自粛する申し入れがあったため、7月20日から8月13日まで騎乗を自粛した。[9]出典・脚注[編集]
(一)^ abcd“矢野 貴之 騎手 地方競馬通算500勝達成!”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
(二)^ 大井競馬場所属騎手の所属きゅう舎変更について - TCK
(三)^ 大井競馬場所属騎手の所属変更について - TCK
(四)^ “矢野 貴之騎手 地方競馬通算1,000勝達成! | News”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2022年2月1日閲覧。
(五)^ ﹁︻レースハイライト︼第24回 マリーンカップ JpnIII﹂﹃Web Furlong 2020﹄、2024年2月1日閲覧。
(六)^ “お知らせ”. 地方競馬全国協会. 2021年1月13日閲覧。
(七)^ “矢野貴之騎手が地方通算2000勝を達成”. サンスポZBAT!競馬 (2022年2月1日). 2022年2月1日閲覧。
(八)^ abc“矢野 貴之 - ジョッキー重賞勝利 - データ集”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2024年2月1日閲覧。
(九)^ “通信機器持ち込み違反で処分の矢野貴之騎手 不公正な通信履歴なし 騎乗は自粛︻競馬︼‥中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2023年5月10日閲覧。
外部リンク[編集]
- 騎手登録情報 - 地方競馬情報サイト
- 矢野貴之 (@N59Q8lx) - X(旧Twitter) - 復帰までの期間限定