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空港無線電話

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空港無線電話(くうこうむせんでんわ) は、日本国内の空港の地上業務に使用される専用の業務無線である。大規模な空港のものは、マルチチャネルアクセス無線技術を用いているため空港MCA無線とも呼ばれる。

概要

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主な端末機器

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  • 携帯型端末電話機 : 持ち運んで利用するための小型端末。携帯局。
  • 車載型端末電話機 : トーイングカーなど航空会社の業務用の車両に搭載。車載局。
  • 卓上型端末電話機 : 事務所などに設置される基地局と有線で接続されるもの。リモコン。
  • 可搬卓上型端末電話機 : 基地局と無線で接続されるもの。リモコン。

デジタルMCAシステム

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200412200522005320075西20076

 : 2

調 : π/4 QPSK 8kb/s4

 :  415.5417.5MHz 460462MHz25kHz

アナログMCAシステム

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1990年(平成2年)2月、新東京国際空港(現 成田国際空港)でサービス開始。 以降、東京国際空港、那覇空港、関西国際空港と続いた。

800MHz帯周波数再編に基づき、2008年(平成20年)4月25日の成田国際空港でのサービス終了を最後にすべてデジタル方式へ移行した。

  • 通信方式 : 2周波数半複信
  • 変調方式 : 周波数変調
  • 周波数 : 移動局 830.0125~831.9875MHz、基地局 885.0125~886.9875MHz、12.5kHz間隔。

標準規格

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電波産業会(略称ARIB)が電波法令の技術基準を含めて規格化し、標準規格として公開している。

  • ARIB STD-T87 空港内デジタル移動通信システム
  • ARIB STD-T114 空港内デジタル移動通信システム TYPE2

表示

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45AWBW 7 20132544(-) 1Z

関連項目

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外部リンク

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