藤井輝明
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藤井 輝明︵ふじい てるあき、1957年︿昭和32年﹀ - 2021年︿令和3年﹀5月5日[1]︶は、日本の医学者。医学博士。
略歴[編集]
出典‥[2] ●1957年 東京都国立市に生まれる ●桐朋学園小学校、桐朋中学校・高等学校卒業 ●1982年 中央大学経済学部産業経済学科卒業 ●1989年 千葉県立衛生短期大学第一看護学科卒業 ●1991年 筑波大学大学院修士課程修了︵健康教育学︶ ●1996年 名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了︵健康増進科学講座︶ ●飯田女子短期大学専任講師 ●岐阜医療技術短期大学助教授 ●熊本大学医学部保健学科看護学専攻教授 ●鳥取大学大学院医学系研究科教授 ●2009年 東京大学大学院客員研究員 ●2011年 中央大学保健体育体育研究所客員研究員人物[編集]
●2歳の頃、顔の右半分に異常︵海綿状血管腫︶が現れ、紫色の大きなコブがある。 ●大学卒業後、その特異な容貌からなかなか就職先が決まらず、人事担当者から直接﹁バケモノ﹂と言われたこともあったという。悩んでいた折にある医師から﹁医療や福祉にはあなたのようなハンデを抱えている人間が必要だ﹂と言われたことから医学研究所の事務官として働くことになった。その後、医学系の大学に入り直し医学博士となる。 ●自身の経験を生かし、外見上のハンディを抱える当事者の支援活動を続けていた。また精力的に講演も行っており、生前訪れた経験のある学校は2000を超える。講演のあと、それまで話を聞いていた生徒や教師たちに対し、実際にコブに触れてもらうアクションを行っていたことから﹃タッチ先生﹄の愛称でも親しまれていた[3]。著作[編集]
単著[編集]
●﹃運命の顔﹄草思社、2003年10月。ISBN 9784794212573。 ●﹃さわってごらん、ぼくの顔﹄汐文社、2004年11月。ISBN 9784811379340。 ●﹃この顔でよかった コンプレックスがあるから人は幸せになれる﹄ダイヤモンド社、2005年8月。ISBN 9784478942123。 ●﹃笑う顔には福来る タッチ先生の心の看護学﹄日本放送出版協会、2006年3月。ISBN 9784140810927。 ●﹃あなたは顔で差別をしますか ﹁容貌障害﹂と闘った五十年﹄講談社、2008年8月。ISBN 9784062148528。 ●﹃笑顔で生きる ﹁容貌障害﹂と闘った五十年﹄︵改題︶講談社︿講談社+α文庫﹀、2011年10月。ISBN 9784062814461。 ●﹃てるちゃんのかお﹄亀澤裕也絵、金の星社、2011年7月。ISBN 9784323024417。共著[編集]
●藤井輝明、石井政之﹃顔とトラウマ 医療・看護・教育における実践活動﹄かもがわ出版、2001年6月。ISBN 9784876995950。共編著[編集]
●石井政之、藤井輝明、松本学﹃見つめられる顔 ユニークフェイスの体験﹄高文研、2001年9月。ISBN 9784874982631。 ●松本学、石井政之、藤井輝明﹃知っていますか? ユニークフェイス一問一答﹄解放出版社、2001年12月。ISBN 9784759282399。脚注[編集]
(一)^ “︻訃報︼藤井輝明 特任教授 ご逝去”. 岐阜聖徳学園大学. 2021年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月25日閲覧。
(二)^ “藤井輝明・プロフィール”. www.fujiiteruaki.jp. 2023年6月21日閲覧。
(三)^ 政之, 石井. “外見差別と戦った同志の死 ﹁バケモノ﹂と罵倒された過去”. withnews.jp. 2021年11月9日閲覧。