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エピソード[編集]
●大学を卒業して軍隊に入ったとき、せっかくアラビア語を学んだのだから、ムスリムの住むマレー半島やジャワ島・スマトラ島に派遣してもらおうと頼んでみたが、聞いてもらえず結局中支戦線に行くことになった[2]。
●池田修、伴康哉とともにクルアーン全文を日本語訳している。井筒俊彦による翻訳や日本ムスリム協会版とは異なり、登場する聖書由来の人名は原音にこだわらず、﹁イエス﹂﹁マリア﹂といった既に日本語訳聖書などで定着していた表記を用いている。
著訳書[編集]
●﹃マホメット ユダヤ人との抗争﹄中央公論社︿中公新書﹀、1971年
●﹃中東をめぐる諸問題﹄晃洋書房、1985年
●著者複数﹃シナ・インド物語﹄ 関西大学出版部︿東西学術研究所訳注シリーズ1﹀、1976年
●ブズルグ・イブン・シャフリヤール﹃インドの不思議﹄ 関西大学出版部︿東西学術研究所訳注シリーズ2﹀、1978年
●ウサーマ・ブヌ・ムンキズ﹃回想録﹄ 関西大学出版部︿東西学術研究所訳注シリーズ3﹀、1987年
●イブン・ジュバイル﹃旅行記﹄ 池田修共訳、関西大学出版部︿東西学術研究所訳注シリーズ6﹀、1992年、講談社学術文庫、2009年7月
●﹃コーラン﹄伴康哉・池田修共訳
●中央公論社︿世界の名著15﹀、1970年
●中央公論社︿中公バックス・世界の名著17﹀、1979年
●中央公論新社<中公クラシックス 全2巻>、2002年
●解説は﹃聖典﹄<中公クラシックス・コメンタリィ>に所収、2008年6月
記念論集[編集]
●﹃藤本勝次先生 加藤一朗先生古稀記念 中近東文化史論叢﹄︵同記念会編、1992年︶
(一)^ ab﹃現代物故者事典2000~2002﹄︵日外アソシエーツ、2003年︶p.534
(二)^ ﹁コーランと私﹂﹃世界の名著15コーラン﹄8頁